終わってほしくない!? THE RAMPAGEが歓びとハッピー感でいっぱいのツアーファイナルで“大暴年会” 国内外で39公演 24万5000人が拳あげた

 

ーーいよいよ、ツアーファイナル。今の心境と意気込みを教えてください。

陣:今年の1 月からスタートして、 2月にリハーサル、3月に初日と、制作から数えると1年間かけて走ってきました。自分たちはライブが主戦場でライブで1番輝くグループ。ファンの皆さんに支えられながら(ツアーを)回れた。本当にやりがいのある1年というか、今回のツアーになりました。

吉野北人:ツアーには24万5000人のお客様が足を運んでくださいました。改めてファンの皆さんに感謝、という気持ちでいっぱいです。日頃応援してくださるファンの皆さんがいないと、僕らはライブもできないですし発信する場所もないので、公演を重ねるたびにファンの皆さんの大切さを感じます。ライブっていうものは自分たちだけじゃ作れないものですし、ファンの皆さんと一緒に作り上げていくところがライブの良さ。そういうライブの生感もファンの皆さんと共有できました。次につながるいい年になったんじゃないかなと思っています。

武知海青:終わりは始まりというか、ここで終わりではなくて、“ここから先”が終わることによって始まります。さらにより良いものを作り上げていかないといけない感覚もあります。このツアーで得たものはすごく大きかったですし、いろんな経験をさせてもらえました。次につながる、来年につながる、そして次のツアーにつながるいいライブだったなと思います。

山本彰吾:このツアーは、僕たちが10年目に向けて掲げている目標に向けてのものでした。たくさんの方に、THE RAMPAGEのエンタテイメントを届けるというテーマを持ってツアーを 1 年間させてもらったので、1 日たりとも無駄がなかったと思っています。


ーーツアーの中で印象に残っているエピソードはありますか?

吉野北人:ホール公演の初日が宮崎でした。宮崎でライブするのもすごく久々で、自分の地元でTHE RAMPAGEがパフォーマンスしてることがすごく不思議な気持ちでしたし、俺ってなんかすごいチーム、かっこいいグループにいられているんだなって誇らしくなったというか。なんかそういうことを感じた瞬間でした。

ーー今日のライブのサブタイトルは“大暴年会”。忘年会は気分をスッキリさせて、新しい年に向かおうというものですが、今日の“大暴年会”もしくは新しい年を迎えるにあたってスッキリさせたいことはありますか?

武知海青:体のダメージを1 回全部取り除きたい。血行を良くしてリフレッシュした状態で次に行きたい。いい意味で、いただいたダメージって溜まるもんだなって実感しています。これすごいわって、今やってるので、一旦この気持ちも忘れて来年に行きたいです。

ーー想定していたハイブリッドパフォーマーが感じる辛さ(ダメージ)を超えていた?

武知海青:全然辛いですけど、想定内だと面白くないので、想定外のことがだんだんだんだん巻き起こってることが僕的にはすごく面白くて、やってる意味があ。もっと想像よりはるか上のダメージとか痛みも経験したいです。

陣:1年間ライブが続いていて、そのなかにイベントやフェスがあったりとかもしていて……コンビニでシュークリームを手に取ろうと思った時に罪悪感があるんです。それでも、たまに食べてしまうんです。100%で味わえなかったというのがあるんで、正月を迎えてから1回食べようかなって。スッキリしてから2月のツアーまでに切り替えて頑張りたい。

武知海青:切り替えられますか?(笑)

陣:頑張る。海青の試合(1月4日)を見終わってからします。1 回解き放たれてから。

武知海青:僕が数字でコントロールさせていただきます。

山本彰吾:比較的主軸となってライブを作らせてもらってるので、生み出す苦労みたいなのがあって、初日を迎えるまで結構プレッシャーがあるんです。ファイナルということでプラスパは子どもが成人するぐらい。もう20歳になったので今日を機に実家を離れてもらって1人暮らしをしてもらう。PRIMAL SPIDERっていうツアー自体に巣立ってもらうような気持ちです。今日、PRIMAL SPIDERに頑張ってねっていう感じで手を振りたい。PRIMAL SPIDERが良かったか悪かったかは、皆さんに決めてもらって。僕はここでもう1 回仕事を終わります。

