映画館に行けばまだまだ会える!パンダドキュメンタリー映画『パンダのすごい世界』を、観てきた!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

黒田勇樹です。

 先日無事終了した朗読劇「豆知識男VSライフハックガール」なのですが、見逃した方はアーカイブ配信が各公演上演日より2週間視聴可能ですので、ぜひいかがでしょうか?

 この作品は男女2人の朗読劇でして、五輪でフィギュアスケート ペアのりくりゅうペアが金メダルを取って、なんか世間にペアブームが来ているような気もするので。いや関係ないか…。

 では今週も始めます。

黒田勇樹

「日本からいなくなってしまった」と、話題騒然の悲しいモンスター「パンダ」。
 タイミングがいいのか悪いのか狙ったのか偶然なのか、中国で撮られたドキュメンタリー映画『パンダのすごい世界』(2月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開)が日本に上陸しました。
 筆者の中では「動物園行った時にいたら嬉しいな。でもどうせ国内にいたところで10年に1回も見ないから、あんまり淋しくないな」「人間が野山を切り開いたため、熊なのに笹しか食べるものがない山奥で暮らすことになって、性欲出ないから絶滅しそうな悲しいモンスター」ぐらいの認識だったパンダの「すごい実態が観られる!?」と、映画館へ駆けつけました。

 先に言っておくと正直な話、あまり楽しい作品では、ありませんでした。
 洞窟の奥に眠る800万年前のパンダの化石を発掘するところから始まります。
「パンダが洞窟に!? やっぱり熊の仲間なんだ! それがどうして竹林に!?」と、動物好き少年だった筆者はワクワクしていたのですが「洞窟でどうやって暮らしていたか」や「そこからどういう進化を辿ったか」という話は特に掘り下げられません。
 内容は殆ど、山に住むパンダを見守る調査員さんと、人間の保護下で生きるパンダの飼育委員さんの密着ドキュメンタリー。

 パンダという生物に対しての、学術的なインタレスティングはあまり描かれていませんでした。知的好奇心が満たされないというか。おもちゃづくりなど色々な場面が出てくるので、そういう場面で少し深い知識を描いてほしかったのですが、研究者ではない飼育員さんの「こうしてみたらいいとおもうわ」みたいな一言までで終わってしまい「どうして、そうしたらいいと判断したのか」までは掘り下げてくれません。そこから「なぜならパンダは800万年前から、こういう進化を遂げてきたので、こういう習性があり…」みたいな話題に派生していくことを期待していたので、肩透かしを食らった気分。

「パンダ外交」の話題も出てくるのですが、特に政治的な歴史についても「親善大使の役目を終え帰国」ぐらいの表現にとどまり、輸送の方法や苦労などがメイン。
 今の世界情勢を考えるとちょっと気になりますよね。ここも物足りなかった。

「パンダの新しい何かを知りたい!」という欲はあまり満たされず、どちらかというと「こうやって飼育や保護をされているんだな」という事実を知る教材という印象でした。

 音楽は「流石、中国映画」という派手でこてこてな作り方だったのでちょっと面白かったです。母パンダが躾のために、子パンダから食べている竹を奪うという30秒ぐらいの場面で、きちんとホラー映画みたいな曲をつけていたところは本当に笑いました。

 批判的にみえるかもしれませんが、あくまでも「筆者が観方を間違えた」話だと受取って下さい。パンダの生活については沢山の学びがあるし、パンダを愛で続けられる素敵な映画でした。

 あ、インタレスティングひとつあった! ずっと「笹ばっか食ってる」って思い込んでたけど、実際は「竹ばっか食ってる」でした。皆様、是非劇場へ。

 

 

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