“事実上の決勝”でオウヤン・フェンがカスペル・ムシンスキに2-0の際どい判定勝ち。ムシンスキは「こんな判定がこんな大きな舞台で起きるとは…」【K-1】

フェンの右ロー(撮影・三田春樹)
試合後のマイクでフェンは「今回、MAX開幕戦に勝ち残ってうれしい。チーム一丸となってやってきたことが、勝利につながったと思います。ムシンスキ選手は強かったです。これから決勝へ向けて頑張っていきます。相手は誰でも構いません。8名はみんな世界レベル。誰とやっても構いません。これから11月の決勝へ向けて盛り上げていきます」と語った。
試合後の会見でムシンスキは「第1R、第2Rは自分が取ったと考えていますが、唯一第3Rだけは取れなかった。この結果にはあまり納得はしていません。彼が強いが、今日に関しては自分が勝っていると思っています。こんなジャッジがこのような大きな舞台で起きるということは予想していなかった」と憮然とした表情を見せた。
一方、フェンは「1Rは自分のリズムをうまく見出すことができなかったが、2Rと3Rは自分のリズムを取り戻して相手を的確に攻められたと思っている。ムシンスキ選手はとても強い選手。ただ、自分自身は強いファイターと試合をすることを求めているので、相手にとって不足はなかったと思う。弱点を見出すことができたので勝つことができた」などと試合を振り返った。