山口翔大の「こういう奴はベルトを獲ったらよその団体に行きよる」に谷川聖哉「彼は今、思春期みたいな感じ。触れたくもない」【Krush】

王座をかけて対戦する谷川(左)と山口

「Krush.176」(5月25日、東京・後楽園ホール)の前日計量が5月24日、都内で行われた。メインイベントで行われる「第3代Krushクルーザー級王座決定戦」で対戦する谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は89.8kg、山口翔大(GENESIS/TEAM3K)は89.6kgでそれぞれ規定体重をクリアした。

 谷川は空手で輝かしい実績を残し、2017年5月にプロデビュー。2020年3月にK-1のさいたまスーパーアリーナ大会に参戦以降、K-1グループのクルーザー級戦線で活躍。「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」(2021年)、「K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント」(2022年)では決勝に進出もともにマハムード・サッタリに敗戦。その後も日本人ファイターには強さを発揮するものの、海外勢には結果を残せない時期が続く。昨年3月にはミドル級に階級を下げ「初代Krushミドル級王座決定トーナメント」に参戦も初戦でブハリ亜輝留にダウンを取られたうえでの判定負けを喫し、次戦からクルーザー級に復帰。クルーザー級ではRUI、実方宏介に勝利も、10月の「K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選」では韓国のクォン・ジャンウォンに敗れるなど、やはり海外勢には勝てず。今回は12月の実方戦以来の試合となる。

 山口は空手の白蓮会館の全日本大会で5度優勝。300超の流派、団体が加盟するJFKO全日本大会では2018年と2019年の重量級を連覇。2019年には新極真会の世界大会の日本代表にも選ばれている。2020年2月にプロデビュー。9月からK-1グループに参戦し4戦4勝(2KO)の戦績が認められ、昨年10月には「K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選」に出場するもエロール・ジマーマンにKO負け。しかし韓国のクォン・ジャンウォンが病気で欠場となったことから12月の本戦に復活出場。クラウディオ・イストラテに反則勝ちを収め、日本人唯一の準決勝進出を果たすもフェン・ルイに接戦の末、敗れた。今回はそれ以来の試合となる。

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