4月からは大分県パートナーシップ宣誓制度がスタート。SDGsジェンダー主流化に向けた取り組みを推進

「職場において、すべての人が性的指向・性自認に関して差別されることなく、安心安全な環境で、平等に働くことのできる環境が大切」と訴える加藤岳氏

 後半は、加藤氏が「自分がトランスジェンダーであることを職場に言おうか迷っていると同僚から相談されたら、どのような対応をとりますか?」という問いを投げかけ、参加者でペアワークを行った。ある参加者は「同僚のことを受け入れ、何を望んでいるのかを先ず聴きたいと思います」と答えた。これを受けて、加藤氏は「トランスジェンダーでも職場の悩みや要望は十人十色です。画一的な答えがあるわけではないため、それぞれのニーズを注意深く聴くことは非常に大切です」と答えた。

「セミナー後に、あなたはどのような行動をとりたいと思いますか?」という加藤氏の問いに対して「『妻』という言葉を『パートナー』という言葉に改めてみようと思った」、「労働組合事務所にレインボーフラッグを設置して相談しやすい環境を整えたいと思った」などの意見が出された。加藤氏は、「言葉遣い一つですが、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)で当事者を傷つけていることもあるかもしれず、大切な気づきだと思います。この他にも、レインボーグッズを身につけたり、LGBTQ団体に寄付をして応援することなどもできます」と付け加え、埼玉県で発行している企業向けハンドブック~LGBTQが働きやすい職場づくりのために~」を参加者の行動のヒントになるようにと配布した。

 出席した参加者からは、「すべての人が幸せと感じる社会になってほしい」、「性がグラデーションであるという概念は新たな気づきであった」、「私たち一人ひとりが性の多様性を尊重し理解を深め、少しずつでも理解が広がる活動を始めることが必要だ」などの感想が寄せられた。

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