仲野太賀「生き生きと、生命力がある人間として演じたい」 新大河ドラマ『豊臣兄弟!』で主演  天下一の補佐役・豊臣秀長を演じる

 

秀吉・池松とは現場で相談、信長・小栗にはリスペクトしかない

 

 第1話では生命力が爆発している。小一郎と池松壮亮演じる藤吉郎は“二匹の猿”のように飛び回り、暴れまわり、ぶつかり合う。兄と弟、主君と補佐役。時が経つとともに変化していく2人の関係は、年間を通しての見どころになる。

池松さんとは、作品についても色んな意見を交わしてます。現代の人に戦国時代の物語を伝えるには何をすべきなのか、豊臣兄弟だからこそ表現できる事は何なのか、共に頭を巡らせながら話す事で、見えてくる事が沢山あります。秀吉のはこれまでにもたくさんありました、ナンバー 2である秀長が主役……それはすごく共感性が高いんじゃないかなと思っています。たくさんの人に共感してもらえる兄弟の話であ、それでいてエンタメとして、しっかりと熱のある、兄弟の体温が伝わるような物語にしたいねと話しています

 もちろん織田信長にどんな振り回され方をするのかも視聴者も楽しみにしているところ。信長は小栗旬が演じている。

 小栗とは同じ作品のクレジットに名前を連ねたことはあるが、しっかりと向き合って芝居をして共演するのは初めてだという。仲野は、小栗を「我々、豊臣兄弟の精神的な柱」だという。

我々世代の俳優で小栗さんに影響を受けなかった人はいないと思います。それほど偉大なのに、すごく親身に寄り添ってくれる。それに挑戦をやめないでもあります。撮影が大変でも、どんな状況下であっても一切手を抜か、自分自身に対して厳しい。横にいてそのストイックさを感じますし、尊敬しかないです

 そう話すと、仲野は「そういうところが信長という役にぴったりなんですよ。こんなにも説得力を持って、信長を演じられる人は他にないんじゃないかな」と続けた。

小栗さんと出会って10数年経つのですが、ここに来て、小栗さんの小栗さんたる所以をすごく感じてます。小栗さんがこれまで積み重ねてきたトップランナーとしての俳優の在り方凄みを日々感じていています。劇中では酷い目にあっていますけどね(笑)