熊本地震で開業間近の交流拠点が倒壊「悔しさでぼうぜん」築135年の古民家、3年かけて改修
先月28日、熊本県で最大震度7の非常に強い揺れを観測した「令和8年熊本地震」。ジャーナリストの堀潤氏が主宰するニュースメディア「8bitNews」では、発災直後から現地の声を公式YouTubeチャンネルで発信している。
7月29日の配信では、震度6強を観測した美里町で築135年の古民家を改修し、8月に地域交流施設「ババノババババース」をオープン予定だった三浦信之さんを取材。オープン前の作業中に激しい横揺れに襲われた三浦さんは、その時の様子を「緊急地震速報も鳴らないうちに、自分がすっ飛ばされるような感覚の大きな揺れがきた。“このまま古民家にいたらやばいな” と思い、揺られながら何とか窓枠をつかんで外に出た」と語る。
まもなく完成予定だった建物は、屋根が崩れ落ち、南側が大きく傾いた。「補強剤を入れていた部分は持ちこたえたけど、かなり激しく揺さぶられたので、2階部分はななめに傾いてしまっている」といい「明治時代に作られた建物で、もともとの持ち主から “このまま使ってほしい” という要望もあった。こういうふうになったことがちょっと信じられなくて、地震が起きた直後は “これは夢なのかな” と思った。夢であってほしいというのが正直なところ」と肩を落とした。
東側にせり出した屋根は柱ごと倒壊。仲間たちと3年かけて作り上げてきた施設に「逃げるのに必死だったので記憶が曖昧だけど、逃げてひと息ついたところで “あれ、おかしい” と気づき、崩れ終わったのを見てようやく状況を理解した。一番最初に込み上げてきた感情は “何でこんなことが起きているんだろう” という悔しさ」と三浦さん。

