初戦で現王者のオウヤン・フェンに完勝したジョナス・サルシチャが-70kgトーナメント優勝。次はベルトに照準「来年2月の大会でもいい」【K-1】

決勝、ガードを固めるフェルドンクに打点の高いヒザ(撮影・上岸卓史)

 決勝の1R、ともにオーソドックスの構え。いきなり打ち合いからもつれて倒れる。フェルドンクはローを連打。サルシチャはパンチを返す。しかし組み付いてヒザを放ってしまい、注意が出る。圧をかけるフェルドンクにサルシチャが前蹴り。そして左右のパンチ、前蹴りでフェルドンクを追い込むと、左の三日月蹴りでダウンを奪う。立ち上がったフェルドンクがパンチで前に出るが、サルシチャは再び三日月蹴りをボディーに打ち込み2度目のダウンを奪う。フェルドンクはそのまま立ち上がれず、サルシチャのKO勝ちとなった。

 サルシチャは試合後のリング上での優勝インタビューで「今回勝てたことをとてもうれしく思っています。小さい頃からの夢だったので本当にうれしいです。うれしくてたまりません。トーナメントで勝つことがこんなにうれしいとは思いませんでした。ずっとベルトをキープできるように頑張ります」と笑顔を見せた。

 今後については「オウヤン選手と戦ってタイトルを獲りたいです」とフェンの持つベルトに照準を定めた。