札幌大会でケラモフvs木村柊也、堀江圭功vs西川大和【RIZIN LANDMARK 11】

札幌大会への参戦が発表された堀江圭功(左)と木村柊也(右)

 RIZINの2度目の札幌大会となる「RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO」(北海道・札幌/真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の第1弾対戦カードが5月4日、「RIZIN男祭り」(東京・東京ドーム)のリング上で発表された。

 元RIZINフェザー級王者のヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)が昨年大晦日以来の参戦を果たし木村柊也(BRAVE)と対戦する。

 ケラモフは2023年7月に「超RIZIN.2」で行われた王座決定戦で朝倉未来に1Rで一本勝ちを収めフェザー級王座を獲得。11月に自国で開催された「RIZIN LANDMARK 7」で鈴木千裕を相手に初防衛戦に臨むも1RでKO負けを喫し王座陥落。同大会で起きたトラブルが原因で拘留されていたが、嫌疑が晴れ、拘留が解けたことから昨年11月の名古屋大会で約1年ぶりにRIZIN出場を果たし、摩嶋一整に1R28秒で秒殺KO勝ちを収めた。その勢いを駆って大晦日には階級を上げてライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザに挑戦。テイクダウンしトップを取るもサトシの三角絞めにタップ、無念の1R一本負けで2階級制覇とはならなかった。

 木村は全日本拳法個人選手権大会で最年少の18歳、大学1年生での優勝を果たすなど日本拳法で輝かしい実績を誇り、2023年12月にプロデビュー。GLADIATOR、GRACHANで4戦4勝(4KO)と白星を重ね今年3月の香川大会でRIZIN初参戦。柔術の2019年の全日本柔術選手権優勝者の横山武司との究極の「寝技vs打撃」の一戦で1Rに一撃の右フックでKO勝ちを収めている。

 木村はリングに上がると「6月、ケラモフ選手と戦うことになりました。このカードが発表されて皆さん、どう思われているか分からないですけど、自分は1ミリも負ける気はしないんで、今回も倒しに行きます。応援よろしくお願いします」と語った。

 また堀江圭功(ALLIANCE)vs 西川大和(西川道場)の一戦も合わせて発表された。

 堀江はパンクラス、UFCを経て2021年3月にRIZINに初参戦すると関鉄矢、佐々木憂流迦、中田大貴を相手に3連勝。ケガでの長期戦線離脱から1年半ぶりの復帰戦となった2023年4月にケラモフにスタンドからのリアネイキッドチョークを極められ連勝がストップ。ライト級に転向しその初戦となった同年9月にスパイク・カーライルに判定勝利。昨年2月には地元・九州(佐賀)でのメインイベントでルイス・グスタボと大激闘を演じ、判定負けながら打撃の真っ向勝負が高く評価された。今回はそれ以来の再起戦となる。

 北海道出身の西川は2015年5月に地元のPFCで、小学生でプロデビュー。韓国のTOP FC 、GRACHANやFighting Nexusでキャリアを積み、立ち技でも2019年に元SB王者・坂本優起に判定勝利。2020年5月より修斗に参戦し5連勝で2021年9月にライト級王者川名TENCHO雄生への挑戦にこぎつけるとTKO勝利を収め修斗史上最年少の18歳で世界王者となった。2023年4月よりPFLライト級レギュラーシーズンに参戦するも、2連敗でプレーオフ進出を逃した。タイで研鑽を積み昨年6月には現地のムエタイ戦に勝利。12月には初参戦のDEEPで宇佐美正パトリックに2-1で判定勝ちを収めている。

 この日は堀江がリング上から「前回の試合から1年以上、時間が空いたんですが、たまるもんもたまってるんで、しっかり暴れて北海道大会を盛り上げたいと思います」と語った。

「RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO」(6月14日、札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
〈5月4日発表のカード〉
◆RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)vs 木村柊也(BRAVE)

◆RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)
堀江圭功(ALLIANCE)vs 西川大和(西川道場)