8・31後楽園でKO-D無差別級王座に挑む上野勇希が壮大な夢「DDTの頂点が高くなったところでタケ(TAKESHITA)と試合するのも一つの夢」【DDT】

30日は樋口(左)に秋山が挑戦

 上野にとっては、前日にならないと対戦相手が決まらない事態となるが、ふだんのタイトル戦のときとの気持ちの違いを問われると「考え方の問題で、ベルトへの向き合い方が違った。自分がどう思うか、何をしたいのかを考えてるのが大きな違いで。実際タイトルマッチ2連戦をすることになる2人より僕のほうが体力に余力がある。そこに関しては僕自身にはチャンス。むしろいつも通り、いつも以上に。2人がどれだけ激しく戦っていようが、どんな状況になっていようが、自分のやりたいことへの気持ちをもってやるんだという準備になります」とコメント。

 樋口はシングルマッチで秋山に勝ったこともあるが、それでも4年前のタイトル戦での敗退での悔しい気持ちが強いことに関して「何回かは勝ってますけど、タイトル戦では勝ってないので特別な思いがあります」と述べた。現在「いつでもどこでも挑戦権」を保持している選手が4名(平田一喜、佐藤大地、岡谷英樹、高尾蒼馬)おり、ビッグマッチ2連戦のなかで行使される可能性もあるが「来たら来たで何も考えてません」と泰然自若。前回の戴冠時はKO-D無差別級王者として、両国国技館のメインイベントの舞台に立つことが叶わなかっただけに、11・3両国に向け「(王者として臨むという)モチベーションになってます」と言い切った。

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