花岡竜がスピードとテクニックで鈴木真彦の強打を封じて判定勝ち。来年開催が噂される−55kg世界トーナメントへの出場をアピール【RISE 194】

花岡の右ストレート(撮影・青木純)

 花岡は試合後の会見で「この対戦が決まってから、試合まですごい怖い日々が続いていたので、とりあえず今はホッとしている。やっぱり55kgが初めてだったんで。階級を上げて、しかもトップで長年やってる鈴木選手っていうことで、すごい怖いっていう気持ちが大きかった」と試合を振り返った。

 今回は初めての−55kgでの試合だったのだが「率直に言うなら、55kgは適正かなって思いました。試合をやってみてフィジカル差も感じなかったし、ぶつかっても殴り合いもできたし。55kgでいけるんじゃないかなと思ったところがあります」と手応えを感じたよう。

 今後については「53kgがどうなるか分からないので、もしかしたら53kgの王座は返上になるかもしれないんですけど、55kgとの同時制覇は目指したいというか。その可能性を今日自分で作れたので、そこは目指したいなと思います」と53kgと55kgの2階級制覇を目指したい一方で「完全転向かもしれないしっていうところ。あとはちょっと自分の体と相談してみたいな感じになる」とも。