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上々颱風のボーカル・白崎映美主演の舞台『まつろわぬ民』

2014.09.28 Vol.627

 上々颱風のボーカル・白崎映美の初めての本格的な舞台出演となる風煉ダンス『まつろわぬ民』が10月9日から仙川のせんがわ劇場で上演が始まる。

 白崎演じる老婆スエが住むゴミ屋敷に、ゴミ撤去の代執行がかかる。しかしこの屋敷にあるゴミはただのゴミではない。時空を超えて、過去の東北の蝦夷、まつろわぬ民たちの亡霊が姿を変えたものだった。物語は現代と過去を行き来しながら、ゴミ撤去のアルバイトの若者、土地を狙う人々などのさまざまな思惑、過去の東北がからみ進行する。

「白崎さんは山形出身で、酒田の大火に遭ったときに太平洋側の東北の人たちにすごく助けてもらったそうです。なので東日本大震災を受けて自分に何ができるんだろうと考えていたときに、木村友祐さんという作家の『イサの氾濫』という小説にインスパイアされて“白崎映美&とうほぐまづりオールスターズ”というバンドを作ってライブを続けているんです」とは脚本の林周一。

「白崎さんに同名の楽曲があるのですが、その歌にインスパイアされた作品です」とは演出の笠原真志。

 風煉ダンスは笠原と林が1990年に作った劇団で、常に問題意識を込めたテーマの作品を発表し続けている。

林「2011年以降は、そういう意識は強くなっているかもしれません。前作ではレーニンをテーマとした土地の収奪の話を書いたんですが、福島のことを思うところもありました」

 現代と過去がつながる、あるいは行き来するなかで、登場人物の若者たちの心境は大きく揺れ動く。それを見る我々観客にもさまざまな考えや思いが浮かび、そして考えさせられる。

笠原「過去を忘れると今が危ないとかね。最近みんながうっすら右傾化していく感じがあるのは、やはりそういうことなんだと思いますね」

 美術にも定評がある風煉ダンス。「2年ぶりにダンボール彫刻家の本濃研太が参加し、膨大なゴミ屋敷のゴミをひとつひとつ彫刻するという途方も無い作業に没頭しています」(笠原)とのこと。芝居はもちろん、セットも一見の価値あり。

 詳細は風煉ダンスHP(http://furen-dance.info/)で。

格闘家・城戸康裕が映画の中で暴れまわる!?

2014.09.28 Vol.627

 現役のキックボクサー城戸康裕が、№2にスポットを当てた成り上がりヤンキー青春漫画を映画化した『アキラ№2』に、学校の№1番長ツトム役で出演する。

「演技は、3年ぐらい前にVシネに出演して以来、5作品ぐらい出ているので、全然緊張せず楽しく撮影できました。僕は、試合の前に会場で流すあおり映像も、自分で台本を書いて、カメラアングルも決めて、カメラマンさんに撮っていただいているんですよ。選手自らそこまでやる人はなかなかいませんけど、僕は全部自分で作る。大体の選手はそこで“命かけて頑張ります”とか“ぶっ殺してやります”って言うのが定番なんですけど、僕の場合は毎回コント仕立てにして、笑いを取ることに命をかけています(笑)。それがドッカーンって受けたら、ヨッシャーってガッツポーズして、気持ちよく入場できる。だから演技することに何にも抵抗ないんですよね。むしろ楽しいです」

 これまで怖い人の役ばかりだったというが、今後やってみたい役は?

「自分は見た目はこうですが、お笑いが大好きでよく喋るし、性格も明るいほうなので、今回、小澤亮太君が演じる主人公のアキラみたいな役もおもしろいかなと思います。底抜けに明るく、コミカルで、笑ってばかりいるという人も演じてみたいですね。需要があればですけど(笑)」

 ずばり、映画の見所は?

「僕が演じるツトムって、とにかく最強で、ぶっきらぼう。友情とか仲間とか一切興味がなく、暴挙を続けるただの暴れ馬。でもほんの一瞬アキラに気を許すところとか、仲間意識のようなものをちょこっと見せるところがある。そこが漫画を読んでいても引き込まれるところだし、それをうまく表現したいと思って意識して撮影に挑んだので、注目してほしいですね。ヤンキー映画ですが、そんなところが、男性だけじゃなく、女性もキュンってなる作品だと思います」

修斗 のび太が8連勝で世界チャンピオンに!!

