WOLF HOWL HARMONYが「収穫があった」2025年を締めくくる新曲で聴かせる等身大の自分

撮影・蔦野裕

4人組ラップ&コーラスグループのWOLF HOWL HARMONY(ウルフ・ハウル・ハーモニー)の注目度がワールドワイドに上昇中だ。2025年はタイに加えてシンガポールで初めてパフォーマンスを披露するなど海外での活動がさらに活発になり、ブラジリアンファンクを取り入れた「BAKUON -爆音-」「Bossa Bosa」ではグループの新たな一面も見せた。先日、新曲「Marmalade」を配信リリース。彼らの歌声をたっぷりと聴けるこの曲をレパートリーに加えて、飛躍の1年をクロージングする!

 

新しい顔ぶれで作った「Marmalade」

ーー新曲「Marmalade」がリリースされました。放送中のドラマ『仮面の忍者 赤影』(テレビ朝日系)のエンディング主題歌として書き下ろされたとのこと。作家陣を見ると、WOLF HOWL HARMONY(以下、ウルフ)の“いつもの”制作スタイルとは違う顔ぶれで作られたようですね。

SUZUKI:基本的にはChaki ZuluさんやT.Kuraさんがいてという制作スタイルですが、今回は、 MONJOEさんとLOARさんが作詞・作曲で制作に携わってださっていて。レコーディングにはお二人も来てくださって進めています。

RYOJI:基本的にはファクトリーのメンバーでゼロから一緒に創り上げていく感じですが、この曲に関しては出来上がったデモ音源を聴かせていただく形で出会って、レコーディングしました

SUZUKI:だから新しい感覚みたいなものを感じながらの制作、レコーディングでした。録りながら変わっていった部分もあったりして。いつもとは違うチームではあるんですが、ウルフの“一緒に作り上げていく”ところは良いところとしてそのまま生かせたと感じています。

ーー新鮮な顔ぶれでのレコーディングは楽しめましたか?

GHEE:僕はラップパートと、ちょっとコーラスも歌っています。いつもよりパートが長かったのもあって、プリプロから本番まで、200近く録って、家に帰っては聴いて研究してを繰り返し、いまみなさんに聴いていただいているニュアンスへと変えていきました。息交じりで楽曲の世界観にあったような自分の声作るであるとか、そういう伝え方を意識しました。

HIROTO:僕は、自分の歌声というよりは、曲になじませるためにはどういう声の使い方をしたらいいんだろう?ってことをすごく考えながら臨みました。だから、これだなっていうポジションを見つけた時はすごくうれしかったです。この楽曲を通して表現の幅が広がったと思っています。最初のレコーディングの時はニュアンスを出すためにボリュームを落として歌ったんですけど、最近のライブではボリュームを出しつつニュアンスも出せるようになってきました。

RYOJI:……この曲は新しいチームってこともあって歌い分けをどうするかってところで試行錯誤したんです。最終的にそれぞれが歌うパートを決めるまで、サビやラップ、いろんなパート、ほとんど全部をみんなで歌っています。

1 2 3 4 5>>>