緊急参戦の雑賀“ヤン坊”達也「やっと勝てた。もう35歳になっちゃったよ!ちくしょー!」 KO負けのベイノアは「絶対に強くなって帰って来る」【RIZIN】

ベイノアの左ミドル

 しかし、2025年5月にアメリカのLFAでコール・ラーレンとのダウンの応酬の激闘を制し北米MMAデビュー戦を白星で飾り、続く7月のセドリック・マヌーフ戦では3R開始直後、自身の右ストレートを被弾し崩れ落ちゆく相手の腰をつかんで倒して鉄槌を落とす豪快なTKO勝利で、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞。米国でMMAファイターとして完全に覚醒した。

 ベイノアは当初はイルホム・ノジモフ(ウズベキスタン/Tiger Muay Thai)と対戦の予定だったのだが、ライト級タイトル戦で挑戦者の野村駿太がケガで欠場となったため、ノジモフが代わって王者ホベルト・サトシ・ソウザに挑戦。ベイノアは雑賀と対戦することとなった。

 1R、互いにオーソドックスの構え。飛び込んで、右ストレートのベイノアに雑賀が右フックを合わせる。一瞬、腰を落としたベイノア。足を使って回り、ローを出すベイノアに雑賀がパンチの連打を合わせる。ベイノアはスイッチを繰り返し機をうかがう。圧をかけてパンチを連打で放っていく雑賀にベイノアもひるむことなくパンチで応戦。ベイノアは右カーフ。そして組み付くがここで雑賀の頭がベイノアの顔面に当たってしまいバッティングで一時中断。再開。雑賀のパンチをかいくぐったベイノアがタックルからテイクダウンに成功も、すぐに立ち上がる雑賀。逆にロープに押し込む雑賀。ベイノアは脇で右腕を殺して肩パンチ。打撃の展開になると雑賀がパンチを連打。ベイノアはバックキック。ベイノアがタックルに行くが、雑賀はこらえヒザを顔面に。なおも圧をかける雑賀。ベイノアはタックルから離れ際に左フック。続く打ち合いで一瞬ぐらりのベイノアだが、足を使って回避。ベイノアは回りながら右ロー。雑賀も右ローを放つ。雑賀の右フック、ベイノアの左フックがヒット。