音楽の聖地のキオク 日比谷野音、建替え&再整備で 9月にクローズ

日比谷野外大音楽堂
日比谷野音こと日比谷野外大音楽堂が建て替えと再整備のために10月1日から使用休止になる。さまざまなアーティストやバンドのあこがれのステージで、数々の伝説も生まれた音楽の聖地は、誰にでも開かれた扉をいったんクローズする。
使用休止期間に入るまで約4カ月。スターダストレビュー、DEPAPEPE、OKAMOTO’S、UA、ハンバートハンバート……例に挙げただけでも、音楽を愛し、音楽に愛されるアーティストたちが、野音のステージにしみ込んだ歴史や記憶を感じながら音楽を届ける。9月にはロックの聖地、フォークの殿堂とされ、歴史を刻んできた野音にゆかりのあるアーティストたちによるファイナルコンサートが行われる計画。また、野音に愛着のあるファンを対象に、館内を解放し、自由に見学できる日比谷野音オープンデーも開催する予定だという。
以前は、関東大震災によって娯楽施設が壊滅した市内で、市民生活に健全な娯楽を与える場として音楽会や舞踏会、野外劇などが開かれていたという日比谷野音。この夏、野音を体感してみてはいかがだろうか?