三浦翔平が初大河「すべてが楽しみ」24年の『光る君へ』


 俳優の三浦翔平が24年放送の大河ドラマ『光る君へ』に出演する。23日、NHKが第4弾となる出演者たちを発表した。

 三浦は本作で初めて大河ドラマに出演する。大河ドラマは「歴史があり、非常に丁寧に作り上げている印象」だとし、学生時代に観た『新選組!』が記憶に残っているという。

 三浦が演じるのは、藤原道隆の嫡男の伊周。才色兼備で自身家の青年で、父の引き立てで若くしてスピード出世する。父亡き後は、妹・定子への一条天皇の寵愛を頼りに、道長と火花を散らす。

 伊周について、三浦は「直情的な一面や人に取り入ることが苦手な不器用な部分もあり、光源氏とはよもやと言われるような貴公子ではありますが、どこか人間的な弱さがある」とその印象を語り、「道長たちとの政権抗争に身を投じ、追い込まれていく様をどのように演じていくか、(脚本の)大石(静)先生の描く伊周をしっかりイメージして演じていきたい」と意気込んでいる。


『光る君へ』は、『源氏物語』を書き上げた紫式部の人生を描く。物語の舞台は、1000年前の京都だ。

「平安時代と現代との違いがどのくらいあるのか、逆に、現代と同じようなところはあるのか、同じ人類でも、1000年もの時を経るとどのように変わっていくのか、すべてが楽しみです」と期待を膨らませている。

 この日発表された新たなキャストは三浦のほか、藤原定子に高畑充希、藤原彰子に見上愛、藤原隆家に永山絢斗、円融天皇に坂東巳之助、花山天皇に本郷奏多。

 主人公の紫式部を演じるのは吉高由里子、そのソウルメイトである藤原道長を柄本佑が演じることが既に発表されている。脚本は大石静。