11・3両国でKONOSUKE TAKESHITAとタッグ結成の武知海青「僕が両国という会場を感動の場にして、いろいろな方にプロレスの熱を伝えていければ」【DDT】

 LDH JAPANのダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」のパフォーマーとプロレス団体「DDTプロレスリング」のプロレスラーという2つの全く異なるステージで活躍する武知海青。11月3日の東京・両国国技館大会ではKONOSUKE TAKESHITAと組んでスペシャルタッグマッチに出場する。6月にDDTとエージェント契約を結び所属になって以降、想像を超えるスピードで進化する武知にここまでのこと、そしてビッグマッチを控えた心境を聞いた。

11月3日のDDT両国大会で大一番に臨む武知海青(撮影・オケタニ教授)

大会を前にした武知海青に直撃インタビュー

 10月19日の後楽園ホール大会ではKO-D6人タッグ王座の初防衛に成功。試合後の会見では鈴木みのるファンの父がどっちを応援していたのかと心配していました。どちらを応援していました?
「僕のほうでした。良かったです(笑)。息子がまさか当時見ていたレスラーの方と実際に対戦するとも思っていなかったでしょうし、そもそも自分の息子がレスラーになるとも思っていなかったみたいなんですよ。 “プロレスを見て育ってきたので楽しんで見させてもらっている”ということは聞いていたので、親孝行になっていたらいいなと思っています」

 リングで体感した鈴木みのる選手の率直な感想を。
「エルボーの質が違いましたね。まだ首が痛いですもん。初めてこんなに重たいエルボーを食らいましたね」

 2日後の21日に新潟でライブがあったとか。
「首が左側には半分くらいしか回らなかったです。でも大丈夫でした」

 6月にDDTに入団し、7月に入団後の初試合。9月にはKO-D6人タッグ王座決定戦を制し、わずかデビュー5戦目で自力初勝利とタイトル初戴冠の快挙を成し遂げました。この展開はさすがに予想していませんでした。ご自身ではどうですか?
「僕も思うんですけど、早すぎるがゆえに僕の中でもまだ追いついていないというか。模索段階ではありますね。自分の中でもまだ自分自身を確立できてないですし。いろいろな選手と戦わせていただきましたけれども、やっぱりまだまだ吸収したいこととか勉強したいこともありますし、思うこともいっぱいあるので、こんなに順風満帆でいいのかって自分でも思っていますね」

 今までの芸能人生は順風満帆でしたか?
「芸能人生は大変でしたね。もともと僕は2歳からダンスをしていて、いろいろなコンテストに出てきましたけど勝ちよりも負けを多く経験してきた人生でした。オーディションもです。もともとEXILEになりたくてオーディションを受けて落ちていますし、RAMPAGEに入ってからも下積みが長かった。それにみんなでデビュー当時に掲げていた夢はまだ叶えてないですから、結構、挫折のほうが多い人生かなと思います」

 そういった今までの人生での挫折がリングの上で生きているということも?
「あるかもしれないですね。でも挫折を知っている分、急にグラってきたらちょっと不安だなっていうのは思いますね」

 今後、ものすごいプロの洗礼を浴びて「俺、ダメかも」と思う時があるかもしれませんが、持ち前の忍耐力で乗り越えられる?
「はい。でも、僕一人では多分無理なんですけど、応援してくださる方だったり会場に足を運んで声援を飛ばしてくれる方の存在は皆さんが思っている以上に僕の力になっているっていうのは素直な感想なので、そういった方々のためにも立ち向かうしかないと思っています」

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