女子プロレス団体スターダムの元王者・惡斗が新たな挑戦。2026年2・28新木場でアクションエンターテインメント「ACTRIUM」を旗揚げ

会見には真白恵茉、初江律香、惡斗が出席(左から)

 さらに、惡斗は「東京だけではなく、大阪とか地方にも行きたいと思っています。アクトレスガールズのメンバー、新メンバーもみんなで上がっていきたいです。まだ先の話なんですけど、夢としてはソーシャルメディアのカードゲーム化したいとか、海外に行きたいとか、アニメ化したいとかいっぱいあります。将来的に女の子たちにこうなりたい、このキャラクターになりたいっていう憧れる職業になっていきたいなと思って、上を目指していきたい」と語った。

 もともと惡斗はアクション女優になりたくて青森から上京し、日本映画学校に入学。在学時から女優活動を始め、卒業後、オーディションに合格し、ニナガワスタジオに通った。その後、出演した舞台で愛川ゆず季(元スターダム)と知り合ったことがきっかけになりスターダムに入団。2012年2月5日にデビューし、わずか11カ月で初代アーティスト・オブ・スターダム王座を戴冠。2013年11月3日には“白いベルト”と称されるワンダー・オブ・スターダム王座に就くなどして活躍。しかし、目の負傷のため、2015年12月23日の後楽園ホール大会で無念の引退。しばらくはヒールユニット大江戸隊のマネジャーを務めていた。

 2015年には自身のドキュメンタリー映画「がむしゃら」で主演。2016年には「がむしゃら その後」が上映された。2017年にはNHKドラマ「あなたにドロップキック」(主演・イモトアヤコ)に準主役で出演するなど女優活動で活躍。

 引退後、しばらくプロレス界から離れていたが、HEROの運営協力などを行うGPSグループの豊島修二会長からの熱烈オファーを受け、2017年7月26日に新木場で開催された「Growth」でリングアナを務め、以後「Growth」ブランドのリングアナとして活動。その一方、2019年2・23新木場大会で惡斗に“激似”の覆面マネジャー、ワイルド・バニー(惡斗は従姉妹と自称)が出現し、悪党軍団ワイルド軍のセコンドワークをこなした。

 20021年より、悪斗はアクトレスガールズの新ブランドでアクション舞台の「アクトリング」にレギュラーメンバーとして参加。目の故障がある程度、回復に向かったこともあり、同団体のプロレス部門の「アクトレスリング」にも取り組み、2024年にはAWGシングル王座を、2025年8月にはAWGタッグ王座を戴冠。同団体には従姉妹(自称)のバニーも登場している。同年5月31日、東京・大田区総合体育館で開催された「なつぽい&安納サオリデビュー10周年記念大会」では、9年半ぶりに古巣スターダムのリングにも上がった。

 旗揚げに先立ち、来年2月21日、新木場で開催されるHEROの「旗揚げ16周年記念大会」ではオープニングアクトでアクトレスガールズメンバーによるアクトレスタイム、アクトレスリング提供試合が行われるが、同大会には惡斗も来場し「ACTRIUM」旗揚げのあいさつを行う予定だ。惡斗の新たなチャレンジに注目が集まる。

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