2014.09.28 Vol.626

 プロフェッショナル修斗の公式戦が27日、東京・後楽園ホールで開催された。メーンでは王者・室伏シンヤvs挑戦者・内藤のび太の世界フライ級チャンピオンシップが行われ、5R4分57秒、内藤がチョークスリーパーで勝利を収め、新チャンピオンに輝いた。
 試合は1Rから室伏がペースを握る。長い手足から放たれるパンチやキックで内藤はなかなか中に入れない。一気に距離を詰めた室伏は組み付くと、素早くバックを制し背中に乗る。内藤の胴を足でフックし、背後からチョークスリーパーを狙う室伏。ここで後ろに倒れ込んでしまっては室伏の思うつぼとあって、スタンドのまま耐える内藤。室伏を背負ったままの内藤もしんどいが、振り落とされないように足をフックしたままの室伏も同様にきつい体勢。
 2Rも同じような攻防が続く。その間も後ろからパンチを食らい、削られていくがじっと我慢する内藤。2R終了時点では室伏がポイントもリードしていたが、3Rになって形勢が一気に逆転する。開始早々コーナに押し込む室伏だったが、ややスタミナが切れたか、内藤は体勢を入れ替えるとリフトしてテイクダウン。立とうとする室伏だったが、内藤は持ち前の粘り強いタックルでそれを許さない。フロントチョークからマウントに移行しパウンドを落とす。やっとエンジンがかかってきた内藤は4Rもしつようなタックルからポジションをキープし、パウンドからオモプラッター、腕十字で一本を狙う場面も演出。スタミナが切れ防戦一方の室伏に対して、会場の“大内藤コール”で背中を押された内藤は5Rもタックルから上のポジションをキープしパウンドで攻勢の手を緩めない。ここまでの死闘に判定でも十分価値のある勝利だったが、残り10秒で室伏の必死の防御を破ってついに内藤がチョークスリーパーでとらえると、室伏は残り3秒で無念のタップ。内藤が8連勝で世界のベルトを獲得した。

フルーツオーガニックでうるピュアな素髪へ

2014.09.28 Vol.627

「生命感あふれるオーガニックフルーツ」と「サロンメーカー40年の毛髪テクノロジー」の融合から誕生したヘアケアブランド「Applino(アップリノ)」が10月1日から全国のドラッグストア等で新発売される。新鮮な果実から作った100%オーガニック処方と厳格な品質基準などを採用し、従来のオーガニックヘアケアの不満点であった機能性の課題をクリア。納得のできる仕上がり感を実現した。天然由来のりんごアミノ泡が髪と頭皮をやさしく洗い上げる。

愛媛を体験できる3日間

2014.09.27 Vol.627

 愛媛が誇る伝統的工芸品とその伝統に培われた技法を、見て触れて体感できる展示販売商談会「愛顔(えがお)のえひめ『すごモノ』フェア」が開催される。3日には、雑楽師・東儀秀樹氏、砥部焼職人、茶道家、愛媛県知事のトークセッションほか、職人によるワークショップなども行われる。さらに期間中、虎ノ門ヒルズカフェでは今治タオルカフェもオープン。タオルのある暮らしを提案する。当日、先着でプレゼントあり。

ワイヤレス&ファッション性あるデザイン

2014.09.27 Vol.627

 Bluetooth対応のヘッドホン「Jabra Move Wireless」が全国の家電量販店およびオンラインショップで発売される。クッション性のあるイヤーパッドと湿気に強いファブリックで作られたヘッドバンドで快適な装着感を実現。アーム部にはステンレスを使用することで、耐久性も兼ね備えた。また、音飛びを軽減しクリアな音質で音楽が楽しめるほか、有線での使用も可能。クールなデザインと高い機能性を合わせ持ったヘッドホンだ。

地球の素顔が見える

2014.09.27 Vol.627

 1100万点を超えるコレクションから厳選した写真と映像を展観する『ナショナルジオグラフィック展〜写真で伝える素顔の地球〜』が10月1日から開催される。1888年に設立以来、1世紀以上にわたり歴史的発見と地球の真実を伝え続けてきたナショナル ジオグラフィック誌。その膨大なコレクションの中から、日本人を含む世界で活躍する最高峰の写真家たちの美しく迫力あふれる傑作を展示。私たちが住む地球の姿をありのままにとらえた写真と映像は驚嘆と感動を与えてくれる。

