デビュー戦で敗れた相手とのリベンジマッチに臨む若松佑弥がメンタル面を大改革。“こいつには負けたくない”から“俺は俺”へ【ONE】

メンタル面での大きな変化を口にした若松

 この心境に至ったことについては「日々の修行と、いろいろな人の話を聞いたり、自分が尊敬する人を見て“もっと自分はこうしないといけないな”というふうに徐々に変わっていった」と説明。

 その尊敬する人として、元フライ級キング・オブ・パンクラシストでONEにも参戦中の仙三、堀江登志幸トレーナーの名を挙げ「素晴らしい人たちを見て、そこから人間力を学んだ。あと、今、メンタルコーチをつけているんですが、その方のアドバイスだったり。そこを突き詰めていって、やっと成果が出てきたんじゃないかなと思っている。前は肉体ばかり鍛えていて、メンタル面はどうしても追い込んじゃったりしていたので、そこが変わった実感がある。メンタルコーチは前回の試合の前からついていたがまだまだだった。今回はメンタルコーチのおかげでだいぶ変わった。いかに自分が自分のことを分かって、肯定してあげられるか。自分を客観視できているし、もちろん他の人にも言われる。自分でも俯瞰してみたら変わったなと思う」などと語った。

 今回はエイワスポーツジムやFight Baseに出稽古に行き、吉成名高、朝陽・PKセンチャイムエタイジム、佐藤将光らと練習したのだが、出稽古の際の考え方についても「ちゃんと吸収できるというか、人を称えて“すごいな”と思えるようになった。前は“こいつには負けたくない”と稽古を競っていた。今は“俺は俺”と思えるようになって“すごいな”と思うことが意識できるようになった」と大きく変わったよう。