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黒田勇樹初監督作品がついに上演

2015.09.11 Vol.650

 本紙ウェブで『〈新〉黒田勇樹のハイパーメディア人生相談』連載中のハイパーメディアフリーターの黒田勇樹が初めて監督を務めた映画『恐怖!セミ男』『ロング・ロング・ロング・ホリデイ』『黒田勇樹殺人事件』の上映会が9月4〜8日に神宮前のシアターカプセルで行われた。

 映画は、現役俳優や若手映画監督による半年間のワークショップ「フリーアクト」の一環として撮られたもので、撮影開始は2013年7月。公開まで実に約2年の時間がかかったのだが、その理由は黒田曰く「今まで1億円とかかかる映画にしか出たことがなかった。10月に撮影して12月に公開みたいなことは当たり前。でも今回は脚本・演出・編集をほぼ一人でやらなければいけなかったし、編集に至ってはそもそもやったことがなかったので、一から勉強しながらの作業だった」とのこと。

 初日の4日には出演した春名風花、大場はるからが登壇してのトークイベントが行われ、多くのファンが駆けつけた。8日のトークイベントには『黒田勇樹殺人事件』で主役の刑事・力石役を務めた俳優のIKKANが登壇。「力石は上手い人にやってほしかった」という黒田がよく通う飲み屋のツテでIKKANに脚本を渡し、オファーをしたところ、ほぼ即決で出演が決まったこと。この縁がきっかけでIKKANが主宰するツラヌキ怪賊団への黒田の出演が決まり、俳優としての本格始動のきっかけとなったことなど、さまざまな裏話が披露された。

 監督業について黒田は「未定」としながらも「例えば、今日だってうっかりここに入ってきてしまった人でも面白いと思ってもらえるような作品を作っていきたい」と意欲的。

 また活発化している俳優としての活動についても、今年はこれまでに同世代の俳優たちと結成したサーティワンアイスクリーマーズら5本の舞台に出演。9月末からは笹塚ファクトリーで上演されるカプセル兵団『月光条例 〜カグヤ編〜』に出演する。

2020東京五輪エンブレムがついに使用中止

2015.09.11 Vol.650

 2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は1日、急きょ会見を開き、アートディレクターの佐野研二郎氏がデザインした公式エンブレムの使用を中止すると発表した。

 会見した組織委の武藤敏郎事務総長によると、組織委は同日、佐野氏と、エンブレムの審査委員代表を務めたグラフィックデザイナーの永井一正氏から聞き取りを実施した結果、佐野氏自身が取り下げを申し出、組織委も「国民の理解が得られない」と判断したという。

 エンブレムは7月24日の発表後、7月下旬にベルギー在住のデザイナー、オリビエ・ドビ氏によるベルギーのリエージュ劇場のロゴと似ていると指摘されたことをきっかけに騒動が勃発。8月5日には佐野氏が会見を開き、類似性を否定したものの、その後、佐野氏が手掛けたサントリービールの販促キャンペーンの商品となっているトートバッグや東山動植物園のシンボルマークなど盗用が疑われるデザインが指摘されるなど騒動が広がっていた。トートバッグに関しては佐野氏は30種類のうち8種類を取り下げている。

 この間、組織委は終始「問題はない」との態度を取ってきた。疑惑を払しょくするために8月28日に会見を開き、選考経過を説明。佐野氏の原案も示した上で「発想は全く違う」との認識を示し、類似性を否定した。会見ではデザインの展示例画像や原案を公開したのだが、この展示例の画像に使われている写真がインターネット上の個人サイトなどから無断転用されたものであることが判明。また原案が2013年に銀座で開かれた「ヤン・チヒョルト展」のポスターとの類似が指摘されるなど騒動がさらに広がったため、一転この日の判断となった。

 武藤氏によると、佐野氏はデザインのコンセプトなどの観点から「全く模倣はしていない」と説明し、永井氏も佐野氏の認識を妥当とした。一方、永井氏からは「(佐野氏の説明は)専門家としては分かるが、一般には分かりにくい」との指摘があり、佐野氏が「模倣を理由に取り下げることはできないが、昼夜を問わず誹謗中傷が続いている」と取り下げを申し出たため、最終的に組織委が「国民の理解が得られない」と判断し使用中止を決めた。

 佐野氏は同日夜、自身が代表を務めるデザイン事務所のホームページに「模倣や盗作は断じてしていないことを、誓って申し上げます」とコメントを発表し、改めて疑惑を否定した。

 エンブレムの展示例の画像に使われている写真がインターネット上の個人サイトなどから無断転用された疑惑については、佐野氏は組織委の内部資料として作成したものと説明し、公表する際に「権利者の了解を得るのを怠った」と話し、無断使用を認めたという。

東京五輪追加推薦 種目は28日に決定

2015.09.11 Vol.650

2020年東京五輪で開催都市が提案できる追加種目について、日本オリンピック委員会(JOC)が野球・ソフトボール、空手、スポーツクライミングの3つを大会組織委員会に推薦したことが9日分かった。

JOCは全30人の理事から追加種目についての意見を集約。
①メダル獲得が有望
②日本で注目度が高い
③競技施設に費用がかからない−
の3点を重視し、組織委に推薦するとしていた。組織委はJOCの推薦種目を考慮した上で、15日に開く種目追加検討会議で、大筋の絞り込みを行う。28日の理事会でIOCに提案する種目を決める。

女子バスケ五輪決める

2015.09.11 Vol.650

 来年のリオデジャネイロ五輪予選を兼ねたバスケットボールのアジア選手権が中国の武漢で行われ、日本代表は5日の決勝で中国に85−50で勝利を収め、優勝を飾り、3大会ぶりの五輪出場を決めた。

 日本のバスケ界は昨年11月に国際連盟から「国際試合禁止」の処分を受けた。予定していた海外遠征ができなくなるなど、少なくない影響があったなかで、結果を出した。

 6日に行われた帰国会見で吉田主将は「バスケもここまでできると証明できた」と胸を張った。川淵三郎会長は「こうなったらケチなことを言うんじゃなくて、メダルを狙え。米国は強いが、あとは似たりよったり」と祝勝会で“厳命”した。

杏&長谷川博己が半年ぶりに『デート』!

