立教大生が「テレワーク」「カスハラ」テーマに研究発表「Well-being City 豊島区構想」開催

パネルディスカッションに登壇した(左から)戸口直哉企画部長、下田直人氏、小林尚子北東京支店長、首藤若菜教授

 発表を終えた学生らに、下田氏は「実際にはテレワークを導入するより大事なことがあるという気づきや、学生にとっての働きやすさをPRしなければならないという学びがあった。カスハラについてはテーマにまず驚き、上司が部下をどうやって守るのかという、企業が分かっているけれどできていない点をずばり指摘していただいた」、小林支店長は「テレワークといっても広義にわたり、在宅勤務にもいろいろな目的がある。またカスハラは本当に難しい問題で、何かがトリガーとなってハラスメント行為に至ってしまう。今日はさまざまな定義づけを聞くことができてありがたかった」などとフィードバック。

 首藤教授は「ゼミでは “オリジナリティーを出そう” “聞いている人たちがハッとするような気づきがあるといい” という指導をして、学生たちが自ら模索して当初の仮定と異なる結論を導くなど短期間で本当によく頑張った。こうした機会を設けてくださってありがたい」などと講評。後半は同じテーマで学生と社会人によるグループワークを行い、それぞれのテーマをさらに深めるディスカッションが行われた。