コロナワクチンの是非を問うドキュメンタリー映画『ヒポクラテスの盲点』を、しっかり映画として観てみた【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 先日、日本テレビさんの「回転エンターテインメントショー まわせ!」というバラエティー番組に出させていただきました。

「懐かしい」を中心にいろいろな声が寄せられています。見ていただけてうれしいです。バラエティーでの立ち振る舞いなどいろいろ勉強になりました。関係者の皆さん、ありがとうございます。

 TVerならまだご覧いただけるので、ぜひ。

 では今週も始めましょう。

ヒポクラテスの盲点』10月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開 (C)「ヒポクラテスの盲点」製作委員会   hippocrates-movie.jp

 まず、筆者は医学の知識がさっぱりないので、その角度からの意見をしないことを、お許し下さい。着目した部分は「物語」と「報道」です。

 この作品は「コロナが蔓延し、ワクチンがバラまかれ、それによって後遺症をおった当人や、亡くなった方のご遺族や、その原因を救命する医療関係者」へのインタビューを中心に紡がれていくのですが、まあ、難しい。

 まず「ヒポクラテス」なる、人物の説明をしなければいけないとおもうのですが、ざっくりいうと”医者としての倫理”を、明文化した人物で「守秘義務」とか「人を害する医療を行ってはいけない」など、のちにジュネーブ宣言という現代でも尊重されている、医療に関する提言のもとになった発言をされた方なのですが、その彼の「盲点」をタイトルにもってくるストロングスタイル。

 正直、作品の中で語られるデータに関して、僕らには検証する余地がありません。ストーリーとしてみると「あの混乱の最中に、こんなに一生懸命、考えていてくれた人たちがいたんだ」という感動が本筋だったと思います。

「コロナ」は、本当に世の中のあり方を変え、例えば筆者が携わっている芸能業界で言えば「高熱が出ていたのに頑張った」が、美談だった時代が終わり「熱出たの?はい中止」という新時代がやってきました。

 根拠がわからないのに、そういった社会情勢に振り回され、仕事を奪われた演劇人の視点で見ると、その裏で、真摯に向かい合ってくれていた人達がいる、と思えるだけで救われた気がします。

「映像で描く、論文」と、言ってもいいかもしれません。

 イデオロギーとかプロパガンダとか、情報操作を恣意的にしやすい内容なので、誰が正しいのかはわかりませんが、そここそが「盲点」として、描かれていて非常に、読後感が爽やかな「作品」としても、楽しめる映画でした。

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