豪華フェリーでクルージング 船旅で非日常の時を楽しむ

2014.09.27 Vol.627

 最近、船旅が人気だ。知らない土地で出会う人や食べ物、観光名所を楽しむのも旅ならば、目的も持たずに今まで自分がいた場所とは別の場所へ行くのも旅の醍醐味。そんな時に、移動手段というだけではなく、非日常感と優雅さ、波音と潮風の香りで、ゆっくりと知らない場所に連れて行ってくれる船旅はピッタリなのかも知れない。旅すること、それ自体が目的の旅もまたワクワクするもの。

 太平洋フェリーが誇る「いしかり」は、名古屋―仙台―苫小牧間を運航する客船のような豪華フェリーだ。「いしかり」は、船旅専門マガジン「CRUISE」を発行する海事プレス社の読者が選ぶ「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」のフェリー部門で2011年から3年連続第1位を獲得。船の旅を体験したいと思っている人、船旅は慣れている人も満足できる圧倒的な信頼と実績と人気を誇る。

 同船の人気の一つが目的に合わせて選べるさまざまなタイプの船室。年配者や子ども連れでもリラックスできる和室や広々としたツインの洋室のほか、セミスイートルーム、スイートルーム、ロイヤルスイートルームなど、長時間の航海を満喫できる個室がそろう。特にロイヤルスイートルームは、ベッドルームとリビングルームが分かれているので、ゆったりとくつろげ、旅気分を盛り上げてくれる。

 また、海に面した展望大浴場は、入港する前の30分を除くすべての時間利用できる。デッキにあがり水平線から朝日が昇る場面が見られたなら、これ以上はない贅沢な気分が味わえる。その他、ディナーのあとにライブやショーなどが楽しめるシアターラウンジやパブリックスペースも充実している。

 行楽シーズンを迎えるこれからの季節、マイカーとともに仙台から乗船し、北海道の秋と冬の味覚を楽しむというプランはいかが? 早割、片道フルパックなど、お得なプランも多数用意されているので、目的に合わせて、自由に船の旅を楽しもう。

11・3『K-1』で大雅vs武尊のKrush王者対決

2014.09.27 Vol.626

 K-1実行委員会が26日、都内で会見を開き、これまで『K-1 WORLD REAGUE』としていた名称を『K-1 WORLD GP』と変更することを発表した。
 会見の冒頭、前田憲作K-1プロデューサーが「これまで海外でK-1を展開しているK-1グローバルと協議をした結果、すでに認知が高く、ファンにもなじみの深いK-1 WORLD GPの名称に変更することになった」と説明。これに伴って、11月3日に東京・国立代々木第二体育館で開催される大会名も『K-1 WORLD GP 2014~-65kg初代王座決定トーナメント』と変更になった。
 続いて-55kg Fightの「大雅vs武尊」、-70kg Fightの「山本優弥vsケリス・ベラ」「松倉信太郎vsジャオ・フーカイ」のスーパーファイト3試合と本戦前に行われるプレリミナリーファイト「鈴木優也vs戸邊隆馬」(-55kg Fight)、「小澤海斗vs伊藤健人」(-60kg Fight)、「杉本仁vs対戦相手未定」(-HEAVYWEIGHT Fight)が発表された。
 なかでも注目を集めるのはKrush -55kg級王者・大雅とKrush-58kg級王者・武尊の王者対決。
 ともにK-1が格闘技を始めるきっかけとなったという2人。
 武尊は階級を下げての参戦になるが「階級は減量すればいいだけの話。K-1に出たいという気持ちがあったので、対戦を受けました」といえば、大雅は「自分は58kgでも全然いいと思っているので、そこに関してはなにもない」とさらりと挑発。
 また互いの印象については大雅が「イケイケな感じで、打ち合って倒すという感じですが、自分には当たらないと思う」と言えば、武尊は「距離間がうまくて、トリッキーな感じな選手だと思うんですが、僕はどんな選手と戦う時も絶対気持ちでは負けないと思うので、気持ちでボコボコにして倒してやります」と静かに切り返した。

世界最高峰のオートバイレースを体感しよう!

