八須拳太郎が三富兜翔から直接タップを奪い師匠超え。田中将斗にはZERO1「火祭り」への出場を直訴【PPPTOKYO】

フロントチョークで絞り上げる(撮影・蔦野裕)

 最後は大門寺が田中を場外に蹴散らし、リング上は三富と八須の一騎打ち。三富のラリアットを食らいながらも八須はフロントチョークにとらえる。なんとか脱出しようと動く三富だったが、八須は両足でガッチリ三富のボディーをロック。三富はタップするしかなかった。

 試合後のマイクで八須は「三富さん。今日は試合をしていただきありがとうございました。田中さん、ありがとうございました。ZERO1やノアを辞めたりして俺はプロレスラーの道をあきらめていました。三富さんがいなかったら俺はプロレスラーにはなれていなかったです。感謝しています」と頭を下げた。

 そして田中にも「田中さんもZERO1を夜逃げしたこの俺と仲良くしたり、ZERO1に呼んでいただいたり、ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた上で「でも今日、俺は三富さんからギブアップを取りましたが、田中さん、あなたからはまだ3カウントを取ってないですよね。そういう意味でまだ田中さんを越えられていません。そこで今度、ZERO1で火祭りというイベントがありますので、この僕を出場させてください。お願いします」とZERO1の伝統のリーグ戦「火祭り」への参戦を直訴した。