SOG王者・望月成晃が石井慧介を退けV4…中村宗達が挑戦表明「来年の年末も俺はマイクを持ってるつもりだ」【ガンプロ】

　そこで大家健代表が望月を呼び止め「望月さん、帰っちゃダメだよ。年内最終興行、チャンピオンが締めるべきでしょ。俺だって悔しいよ。望月さん、素晴らしいチャンピオンだと思います。だから締めください！」と要望。最後は望月の音頭で「ウィー・アー・ガンバレ☆プロレス！」で、望月のテーマ曲でエンディングとなった。他団体選手が年内最終興行を締める形になったが、それをガンプロファンも受け入れて、望月はまさしくピープルズチャンピオンとなった。

　バックステージで望月は「石井は昔から名前は知ってました。これまでの防衛戦が自分のなかで意味あって新鮮だったけど、今日がキャリア、実績もあるガンバレ☆プロレスの本丸というか。今日が一番ハードルの高さを感じてたし。きつかったです」と安堵した様子。次期挑戦者の中村について「若いからといって、小さいからといって、悪く言う必要もないし。どんどんいいところを拾って。確実に若さではかなわないんで。スピードでも多分かなわないんで。彼がどういう形で俺にぶつけてくるか楽しみだし、大歓迎。来年の後楽園か分からないけど、来年の最後もこうやって締めて。なんなら所属選手一周するつもりでいるので。デビューしたばっかの奴でもいいし。中村選手、ちらっと見たけど、動きはキレのある選手だし、俺は俺の戦いでキッチリいい年を迎えたいなと思います」と話した。中村は5月に望月の息子・望月ジュニアとの対戦経験もあるが「あの試合見てましたけど、あそこから成長してるだろうし。俺はジュニアと引き分けてもいるんでね。あとはガンバレ☆プロレスを背負うという思いが勢いになるか重圧になるか。その辺じゃないですか。俺はそういうところは感じ取って、戦いのなかで対応できるので、彼のスピードや動きについていきながらも最後は受け止めながら、バシッと決めたい」と語った。

　王座奪還ならなかった石井は「今までで一番の大一番のつもりで挑んだんですけど。ここ数年で最も調子いい状態で迎えられたんですけど。今のガンプロのメインは甘くないなと。また自分が後楽園のメインに必要なときがくれば、次は8度目の正直（勝利）を達成したいと思います。とにかく望月成晃、最高でした。望月成晃とシングルマッチできてよかったです」と前を向いた。

　なお、望月vs中村のタイトル戦の日程は、ドラゴンゲートとのスケジュール調整のうえ決まる予定だ。