元プロサッカー選手の水内猛氏らが子どもたちに夢を実現させるために「続けていくことが大事」「目の前のできることに全力」などとメッセージ

今年はあしざるFCも参加(撮影・蔦野裕)
陸上では秋本氏が速く走るための3つのポイントを指導。それは「真っ直ぐな姿勢」「腕振り」「足の動かし方」というもの。秋本氏は「地面にパワーを伝えるためには頭から棒が刺さっているイメージを持つ」「腕は左右にぶれないように」「かかとから着地するとスピードがつかない」と具体的で分かりやすい言葉で子どもたちに速く走るコツを伝授した。
ラグビーでは堀越氏がラグビーボールを持ちながら、走る、パスをするといった基本的な動きから始まり、徐々にさまざまなルールを設けてパス&ラン。ラグビー初体験でうまくできない子どもたちには、なぜうまくできなかったのかをチームでミーティングをして自分たちで答えを見出させる作業も。この作業によって子どもたちはチームワークの醸成や自分の頭で考えるという作業を自然に体験することとなった。
また、2015年から昨年までは浦和駒場スタジアムで開催していたのだが、今年は埼玉スタジアム2002の第2グラウンドを使用。課外授業後には普段、プロサッカー選手が使用しているロッカールーム、ウオーミングアップスペース、そして試合時に選手たちが待機するスペースからグラウンドに登場するトルシエ階段と呼ばれる階段を回るミニツアーも行われ、普段は立ち入ることのできない場所に未来のプロサッカー選手たちは目を輝かせていた。