福田龍彌と安藤達也が元修斗世界王者対決。バンタム級屈指の好カードが実現【RIZIN大晦日】

(©RIZIN FF)

 RIZINが11月14日、大晦日に開催される「RIZIN師走の超強者祭り」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードを発表した。

 バンタム級のワンマッチで福田龍彌(MIBURO)と安藤達也(フリー)の元修斗世界王者同士の対戦が実現する。

 福田は2020年に修斗世界フライ級暫定王座を獲得。扇久保博正の王座返上に伴い、第7代正規王者となるも、2021年7月に平良達郎に敗れ王座陥落。その後、DEEPに参戦。2023年5月には「DEEPフライ級トーナメント」で優勝し暫定王者となり、2024年3月には神龍誠の王座返上に伴い正規王者に昇格。2024年9月には瀧澤謙太を失神KOしDEEPバンタム級王座を獲得、2階級制覇を達成した。

 RIZINには2022年に初参戦。GLADIATORフライ級王者のNavE、山本アーセン、芦澤竜誠を相手にいずれもKO、TKOで3連勝。今年7月には、井上直樹の持つRIZINバンタム級王座に挑戦するも0-3の判定負けを喫し、王座奪取ならず。今回は再起戦となる。

 安藤は2014年9月にプロMMAデビュー。3連勝を飾り、2015年5月に「ROAD TO UFC JAPAN」に出場も石原夜叉坊に判定負けで敗退。2020年8月に修斗環太平洋バンタム級王座、2022年3月には岡田遼を破り、修斗世界バンタム級王座を獲得した。同月のONEでアリ・モタメドと大激闘の末、2R逆転TKO勝ち。2024年5月には再びUFCの舞台を目指し、9年ぶりにフェザー級で「ROAD TO UFC」に参戦したが、中国のズー・カンジエにダウンを奪われ判定負けで初戦敗退。約1年のブランクを経た2025年6月、RIZINデビュー戦でマゲラム・ガサンザデにリアネイキッドチョークで一本勝ち。連続参戦となった7月にはヤン・ジヨンを相手にまたもリアネイキッドチョークで一本勝ちを収め2連勝。一気にバンタム級のトップ戦線に躍り出た。

 このカードはRIZINオフィシャルYouTubeチャンネルの「榊原社長に呼び出されました」内で発表。海外で練習中の福田はリモートで出演し「昔から試合を見ていて好きだった、試合が面白い。やばいセッションができそうでワクワクしている。お客さんを喜ばしてあげたい。ヒリヒリで」、スタジオで出演の安藤は「自分も修斗に出ていたので。平良君との試合も見ていた。いい試合をする選手だと思っていた。前はフライ級だったので交わることはないかと思っていたが、DEEPでバンタム級王座を獲ってから、交わるタイミングが来たなと思っていた。対戦したかったので光栄」とともに好試合を約束した。

「RIZIN師走の超強者祭り」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)
〈11月14日発表のカード〉
◆RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
福田龍彌(MIBURO)vs 安藤達也(フリー)

〈既報のカード〉
◆フェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)vs 朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)

◆ライト級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)vs 野村駿太(アメリカントップチーム)

◆女子スーパーアトム級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(49.0kg)
伊澤星花(Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)vs RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)

◆バンタム級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
井上直樹(Kill Cliff FC)vs ダニー・サバテロ(アメリカ/アメリカントップチーム)

◆ヘビー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
アレクサンダー・ソルダトキン(ドイツ・ロシア/SPITFIREGYM in Berlin)vs ライアン・ベイダー(アメリカ/Power MMA Team)

◆フライ級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(57.0kg)
扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN)vs 元谷友貴(アメリカン・トップチーム)

◆RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
斎藤裕(パラエストラ小岩)vs YA-MAN(TARGET SHIBUYA)