石井和義館長がK-1世界展開の成功に向け「非バイオレンス」「ランキング制の導入」「ナショナリズムの喚起」の3つのポイントを指摘【K-1】

石井館長が思うK-1の世界展開成功のカギについては「僕個人の考え方」と断ったうえで「やっぱりK-1は国際的なファイティングスポーツとして広がっていくべきだと思う。ビザやマスターズ、トヨタ、ベンツ、ポルシェとかそのようなメジャーな企業が応援したいと思うファイティングスポーツになれるのはK-1だけ。バイオレンスのほうに行くとその時は面白いかもしれませんけど、世界的なスポーツ、子供に見せたいなというスポーツにはなりにくい。唯一、K-1がその可能性を持っているファイティングスポーツだと思っています。だから、方向性を間違えないようにしてほしい。 オープンフィンガーグローブは、それはそれで面白いかもしれないけれど、あくまでも世界的なファイティングスポーツとしてやる以上はきちっとグローブをつけてやるべきだと思う。グローブのオンスは綿の重さだから、いくらでも小さくできるので、よりエキサイティングなスポーツにするにはグローブを小さくすればいいだけの話。むしろK-1はアメフットとかラグビーではなくてサッカーを目指したほうがいいと思う。オープンフィンガーにしたら、よりバイオレンスになっていく。そうなるとMMAに勝てるわけがない。しかし、ボクシングは面白いでしょ? K-1はボクシング以上のいわゆるスタンディングバウト、打つ蹴るのスポーツにしていく。そこを間違えないようにしていけば、間違いなく世界のファイティングスポーツになります。そうするとボクシング以上の大きなお金が集まってきます。志を持って大きなお金をつかんでください」と非バイオレンス化、すなわちK-1のクリーンなスポーツ化をまず挙げた。