韓国・全州レポート!全州国際映画祭&全州舞台の新ドラマ、ビビンバ発祥の地の絶品ビビンバ

全州市完山区の全州映画通り一帯で開催された「全州国際映画祭」(筆者撮影)
新作では、ゲイの脱北者青年の友情や葛藤を描いた『3670(原題)』(25)が良質なドラマ作品で、韓国映画のコンペティション部門で4冠に輝いた。在日韓国人女性とその家族のアイデンティティーを巡るドキュメンタリー映画『Shiso(原題)』(25)や、アイルランドのフォーク・ホラー『Fréwaka(原題)』(24)、昨年のカンヌで上映されたアデル・エグザルホプロス主演のフランスの壮大なラヴストーリー『Beating Hearts(原題)』(24)も印象に残った。日本映画では『グランドメゾン・パリ』や『ザ・ゲスイドウズ』がメイン会場で上映され好評を博していた。
TVドラマでは、カン・ハヌル(「イカゲーム」)が大手食品会社の御曹司を演じ、コ・ミンシ(「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」)が個性的なシェフを演じる、全州を舞台に「食」を題材にしたグルメなラヴストーリー「隠し味にはロマンス(原題:당신의 맛)の最初の2話がプレミア上映された(Netflixで5月12日より配信中)。今、旬な2人の主演俳優の掛け合いが絶妙で見事なケミストリーを生み出しており、軽快でコミカルで、今後の展開が気になる作品だった。上映後は劇中で準主役の一流シェフを演じているホン・ファヨンと、パク・ダンヒ監督が登壇し40分間のQ&Aが行われた。
