渡辺未詩が中島翔子との死闘制し「東京プリンセスカップ」決勝進出。8・23後楽園で遠藤有栖と新世代対決へ【TJPW】

決勝で対戦する遠藤(左)と渡辺

 バックステージで渡辺は「中島さんに勝ちました。 これだけ分かり合っている気がしていたんですけど、こんだけ戦って、ほぼ毎日ずっと一緒にいるので。それでもまだ引き出しがあって、知らない顔があってっていうのを今日実感しました。これだけいろんなところ痛くなって。でもそれが逆に私のなかでどんどん気持ちが強くなっていって。私はベスト4に入るの自体が3年前の(坂崎)ユカさんと(決勝で)戦った時以来で、それ以来の決勝進出になります。私は絶対に、私が決勝まで進んだ年に新しくなった、あのプリンセスの称号であるピンクのトロフィーを手にできるように絶対に後楽園、有栖に負けません。頑張ります!」と優勝宣言。対戦相手の遠藤について「有栖は(ハイパー)ミサヲさん、山下(実優)さん、荒井を倒した。デビューしたての頃とかは、シングルで勝てないって、ずっと言ってる印象があったんですけど。でも私のなかで有栖って、本当はすごいシングルでも強いし、いつだって勝ててたと思うんですよ。遠藤有栖って、めちゃくちゃ強いんですよ。今回どの気持ちで有栖がいるのかが楽しみだし、私は今めちゃくちゃ気持ちが強い状態になっているので、絶対に優勝したいと思います」と警戒心を強めながらも、初制覇を期した。
 
 かたや、10年ぶりの優勝がならなかった中島は「偶然か分からないんですけど、デビュー12周年の日で。このタイミングでトーナメント準決勝、しかも未詩と試合っていうのは運命だと思いました。今ベルトを2本巻いてる。瑞希にも勝った。このタイミングで優勝しないでいつするんだって、本当に強く思ってたので。悔しいですね。悔しいけど出し惜しみはしませんでした。なので、今日だからこそ言えることがあるんですけど、13年目もまだ志半ばなので、これからも頑張っていきたいなと思いました」と前を向いた。

東京女子プロレス「東京プリンセスカップ」(8月17日、大阪・エディオンアリーナ大阪第2競技場)
◆第1試合 20分1本勝負
上福ゆき&○上原わかな(9分3秒、バナナ・ピロー)キラ・サマー&七瀬千花●
 
◆第2試合 3WAYマッチ 20分1本勝負
○桐生真弥 vs HIMAWARI vs 小夏れん●
(7分46秒、逆エビ固め)
 
◆第3試合 20分1本勝負
○伊藤麻希&鈴木志乃(10分57秒、伊藤デラックス)風城ハル&高見汐珠●
 
◆第4試合 20分1本勝負
○瑞希&らく&原宿ぽむ(10分59秒、片エビ固め)ハイパーミサヲ&凍雅●&芦田美歩
※ダイビング・フットスタンプ
 
◆第5試合 20分1本勝負
山下実優&●鳥喰かや(11分14秒、片エビ固め)辰巳リカ&愛野ユキ○
※ヴィーナスDDT
 
◆セミファイナル トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負
●荒井優希(14分40秒、片エビ固め)遠藤有栖○
※什の掟
 
◆メインイベント トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負
●中島翔子(24分40秒、片エビ固め)渡辺未詩○
※ティアドロップ
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