THE RAMPAGE 浦川翔平、エモい新橋を満喫?〈BUZZらないとイヤー! 第47回〉


真剣なまなざし。でもそのやり方は……

 早速、2階のモデラーズスクエアのスペースをお借りして組み立て。ミニ四駆サーキットもあり、先客のマシンがサーキットを軽快に走る音を聞きながらスタートです。

 はやる気持ちからか、パーツ全体をつなげているランナーから外すのに「手で取っちゃっても大丈夫ですか?」という翔平さんに、近藤さんはキリッと「取らないほうがいいです」。パーツがしっかりはめ込まれないといけないので、ニッパーの使用が必須なんだそう。

 パーツを外して組み立てる。当たり前ですが、それを繰り返す作業。「なるほど…あ、そういうことね」なんてつぶやきながら組みあげていきます。黙々と作業を続ける翔平さんを見ながら近藤さんは「モーターを中心に上下左右に対照的になっているものなので、右側を終わったら左側でも同じ作業をしますから、徐々に作業スピードが上がってきます」と、おすすめの理由を種明かしです。


説明書をちゃんと見るの大事


「一気に作っていくので、パーツはまず全部袋から出しちゃいましょう! 『ミニ四駆』のパーツの数だったら開けちゃった方がいいんです」という近藤さんのアドバイスに、翔平さんも「出しちゃおう! 出しちゃおう!」と加速します。

 が、少しずつ車の姿が見えてきたところで、「……やばい」と翔平さん。小さなパーツが床に落下。この日はすぐに見つかったものの、見失ったが最後、なかなか出てこないのがセオリーです。「そういう時って、もう一生探しますよね」とパーツを拾い上げます。この「やばい」は小さなことのように見えて大きなこと。パーツがなくなったら完成しません。


完成まであともう少し……! 焦りは禁物!

 この「やばい」が発生したのは作業に慣れてきたから?

「ここで作業する人は大概そうなんですけど、走っている音を聞いて早く走らせたいって焦ってきちゃうんですよね」と近藤さん。「来ていただいているのにこんなことを言うのもなんなんですけど、お店で買って、一度お家に帰って作ってから来たほうが本当はいいです。早くて格好いいのは大概そう。次は、ぜひそうしてください(笑)」

「今、まさにそれです。早く走らせたい!」という翔平さんを、近藤さんは「そこをグッと抑えて」とアドバイス。翔平さんは「忍耐力も必要だ」とピンセットを手にモーターに向きあい、ここはゆっくりと“乗せるだけ”。


近藤さんも絶賛(?)のピンセットさばき

 途中、奥までパーツがしっかりと入っていなかったというハプニングがあったものの近藤さんの助言で乗り越え、シャーシ(車体の基礎部分)の作業は大詰め。

 翔平さんは「いくつもの家具を組み立てて来た私のドライバー技術で!」と、ねじを締めていきます。「なんか没頭できる。こういう作業、大好物。いかがでしょう、先生?」


見よ、しょへのドライバー技術!

 ゴールが見え余裕も出てきたのか「慣れてくると部品をなくすんで……みなさん、気を付けてくださいね。鼻とかに入っちゃうとなくなるんですよー」と調子が出てきた翔平さんに、近藤さんは「(そのパーツは)穴が開いてるから呼吸は大丈夫なんですけど」。ジョークも飛び出す和やかな雰囲気に。


「よし、あと少しだっ!」

 そして最後のステッカーを貼る工程に突入。ただ近藤さんは一番大事なのはステッカーだと言います。というのも、出来の良さがここに出るからなんだとか。

「ここは手で行かせてもらいます!」と始めるも、「しわくちゃになってきた……一番難しいのはシールって本当ですね。組み立てじゃないわ……」と、翔平さん。真ん中から外に向かって、指のお腹を使う、角はマイナスドライバーやピンセットで、といった近藤さんのアシストで窓の部分を貼り、とりあえず完成ということに。「最初に手にしていた『ヒートエッジ』のシールの量はこの倍。大分端折ってもらうことになったかもしれません」と近藤さん。グッドジョブ!でした。

 
一旦完成。残りはお家で仕上げてください。

 そしていよいよサーキットへ。自分でイチから組み上げたマシンを走らせます。スイッチを入れ、耳元でモーターの音を確認すると「いってこい!」。心地良いモーター音ともに走り出しました。

「タミヤでは『ミニ四駆』を世界最小のモータースポーツと呼んでいます。文字通りモーターを使っていることもありますが、何よりも一人でレーシングチームを作れるからです。監督、メカニック、ドライバーを全部自分でできる」と、近藤さん。

 コースを周回するマシンを見つめながら、翔平さんは「ずっと見ていられるなあ……やっぱりスピードがちょっと足りないかなって思いますけど、コースアウトせずに走ってくれたし」と話しながら、サーキット走行をおかわりしていました。


ここのところずっと登場してる気がするSupremeのコラボトレーナー(とこのパンツのコーデ)。胸の「HRC」は本田レーシングチームのこと。企画内容とほぼ一致?