バスケットボール 天皇杯決勝『あの感覚』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

撮影/文章:西村尚己(2023年3月12日 第98回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会)
3月12日、東京・有明コロシアムで行われたバスケットボールの天皇杯決勝。
千葉ジェッツと琉球ゴールデンキングス。
Bリーグに所属する両雄が日本一の座を争った。
 
国内最高峰のスピードとテクニック、そしてパワー。
意地と意地がぶつかり合う激しい攻防。
地鳴りのような声援と拍手。
9千人を超えるファンで埋め尽くされた会場は異様な興奮と熱気に包まれた。
 
コートエンドのフォトポジションで冷静にカメラを構えていた私も
おのずと興奮が高まっていく。
同時にシャッターを押すテンポも加速していく。
コロナ前の心地よかった“あの感覚”が完全に蘇ってきた。
 
1時間47分の激闘を制したのは千葉ジェッツ。
あっという間の戦いであった。
できればもう少し長く撮りたかった。
興奮冷めやらぬまま、私は会場を後にした。
 
 
■カメラマンプロフィール
 
撮影:西村尚己
 
1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも
どうしてもプロの世界で挑戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる
作品づくりに励む。
 
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか
 
★インスタグラム★
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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