松谷綺がダウンを奪った上での判定勝ち。「自分はK-1のベルトを取るためにここに来た」【Krush】

麻央が右ストレート(撮影・須山杏)

麻央は「そろそろタイトル戦も」とアピール

 第7試合で行われた先鋒戦では麻央(K-1ジム心斎橋チームレパード)とファン・ソンリム(韓国/ANA GYM)と対戦し、麻央が3-0の判定勝ちを収めた。

 麻央は6戦5勝1敗という好成績を残しながらも一度は引退。昨年12月にKrush初参戦を果たすと、6年ぶりの復帰戦にもかかわらず女子フライ級戦線で活躍する真優を破り、今回の対抗戦に抜擢された。

 1R、両者、オーソドックスに構える。ともにローから。圧をかけてローからパンチのコンビネーションの麻央。麻央は右ロー、右ストレートで着実にダメージを与えていく。前蹴りで距離を取りたいソンリムだが、麻央の手は止まらない。麻央がバックブローをヒットするとソンリムもバックブローを返す。終盤、ソンリムも打ち返すが、麻央が手数で上回る。

 2R、ソンリムの蹴りに麻央が右ストレートを合わせる。ロー、ミドルを出すソンリムだが、麻央は構わず距離を詰めパンチの連打。麻央のローにソンリムの足が赤くはれてくる。そして麻央は左フックをヒット。蹴りを出すソンリムだが、麻央は打ち終わりにパンチをヒット。麻央の圧に下がる場面が目立つソンリム。麻央の前蹴りでバランスを崩すソンリム。