10月3日開業の新アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」で開業記念式典 小池都知事「このチャンスを捉えて、さらなる賑わいを」

10月3日に開業するお台場の新アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」の開業記念式典が9月15日、同所で行われ、小池百合子都知事、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットリーグの島田慎二代表理事CEO、トヨタ自動車株式会社の豊田章男代表取締役会長、トヨタアルバルク東京株式会社の林邦彦代表取締役社長、室伏広治スポーツ庁長官、バスケットボール「B.LEAGUE」アルバルク東京のザック・バランスキー、車椅子バスケットボールの財満いずみ、プロダンスリーグ「D.LEAGUE」CyberAgent LegitのTAKUMIが出席、関係者やアルバルク東京のファンが見守る中、テープカットセレモニーを行った。
真新しいアリーナのバスケットコートに立った林代表取締役社長は、B.LEAGUEのスタートから9年間、アルバルク東京が国立代々木競技場第二体育館をホームアリーナとしながらも会場の確保が困難で10カ所のアリーナでホームゲームを開催してきたことを振り返り、ようやくできた“我がホームアリーナ”への思いや、TOYOTA ARENA TOKYOが幅広い意見を取り入れて計画され完成したアリーナであることをアピール。そして「企画と運営と新たなテクノロジーを積極的に取り込み、時間を経ることに進化していけるように、常にアップデートされた魅力のある場所として、次世代のあこがれの場所にしていきたい」と力を込めた。
バスケットボールコートを360度客席が囲むオーバル型のアリーナで、スポーツ観戦時には約1万人、音楽ライブなどでは約8000人を動員する。コートの上には巨大なハングビジョンが下がり、スタンド上層と下層にぐるっと巡らされた2本のリボンビジョンは日本初。サイズは実寸の自動車も映し出せるそうで国内最大の大きさだという。

テープカットには豊田会長も出席。新アリーナの感想を聞かれると「選手だったらすごいプレッシャーを感じるだろうなと思いますね。こんなとこで負けられないでしょう? ホームなんだし。来年はホームでの勝率をよく見たい」とニヤリ。それを近くで聞いていたアルバルク東京のザック・バランスキーは苦い表情だった。
島田チェアマンは、プロバスケットリーグ「B.LEAGUE」の誕生が2015年9月15日で、10年目の特別な日に開幕記念式典が行われることを「感慨深く感じている」とかみしめ、「B.LEAGUEは、このアリーナと共に新しい歴史を刻んでいきます。アルバルク東京がメインとなり、多くのゲームや多くのスポーツ、そしてエンターテイメントを誘致しながら、東京の盛り上げに一役を買っていくことになると思います」。そして「日本にとってシンボリックな存在になることを心から祈念します」とまとめた。