デビュー15周年の三代目JSB「雨が止めば、虹がかかります」念願の単独スタジアムライブに2日間で10万人

 そしてPERFORMERコーナーがスタート。ELLYの「ブチ上がれるかい!」という声かけを皮切りに、アウトサイダーなモード全開なユニゾンナンバーを展開。そこからまずNAOTOが捉えどころのないスタイルを見せて撃ち抜いていく。『要!』ではおなじみの大きな手も登場し会場を1つに。続く小林は刀を使った武士的なパフォーマンス。『S.A.K.U.R.A.』に合わせ季節外れの桜吹雪が吹き荒れる。最後にはギタープレイも見せ観客を引き込んだ。ELLYは海外ドラマにありそうなワンシーンから始まり、「マジでヤバいですね!」と観客とコミュニケーションを取りながら、スタジアムを巨大なクラブへと変えて盛り上げた。そしてまた5人となり、女性ダンサーと共にムーディーな空気を充満させるダンスを見せた後、岩田が闘争心満点のドSモードで会場を煽る。その姿はバトルで成り上がっていくラッパーのよう。その強い言葉の弾丸からは決して15年間順風満帆ではなく、ここまで本気で戦ってきたことが伝わってきた。最後に山下メインステージにハーレーダビットソンで登場!サポートダンサーと一体となったダンスは本能をビリビリと刺激し、「STORM RIDERS」のタイトル通り存在感を残した。ラストはまた5人でパフォーマンスし「これが三代目 J SOUL BROTHERS!」とELLYが叫ぶと、大爆発の演出でPERFORMERコーナーは終了した。

 ØMIの動物キャラクターも登場するムービーを挟み、ステージ上にØMIも合流すると『MUGEN ROADでまだまだ燃やしていくJSB3。心なしか演出の炎の量が増え、サポートダンサーのフラッグも熱気を煽、チーム全体でスタジアムの熱を上げ燃やし尽く勢いでと始まった後半戦。続いてモニターに「LOVE」の文字が映し出されたら『Feel So Alive』だ。ELLYのラップもキマっていて、中毒性もある楽曲。今度はアリーナの真ん中を通っていくフロートステージに乗って、観客に近付いていくメンバー達。さらなる至近距離にアリーナは沸き立、グルーヴもまた一段階上がる。

 そして9曲のメドレー。ダンスもジャンプもコールアンドレスポンスも止まらないラインアップだった。『Summer Madness feat. Afrojack』『Share The Love『Rat-tat-tatダンスが話題になったナンバーから、爽やかで心が軽くなる楽曲達応酬に天国級のピースフル。バルーンも再度投入された。メドレーの最後は『STARS辺り一面、一番星のように輝く笑顔に溢れ返っていた。

 本編ラストは『R.Y.U.S.E.I.日本の音楽シーンにも燦然と輝く、誇り高きダンスナンバーがこのスタジアムライブの最後を締めくくる。ØMIの「踊ってくれますか!?」もあり、アリーナもスタンドも思い思いのランニングマンを見せて熱唱する。曲中には本物の花火が打ち上げられたが、もう余裕で掻き消すコールアンドレスポンスとØMIのシャウト。これが正真正銘スタジアムアーティストのキラーチューンだということを見せつけた。マイクに全てをぶつけたØMIは「改めて、三代目 J SOUL BROTHERSでした!ありがとうございました!また会いましょう!」と告げ、最後はカメラに何度も投げキッスを送って、本編は終了した。