m-flo、TERIYAKI BOYZら、8組のアーティストがサマソニで真夜中の宴

courtesy of SUMMER SONIC 2025

 TERIYAKI BOYZ®からバトンを受け取ったm-floの演目は「prism」からスタート。「ぶっ飛んでるくらいが、ちょうどいいよ!、ねぇそうでしょ?」(LISA)、「幕張の皆さん、調子はどうですか?」(VERBAL)とステージから問いかける声を聞いて、自然と観客の歓声も大きくなる。「gET oN!」では☆Taku Takahashiがマイクを握り、LISAがDJブースへ。一際歓声が大きくなった「MINMI Lotta Love」では「歌える人だけ歌ってください!」とシャウトするVERBALの声が、ベテランならではの観客への信頼を感じさせた。

 サプライズで登場したMINAMI(CREAM)を客演に迎えた「All I Want Is You」や、eillを迎えた「EKO EKO」、そしてeillを残したままのステージに向井太一を迎えた新“♡(loves)”プロジェクト第一弾の「tell me tell me」など、次々に豪華ゲストが登場する舞台上は、見飽きることなくカラフルに色を変えていく。

 そこに、「僕が一緒に音楽作ってるアーティストを呼んでいいですか?」と☆Takuが問いかけると、いつものセットと違う展開が。VERBALとLISAはステージを離れ、呼び込みに応じるように登場したのはyamaだった。このサプライズ展開に観客も大きな歓声で応え、m-floサウンドに乗せた「春を告げる」(yama)を歌う。さらに、「もう一人友達を呼びたいんですけど、夏っぽい曲を。Aile The Shota!」と登場したスペシャルゲスト Aile The Shotaは、6月にリリースした新曲「向日葵花火」で夏の夜をあたたかくじんわりと彩っていく。最後のゲストには、テレビアニメ『New PANTY & STOCKING with GARTERBELT』(TOKYO MX)のエンディングテーマ曲「Reckless」にフューチャリングで参加しているAdee-A.を迎えた。

「Let’s do it, DJ Taku!」とのVERBALの合図にビートをドロップするのは代表曲「come again」。『MIDNIGHT SONIC curated by m-flo』の観客でこの曲で沸かない人はいないだろうという鉄板の一曲にこの日一番の歓声が上がる。いつの時代も〈フロアを熱く響かせて〉踊らせるこの曲は、この日も例に違わず、そこにいた人々のハンドウェーブに拍車をかけていた。ラストナンバーは8月6日にリリースされたばかりの新曲「ELUSIVE」(m-flo loves n-choco)。2020年リリースの「tell me tell me」以来、約5年ぶりにLISAが参加した本楽曲は、小気味良いトラックに乗せたメロウな歌声が、日付をまたいでから1時間が経過した幕張メッセをゆったりと包む。