王者ヨードクンポンが100gオーバーで王座はく奪。挑戦者の稲垣柊「日本人最後の砦として僕が王者になる」【K-1】

勝利への自身を口にした稲垣
稲垣は、K-1とKrushで11連勝した後、昨年9月のトーナメント1回戦でレニー・ブラジをKO。準決勝ではトーマス・アギーレを撃破。決勝はヨードクンポンに敗れ、K-1王者まであと一歩だった。今年2月には佐々木大蔵から判定勝ちを収め、今回、ヨードクンポンの持つ王座への挑戦を実現させた。
計量後に行われた会見でヨードクンポンは「今回、計量をクリアできず、明日の試合を準備してくださったK-1関係者の皆様、サポートしてくださっている会長、そしてジムの皆様、そして何よりも今回のために準備してくださった対戦者の稲垣選手、今回は本当に申し訳ありませんでした。あと少しのところで落とし切れず、申し訳なく思っています。ただ、明日はその中でも全力を出し切りたいと思います」と謝罪の言葉を述べた。
稲垣は「KrushとK-1のベルトを獲って、僕が65kgの顔になります。相手に対する印象は何もないです」と語った。今大会の3つのタイトル戦の中に日本人選手は唯一人という状況には「正直、最初決まった時は怖かったんですけど、練習を重ねて今はもうワクワクしかないので、日本人最後の砦として僕がチャンピオンになりたいと思っています。日本は稲垣柊に任せていればいいと思ってもらえるように最高の試合をします」と決意を述べた。