LIL LEAGUEらiCON Z生まれの4組が成長見せつける〈LDH LIVE-EXPO 2023②〉

KID PHENOMEN

 LDH JAPANに所属するアーティストが集合するイベント『LDH LIVE-EXPO 2023』が、2023年12月30・31日の2日間、東京有明アリーナで開催された。タイトルにEXPOと冠しているように、LDH JAPANが2023年に届けたライブエンタテイメントが集まった博覧会ともいえるイベントで、LDH JAPAN史上最大規模で行われたオーディション『iCON Z 2022 ~Dreams For Children~』から誕生したグループたちが、観客の熱い視線を一挙に集めてがエナジーに満ちたライブパフォーマンスを披露した。本記事はオフィシャルリポートを軸に構成したもの。

 今夏デビューを果たしたキドフェノことKID PHENOMEN、WOLF HOWL HARMONY、THE JET BOY BANGERZは2日とも出演した。 

 リーダーの夫松健介から順に自己紹介し、「めちゃめちゃ緊張するわ……(笑)」と口にしながらステージに歩み出したのは、『iCON Z』第二章で誕生した後、今年8月にメジャーデビューしたキドフェノ。2023年に出演して話題を呼んだ「THE FIRST TAKE」を想起させるスタンドマイクを使った演出で最新曲「存在証明」(TVアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』第二クールエンディングテーマ)を歌い始めた。遠藤翼空と山本光汰の艶のあるツインボーカルを軸に魅せた1番に続き、途中からはハンドマイクに持ち替えて、パンチの効いたラップやダンスで観客の心に自分たちの存在を刻んだ。デビュー曲「Wheelie」では“Boom Boom”とバイクをブンブン鳴らすキャッチーな振り付けで会場がひとつになった。

WOLF HOWL HARMONY

 同じオーディションから誕生した4人組 WOLF HOWL HARMONYは、ストロングポイントである音楽性や歌唱力を生かし、自身のパートをアカペラでスタート。静寂を切り開くように最年少のHIROTOがデビュー曲「Sweet Rain」を歌い始めると、GHEE、SUZUKI、RYOJIもそれぞれ歌いつなぐと、年上グループならではの人生経験が垣間見える歌声で観客を楽曲の世界にひき込んでいく。2曲目はニューシングルの表題曲「Frozen Butterfly」(2月14日発売)を初披露。スリリングな曲調で新たな一面を見せ、2024年への期待を煽って4人はステージを後にした。2日目の12月31日はGHEEの誕生日。バースデーボーイを祝う声も客席はもちろん、共演者からも上がっていた。

 

THE JET BOY BANGERZ

 ラストを飾ったのはTHE JET BOY BANGERZ。ボーカルの宇原雄飛が「TJBBのショーケース、Are you ready?」とあおり、名刺代わりのデビュー曲「Jettinʼ」を披露。宇原、エイロン、石川晃多というバリエーション豊かなスリーボーカルもさることながら、アウトロではパフォーマー全員がDリーガーとしても活躍しているTJBBならではの、アクロバットを交えたテクニカルなダンスパートで圧倒する。1月31日にリリースを控える最新EP『PHOTOGENIC』のリード曲も、シャッターを切るようなキャッチーな手振りで観客を巻き込み、リリース前と思えないほどの熱狂を生み出した。

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