上遠野寧吾が東虎之介との激闘制しフライ級王座決定トーナメント準決勝進出。対戦相手の海凪は昨年8月のリベンジ誓う【Krush】

有馬(左)と海凪のパンチが交錯(撮影・上岸卓史)

 1回戦第3試合では有馬大翔(SHINE SPORTS CLUB)と海凪(RAUSU GYM)が対戦した。この試合は前日計量で300gオーバーで規定体重の−51kgをクリアできず、トーナメント規定に基づき海凪が勝者扱いとして10月25日に行われる準決勝に駒を進めた。試合については有馬は第1R、減点1から試合開始、グローブハンデは海凪が不要としたためともに6オンス着用、有馬はファイトマネー20%没収でそのまま海凪に支払われる、海凪が勝利した場合のみ公式記録となり、それ以外の結果の時はすべて無効試合となるルールで行われた。

 海凪はプロ戦績7戦4勝(1KO)3敗で前戦では大久保に判定負けを喫している。有馬はプロ戦績11戦5勝(1KO)5敗1分も直近は2連勝中だった。

 1R、オーソドックスの有馬とサウスポーの海凪。有馬はスイッチを繰り返し、サイドキック。海凪は圧をかけてワンツー。有馬は蹴りを出すが打ち終わりに海凪は踏み込んでパンチを連打。有馬は左カーフ。海凪は前に出てパンチを連打。ロープに詰めて右ボディー、左フック。有馬は変則的な蹴りを出していく。圧をかける海凪に有馬はカウンターで左フック。有馬はサウスポーから左カーフ。海凪はワンツー、ヒザをボディーに。

 2R、有馬はサウスポーに構える。有馬は右ボディー。海凪は圧をかけて詰めるとパンチの連打、そしてボディーにヒザ。有馬はカーフ、ミドル。海凪は押し返しパンチ。有馬は左ボディーも海凪の突進は止められない。海凪はコーナーに詰めて左ストレート、ヒザ。パンチを打ち返す有馬だが、海凪は下がらず打ち返す。有馬は左フックも海凪はすぐに打ち返す。有馬は右ハイも組み止める海凪。互いにパンチを出す中、ラウンド終了。