吉野北人:ちょっと前のことなんですけど、実はわがままボディだったんですよ。お腹周りが、ちょっとぷっくりしてた。年に向けて、ちょっと変えていこうと、最近毎日ジムに行ってます。今日の朝も行きました。今日の朝ベンチプレスやったんですけど記録更新しました、80キロ! もっとシャープに、大きくなるというよりは、海青みたいに綺麗に!海青は大きいけど……綺麗じゃん(笑)。きれいに削ぎ落としたい、スッキリしたい。

武知海青:じゃ、いずれはレスラー

吉野北人:決勝で会おう!

ーー大みそかには、グループ初の単独でのカウントライブを控えています。

陣:カウントダウンライブなんですけど、年が明けるとPERFECT YEAR。HIROさんからも、THE RAMPAGEからスタートするからねって。12時まではRAVERSの皆さんと温かい年末の雰囲気を作り上げて、年を越したら、暴れまわるTHE RAMPAGEのステージを用意しています。二面性のあるイベント。カウントダウンの時にしかできないライブっていうのを準備してるので、僕らと一緒にLDH PERFECT YEARを駆け抜けていこうぜっていうような、皮切りになるような熱いライブにしたいなと思ってます。

ーーLDHのPERFECT YEARにかける意気込みを

山本彰吾:6年ぶりのPERFECT YEAR。皆さんご存知の通り、僕らも皆さんも悔しい思いをして、1年、2年…… 3 年ぐらいですかね。やっと今こういう状況でライブがちゃんとできるようになって。LDHの強みは、エンタテイメントだったりライブを通して人を幸せにすること、日本を元気にすることっていうイメージで、それは今も変わってない。PERFECT YEARを通して、LDH全体でもう1 回日本を盛り上げて、自分たちのパフォーマンスの強み、奥底にしっかりとした芯が通ってることを日本から世界に向けて発信していきたい。今の自分たちは説得力を持った上でライブを皆さんにお届けすることができると思います。来年のPERFECT YEARはTHE RAMPAGEから始めさせてもらって、THE RAMPAGEで閉められるような1年にしたいと思います。

ーー武知さんに。1月4日に『WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退』に出場するが。

武知海青:エンタメの架け橋になるのが僕の夢であり、やらなければいけないこと。プロレス業界を巻き込んで、THE RAMPAGEを巻き込んで、LDHを巻き込んで、すべてのエンタメの世界が盛り上がるように頑張りたいと思います。どれかひとつかけるのではなく、すべてに120パーセントのチカラを注ぎ込んで、頑張って戦って踊って最高の1年にしたい。

ーー1月21日発売の新曲『BREAK IT DOWN』で、プロレス界を代表する面々とコラボレーション。これについて教えてほしい。

武知海青:もともとプロレスラーとしての自分の入場曲を作っていただくっていうのがありまして。曲もコスチュームも、全部をLDH内で手がけていて、僕がメイドインLDHでリングで戦うことに意味があるっていうので作っていただきました。プロレスの素晴らしい選手、素晴らしい団体もたくさんいるので、皆さんの力をお借りしつつ、プロレスらしさを同時に発信できたら一番いいなっていうのから、このような素晴らしい形になりました。

ーー2月には新しいツアー「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2026 “(R)MPG”」がスタートする。意気込みを。

吉野北人:セットリストもメンバー全員で話してある程度形になってきている段階。すでに今までにはなかったような新しいライブパフォーマンスをお見せできそうだなって、自分たち自身も期待値も上がってますし、ワクワクしています。