2015.09.11 Vol.650

 今年1月期に放送され人気を集めたドラマ『デート〜恋とはどんなものかしら〜』(フジテレビ系)がスペシャルドラマ『デート〜恋とはどんなものかしら〜 2015夏 秘湯』(9月28日午後9時)で、約半年ぶりに一夜限りの復活を果たす。

 連続ドラマのその後を描く。恋愛は不要と判断した藪下依子(杏)と、自称高等遊民で恋愛不適合者の谷口巧(長谷川博己)は結婚に向けた契約書を完成しつつあるなかで半同棲を実行しているが、ひょんなことから巧が別の女性(芦名星)に心を奪われ、物語が展開していく。

 杏は「連続ドラマが終わった後に、“依子という役が抜けるかどうか”という心配があったんですけど、今度は“依子に戻れるか”というドキドキ感があったりして(笑)。でも、今回の台本を読んでみて、お祭りのような、ファン感謝祭のような感じの内容で、これでまたみんなと時間を共有できると思うと楽しみです。すごくステキなバランスのスペシャルドラマになりそう」とコメント。

 長谷川は、「あの後の依子と巧がどうなるのか、楽しみにしていただいた方々の期待を裏切らないと思います。あの時は冬でしたけど、今回は夏のデートになりますので、そこも楽しんでいただければと思います」と、意気込んだ。

 杏、長谷川を始め、国仲涼子、中島裕翔(Hey!Say!JUMP)ら、レギュラーキャストも出演する。

KEY WORD で見るニュース 2015.8.21〜2015.9.10 

2015.09.11 Vol.650

日本型軽減税率制度
 消費税率を10%に引き上げるのに伴い、財務省が負担軽減策として導入を検討している制度。制度案は、マイナンバー制度を活用して「酒類を除く飲食料品」の購入時に、増税分2%分にあたる「軽減ポイント」を付与。相当額を個人口座に振り込み還付する仕組み。また、税収減にも配慮し、還付金には年4000円程度の上限を設ける。

東芝の最終損益378億円に

2015.09.11 Vol.650

 東芝は7日、利益水増し問題によって開示が遅れていた平成27年3月期連結決算で、最終損益が378億円の赤字(前期は602億円の黒字)になったと発表した。また、21年3月期から26年4〜12月期の決算を訂正し、下方修正額は税引き前損益で計2248億円、最終損益で1552億円とした。

 室町正志会長兼社長は同日の会見で「社会的責任を痛切に感じている。再生に向け全力で取り組む」と述べ「構造改革が必要な領域は聖域なく行う。少なくとも年内に方針を示す」と語った。

移民難民問題でEUも混乱

2015.09.11 Vol.650

 中東や北アフリカから欧州に向け続々と移民や難民が押し寄せる中、悲劇が起こった。トルコの海岸で2日、シリア難民の3歳の男児ら12人の遺体が打ち上げられた。海岸にうつぶせに横たわったり、警察官に抱きかかえられたりする男児の様子をトルコのメディアが撮影して配信した。男児らは、トルコ経由でギリシャ東部コス島に向かったが、ボートが転覆したとみられている。

 難民の多くはドイツを目指しているが、今回の件でドイツの今年の難民申請者は昨年の4倍に相当する約80万人に上ると試算され、ドイツ国内でも移民を受け入れたメルケル首相の判断に批判が上がり、不協和音も出てきている。

ロシア2トップが仲良く筋トレ

2015.09.11 Vol.650

 ロシア政府がプーチン大統領とメドベージェフ首相が揃って筋トレに励む映像を公開した。
 現在、ロシアではウクライナ問題による経済制裁や原油安による経済の低迷、そのウクライナ問題の停滞など国内外に問題を抱えており、2トップの連携をアピールする狙いがあっての今回の映像公開と思われる。
 ここできっちりと体を作ったプーチン氏は3日には中国の抗日戦勝70年を記念する式典と軍事パレードに出席した。

仲村トオル 太宰原作の舞台『グッドバイ』でKERA・MAP再始動!

2015.09.11 Vol.650

 ナイロン100℃の主宰で劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチが劇団とは違った実験的な作品を作る場としてスタートした「KERA・MAP」。その7年ぶりの公演が9月12日から上演中だ。タイトルは『グッドバイ』。KERAによって太宰治の未完の遺作『グッド・バイ』が全く新しい作品となってよみがえった。

今週の一言 2015.8.21〜2015.9.10 

2015.09.10 Vol.650

全米オープンテニスの解説でニューヨークを訪れていた松岡修造氏が錦織の初戦敗退を受け「日本に帰りたいです」(31日、中継で)→しっかりしろ!!

 

鹿児島県の伊藤祐一郎知事「高校でサイン、コサイン、タンジェントを教えて何になるのか」(27日、県の総合教育会議で)→取りあえず高校からやり直して来い。

 

 2020年東京五輪のエンブレムを選んだ審査委員の代表、永井一正さん(86)が「最初の案はベルギーの劇場ロゴとは似ていなかった。盗作ではない」(25日)→でも別のと似ちゃってたんだ…。

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