FANTASTICS、たまアリ3デイズ駆け抜けた!「必ずアリーナツアーで会おうな」

ライブの前に囲み取材が行われ、世界、八木、中島がインタビューに対応した。以下はその様子。
――今回のさいたまスーパーアリーナ公演3dsysはグループ史上最大規模のライブですが、2日間やってみて手応えは?
世界:3日間とも冒頭のセットリストが異なり、蓋を開けてみるまでどうなるか分からない状況で初日を迎えました。僕らがスタンバイしている時にファンの皆さんの声が風になるっていうのを聞いていたんですけど、FANTAROの皆さんの声援のおかげで初日も自信を持ってステージに立つことができました。次のアリーナツアー『FANTASTICS LIVE TOUR 2025“BUTTERFLY EFFECT” -FLY WITH YOU-』に繋がるアイディアも本番中に浮かんできたりもしました。
八木:今回3日間の公演ではファンの人たちの声が自分たちの力になっているのを演出に取り入れたことにより、改めてその事実を実感することができました。あと、ライトスティックも登場して、色が変わるとすごく華やかなステージになるので、ファンの人たちも楽しんでもらえているなと思いますし、そんな楽しんでいるファンの人を見て僕たちもすごく楽しくライブができました。
中島:今回みたいに1日しかやらない曲もばっかっていうのは、これまでのLDHでもなかったと思うし、新しい試みやチャレンジをたくさんさせてもらいました。また僕たちのためにスタッフさんも深夜まで調整してくださったりなど、改めて支えて頂いているのを感じました。最初のファンタの単独公演の時は曲が足りないから、演技も取り入れたこともあったんですが、今はこうして全日程盛り上がれる曲が増えてたのもすごく嬉しいことだし、まだやれてない曲もいっぱいあるので、これからさらにアリーナツアーが楽しみになりました。
――今回の3days公演は『CRAWLING BUTTERFLY』『SILENT BUTTERFLY』『RISING BUTTERFLY』とそれぞれ公演タイトルが違いますが、これに込めた意味は?
世界:直訳すると幼虫・蛹・成虫って意味もあるんですけど、ファンの皆さんと一緒に新しい未来に飛んでいくっていうところからつけました。その中に過去・現在・未来みたいな裏テーマも込めて、このタイトルになっています。
――特にステージでこだわった点は?
八木:今回ファンタの単独公演としてはトロッコを使った構成もあって、遠くの席のファンの人たちも、近くで顔を見れる時間がふんだんに設けられています。ステージ構成も、全方位満遍なくパフォーマンスが届けられるんじゃないのかなと思います。
――今回の3日間の公演を経て、次のアリーナツアーにどう活かしていきたいですか?
中島:この3日間のセットリストを決めるリハーサルが本当に大変でした。みんなのアイディアがどんどん出てきて、会議中にアリーナツアーでもっとしたいことがあるなとか、ここ(さいたまスーパーアリーナ3days)で終わりじゃなく、絶対に次に繋がっていくようなイメージができていました。スタッフさんへの安心感もあり、アリーナツアーはもっと挑戦してもいいのかなっていうのは思います。
――今回の3日間はアリーナツアーの前哨戦みたいな位置付けで大丈夫ですか?
中島:そうです。アリーナツアーに向けてここ(さいたまスーパーアリーナ公演)に来てもらい、そのまま勢いのまま『FANTASTICS LIVE TOUR 2025“BUTTERFLY EFFECT” -FLY WITH YOU-』に連れていくイメージで作っています。
――今後のアリーナツアーに向けての夢はありますか?
世界:蝶々が今日ライブで飛んでいくので、飛んでいく先がドームだといいなと思います。2020年にもアリーナツアーを発表したんですけど、それは中止になって。「Time Camera」とか「Tumbling Dice」とかデビューしてすぐの曲はその頃のアリーナツアーでやる予定でしたが、今回FANTASTICSとして最大規模となるさいたまスーパーアリーナ公演でバンドと一緒にやらせてもらえました。これからはもっと大きなステージや、まだ行けてないエリアにもいきたいです。
――アンコールの演出で仮面ライダーガヴたちも来ます。世界さんと中島さんは映画『仮面ライダーガヴ お菓子の家の 侵略者』に出演されますが、ステージでコラボできることをどう思いますか?
中島:リハーサルだけでもテンションが上がりました。今回は映画に出演し、主題歌も担当させてもらえて、色んな世代の方に知っていただくきっかけをもらえたことを光栄に思います。ファンの皆さんも一緒に仮面ライダーガヴと一緒にいるところを初めて見ると思うので、僕たちも気合が入っています。仮面ライダーガヴの圧倒的オーラに負けない熱量でパフォーマンスしていきます。
――世界さんは映画で変身すると聞いてます。
世界:変身しますし、敵です(笑)。
中島:世界さんは絶対に似合う。
――変身できる嬉しさはありますか?
世界:めちゃめちゃありますね。東映の特撮作品が大好きだったので、現場に入らせてもらって(特撮を撮ってる)スタッフさんたちと仕事できたっていうのがまず嬉しかったですし、主題歌決定の時はもちろん、ファンタから4人も出させて頂けて。僕に関しては変身までさせてもらえるっていうのは、全く思ってなかったので言ってみるもんだなと思いました。
中島:通行人とかの感じて出させてもらえるなかなと思っていたら、まさかあんなにも出させてもらえるなんて(笑)。
世界:「ボスですか?僕」みたいな。「いいんですか?」ってなりました。だから今日はどういう気持ちで「Candy Blaze」やろうかなと思っています。公開される前でギリ良かったなと思います。公開された後だと僕踊っても応援されないと思うので(笑)。
――八木さんは様々なドラマで活動されていますが、個人の活動がグループに還元されることについてどうお考えですか?
八木:個人活動をする上で、僕の母体であるファンタを応援してくれる方の分母を増やすのを1番の目標としてやっているので、メンバーが、それぞれの個人活動にチャレンジしているのは僕自身刺激になります。『仮面ライダーガヴ』に関しては、僕は出演していませんが、出演しているメンバーの話を聞くとすごくワクワクしますし。僕も劇場に足を運びたいなと思います。
(取材と文・近藤加奈子)