デビュー10周年のメモリアルマッチは山下が中島に残り7秒で勝利「中島という同期がいたから強くなれた」【東京女子プロレス】

11年目へ東京女子を牽引する2人が大会を締めくくった

 バックステージで山下は「強かった。と同時に、中島という同期がいたから強くなれたと思う。今日の試合で10年間、お互いどういうスタイルで歩んできたか見せられたと思う。これからのプロレス人生で今日は特別な日になった」と感慨深げ。残り7秒での決着については「ギリギリ。そんな簡単に決まるわけでもないから予想していたけど、引き分けは嫌なので」とキッパリ。10・9たま未来メッセでは瑞希の持つプリンセス・オブ・プリンセス王座への挑戦も控えている。「アメリカのベルトとイギリスのベルトも持っているし、増やせたら増やしたい。ベルトを獲っていろんなところで試合をしたい」と11年目に向けて野望を口にした。

 一方の中島は「引き分けに持ち込めるかなと思っていたけど最後の最後で粘り負けてしまった。今日は勝ち負けよりぶつかることを大事にしたので全力を出せたと思う」と清々しい表情。同じ2013年デビューで今年引退する赤井沙希の「枯れて朽ちていく花ではなく、美しいまま散る花でいたい」という名台詞を引用し「私は“枯れて土に還る腐葉土になるまでやってやる”というタイプ。私は腐葉土を目指す。長い道のりの中間なのか序盤なのか。そんな気持ちで見ててほしい」と11年目へ向け闘志をたぎらせた。

東京女子プロレス「TJPW INSPIRATION」(8月17日、東京・新木場1stRING)
◆第一試合 15分一本勝負
●原宿ぽむ(7分12秒、片エビ固め)桐生真弥○
※スパインバスター

◆第二試合 20分一本勝負
○赤井沙希&風城ハル&大久保琉那(12分7秒、片エビ固め)HIMAWARI●&凍雅&鈴木志乃
※新人賞

◆第三試合 20分一本勝負
○瑞希(9分47秒、アクアマリン)アイガー●

◆メインイベント デビュー10周年記念メモリアルマッチ 20分一本勝負
○山下実優(19分53秒、体固め)中島翔子●
※Skull kick
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