元プロサッカー選手の水内猛氏らが子どもたちに夢を実現させるために「続けていくことが大事」「目の前のできることに全力」などとメッセージ

秋本氏が走り方教室(撮影・蔦野裕)

 閉会式では今日の先生たちが子どもたちにメッセージ。

 秋本氏は自身はオリンピックや世界陸上に出場するといった夢を叶えられないまま現役を引退したこと、その後、スプリントコーチという職業を自身で考えだし、今はその職業を日本のスポーツ界、ひいては世界のプロスポーツ界に根差すことを目標としてることを語ったうえで「ちょっと残酷なんですけど、一生懸命頑張れば夢が叶うかというとそうじゃない。頑張り方が大事。ただ何も考えずに毎日毎日努力していると、たぶん夢は叶わない。何が大事か、何がポイントなのかということをちょっとでもいいので、考える習慣、考える努力をするだけで全然普段の練習の内容とかも変わってくる。ぜひそのコーチやアシストを親御さんたちにやってほしい。子どもたちの夢の達成には家族全員の協力が必要だと僕は思っているので、ぜひこの夢の課外授業をきっかけに、ちょっとでもこの夢に対して、一人一人が強い思いを持って頑張ってくれるように心から陰ながら応援しています」と子どもたちばかりではなく、父兄にも訴えた。

 堀越氏は自身がラグビー日本代表になりワールドカップに2度出場したことについて「とにかく毎日毎日一生懸命トレーニングをしたり、先輩たちに負けないように、同級生に負けないようにと一生懸命やっているうちに周りの人がそれを認めてくれて、サポートしてもらって、代表になることができた」と振り返ったうえで「人それぞれいろんな方法があると思う。自分のやり方をしっかり見つけて、夢に向かってもらいたい。みんなもいろいろなことがあって大変だと思いますけど、今を頑張ってください」とアドバイス。

「あしざるFC」ののぶくんはフットサルを日本一のスポーツにすることをスローガンに「あしざるFC」を始めたこと、始めた時から代々木第一体育館を1万人の観客で満員にする目標を掲げていることを明かし、無謀とも思える大きな目標を達成するためには「そこに向かって何をしなければいけないかを分解して頑張ってやっていく。いきなり1万人は難しい。だから今、目の前の自分ができることを全力で頑張ることを心掛けている。例えば1万人の会場を満員にしなければいけなかったら、その前に5000人の会場を満員にしなければいけない。そういうことをもっと分解していった時に“目の前の人を全力で楽しませる”っていうことがすごい大事だなって思っている。だからまず大きな目標を掲げて、そこに対して自分が今何ができるんだろうなみたいなことを、少しずつ小さな成功体験を積み重ねていけば 最終的にたどり着けるというところがある。そのために続けていくためには楽しむっていう気持ちめちゃくちゃ大事。みんなもいろいろな習い事とかやったりしてると思うんですけど、まず目の前のできることに全力で取り組んで、その上で楽しむっていうことを忘れずにやっていけばきっと大きな夢を叶えることができると思っているので みんなもそういうことを意識して頑張ってもらえれば」とエールを贈った。