日本がなくなってはじめて分かる、ここがスゴイ!

『もしも日本が消えたなら 世界を支える日本のチカラ』 著者:烏丸千

 日本が消えたらどうなるのか? そんなことは考えたこともないけど、そんなに影響がないかも…と思った方、この本を読んだら、その考えが大きな間違いだとういうことに気づくだろう。日本はいろいろな分野で結構派手に、あるいはひたすら地道に世界への大きな影響力を持つ国なのだ。どんなに有能な社員が会社を辞めても、それでも会社は普通に回っていくように、日本がなくなっても別の何かがどこからか穴埋めしてくれるだろう。しかし、その穴はとてつもなくデカいと著者は言う。普段は取り立てて突出していると感じることのない事でも、実はすごいことをして世界の国々を支えているのだ。高級ブランド消費大国としての日本の経済力、ボーイング787の全体の3割を日本で作っているという技術力、漫画やアニメといった文化力はなんとなく分かる。それ以外にも身近すぎて意外に気がつかないことも多い。例えば、圧倒的にハイレベルな日本製の紙おむつ。これがなくなれば、世界中の赤ん坊は毎日泣き叫ぶことになるのではと心配される。モノ以外にも日本人や日本人気質が消えたらどうなるかなど、概念や事象からのアプローチも興味深い。



【著者】烏丸千【定価】本体1300円(税別)【発行】アース・スター・エンターテイメント