BALLISTIK BOYZ、上海を跳びはねさせた! グループ初のアジアツアー EXILE AKIRAも登場

 

 ステージに1人残った日髙竜太が「ここからは、日本公演ではやっていないカバーコーナーをお届けしたいと思います!」と告げ、4組に分かれてのパフォーマンスが繰り広げられていく。「きっと皆さんも知っている楽曲があると思いますので、一緒に歌ってもらえたらうれしいです!」と呼びかけた日髙がしっとりと中国語で歌い上げたのは、台湾出身のシンガーであるジェイ・チョウの楽曲「Real Valentine」。続く、深堀未来と加納嘉将は宇多田ヒカルの「First Love」をカバーし、2人の切ない歌声が会場を満たした。砂田と松井はハワード・リーとパトリック・ブラスカによる「I Hate Myself Sometimes」を披露し、「Hands up!」と観客を誘いながら軽やかな歌声を紡いだ。最後に、海沼流星、奥田力也、松井が、自身プロデュースの「マーメイド」をパフォーマンス。7人全員がマイクを持ち、ボーカルもラップもこなすBALLISTIK BOYZだが、メンバー個々の魅力もより伝わってくるブロックだった。

 冒頭を奥田がアカペラで歌い上げて始まった「7」は、〈Top へ向かってる/これは New story の始まり〉というフレーズが、第二章の始まり、そして初のアジアツアーと着実に歩みを進めているグループの姿と重なり、胸を熱くさせた。新日本プロレス『G1 CLIMAX』(テレビ朝日系)の大会テーマソングでもある「CRUSH」、「We never die」を熱く歌い上げた後は、5曲をつなげたメドレーに突入。コールアンドレスポンス、タオル回し、クラップと、メンバーも積極的に観客を巻き込んでいき、どんどん熱気が高まっていった。

 アグレッシブなパートから、「Shave Ice」が放たれると一転して爽やかな雰囲気に。さらに、同じくサマーチューン「SUMMER HYPE」、ドライブソング「360°」へと続き、メンバーも笑顔を振りまきながらファンとコミュニケーションを取っていった。多幸感に満たされるなかで続いたのは、ライブ定番曲の「PASION」。最後に観客をこれでもかと跳びはねさせ、この日最高潮の盛り上がりで本編を締めくくった。