2014.09.27 Vol.627

 学問の秋、運動の秋、そして味覚の秋。さまざまな秋があるけれど、もう一つ加えたいのがモータースポーツの秋。秋は世界最高峰のモーターレースが続々日本で開催される季節。その一つが、世界最高峰のオートバイレースの世界選手権「MotoGP」だ。

 四輪ならF1にあたる選手権。今年は世界14カ国で全18戦が行われる。シーズンも残すところあと4戦というところで行われるのが日本グランプリ。10月10〜12日の日程で、ツインリンクもてぎで開催される。

 1949年にスタートと、モーターレースのなかでも最古の選手権。65年の長い歴史もあり、ヨーロッパでの人気はサッカーをもしのぐ。日本でも、ホンダ、ヤマハ、そしてブリヂストンといった国内メーカーの活躍、技術や勝負強さ、ルックスも兼ね備えたライダーの存在もあり、多くのファンがサーキットに足を運ぶ。

 1つのグランプリは、エンジンの排気量ごとに「MotoGP(1000cc)」、「Moto2(600cc)」、そして「Moto3(250cc)」の3つのカテゴリーで行われる。自動車の世界選手権であるF1同様、金曜から日曜の3日間で開催され、金曜と土曜が練習と予選、最終日に決勝が行われるスケジュールになっている。ライダーとチームは、技術を注ぎ込んだオートバイとともに、世界各地で行われるグランプリを転戦し、ポイントを積み重ね、年間を通じての優勝を目指す。

 今シーズンは、昨年、史上最年少のチャンピオンとなったマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が序盤から連戦連勝の貫録の走りで2位以下に大差をつけてポイントリーダーのポジションを守り続けている。ただ、第13戦のサンマリノ・リビエラ・ディ・リミニ・グランプリの決勝で転倒し、レースには復帰したもののポイント獲得ラインギリギリの15位でゴール。その結果、後続とのポイント差が縮まった。チームやマルケスには苦いグランプリになったが、ファンには残りシーズンから目が離せなくなるレースだった。

 ライダー、そしてチームが本気でぶつかりあう白熱のバトルは体感すべき。ローチケでは現在、チケットのほか、ライダーやマシンをピットガレージの後ろから眺められるパドックパスを発売している。

五味生涯初のKO負け 堀口がスカッと3連勝

2014.09.26 Vol.627

 世界最大級の総合格闘技『UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014』が20日、さいたまスーパーアリーナで開催された。今大会は全12試合中、メーンのマーク・ハントvsロイ・ネルソン戦以外の11試合に日本人選手、あるいは日本に縁のある選手が出場した。

 なかでも大会前、最も注目を集めたのは五味隆典。昨年の日本大会で不可思議な判定負けを喫したものの、今年4月のアイザック・ヴァリーフラッグ戦で復帰。ライト級の王座を目指し、ランキング9位のマイルス・ジュリーとの対戦にこぎつけた。勝てばランキング入りは確実で、王座挑戦も見えてくるとあって期待は高まったのだが、10歳年下で、「10代のころから五味のファンだった」というジュリーの前に1R1分32秒、TKO負けを喫した。

 前日の公開計量からいい具合に気合が乗っていた五味。ジュリーのタックルも突き放し、さあこれから得意のスタンドで勝負を!! といったところで、ジュリーが右フック一閃。しりもちをついた五味に一気に襲い掛かったジュリーはパウンドの連打。五味はガードしたまま全く動けず、レフェリーが試合を止めた。五味は総合格闘技のキャリアの中で初めてのKO負け。試合後の会見で「効いちゃったんでね。相手が対戦を受けてくれたことに感謝して、今後のことをゆっくり考えたい」と引退をも予想させるコメントを残した。

 大会を通じて最もインパクトを残したのはフライ級戦の堀口恭司。堀口は昨年10月にUFC参戦以来2連勝でランキング入り。今回はUFC1戦1敗のジョン・デロスレイエスと対戦となったが、1R3分48秒でTKO勝ち。3連勝を飾り、今後ランキング上位者との対戦が予想される。

 試合は開始早々、堀口の大きく踏み込んでの左ミドルがボディーに決まり、デロスレイエスは大きなダメージを受ける。グラウンドになっても有利なポジションをキープ。最後はローキックに左フックを合わせると、デロスレイエスはぐらり。パンチで追撃しダウンさせたところでパウンドの連打を浴びせ試合を終わらせた。

 堀口は試合後「誰でもいいんですけど上位ランカーとやりたい。できるだけ早く」とタイトルへの意欲を見せた。

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