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新田真剣佑、鈴木伸之は「3メートルくらいあった」

2020.12.14Vol.Web originalエンタメ
『ブレイブ ‐群青戦記‐』製作報告会見が14日、都内にて行われ、新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之、渡辺圭祐、本広克行監督が登壇。キャストたちは、スタントなしで演じきったアクションシーンについて和気あいあいと振り返った。  スポーツ名門校の高校生たちが突然、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康ら歴史上の武将たちが生きる戦国時代にタイムスリップしてしまい、「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を生かして生き延びようとする物語。  寒い時期でのハードな撮影。新田は「極寒の中、重い甲冑を着るんですが、それが冷たい」と苦笑。本広監督は「まったくスタントがないくらい、本人たちがやっているんです」と高校生役のキャストたちを絶賛。

新田真剣佑「俳優になったのは春馬さんがきっかけだった」

2020.12.14Vol.Web originalエンタメ
『ブレイブ ‐群青戦記‐』製作報告会見が14日、都内にて行われ、新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之、渡辺圭祐、本広克行監督が登壇。主演の新田は本作で共演した憧れの先輩・三浦春馬について「俳優になりたいと思ったのは春馬さんがきっかけだった」と明かした。  スポーツ名門校の高校生たちが突然、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康ら歴史上の武将たちが生きる戦国時代にタイムスリップしてしまい、「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を生かして生き延びようとする物語。  国内では本作が単独初主演となる新田の座長ぶりを共演者、監督も絶賛。山崎が「役柄的には私が引っ張っていくのですが現場では逆でした。立ち位置で私が前に行き過ぎていたりすると、お芝居のなかで分からないくらいさりげなくエスコートしてくれた」と言えば鈴木も「マッケン(新田)が座長でよかった。マッケンが大きく笑うとみんながひとつになれた」、敵対する役どころだったという渡辺も「マッケンを中心に一体感が生まれていた」と振り返った。  新田は照れながら「座長として何かをやらなければという意識はあまりなかったですが、いろんな部活があるので、全員とコミュニケーションをとれる現場にしたいなとは思っていました」と振り返った。

芦澤竜誠が島野戦のKO劇を振り返り「神の領域に入っていた」【K-1】

2020.12.14Vol.Web Original格闘技
「本当にみんなのおかげで勝ったと思っている」 「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1冬の大一番~」(12月13日、東京・両国国技館)の一夜明け会見が12月14日、東京都内で開催された。  約1年半ぶりの復帰戦で島野浩太朗(菅原道場)にKO勝ちを収めた芦澤竜誠(PURGE TOKYO)が前日の試合を振り返った。  芦澤と島野はダウンを奪い合う激闘を展開した末に芦澤が2R終了間際に島野をKOするという劇的な幕切れとなった。  芦澤は「本当にみんなのおかげで勝ったと思っている。今までは自分1人で全部やっていたつもりだったけど、なんかみんなのおかげって、本当に心から思っている。また頑張るのでみなさん応援よろしくお願いします」とまずは周囲のサポートに感謝。  そして「自分の中ではまだ全然完全じゃなかったので、まだまだ試合前の練習で“もっとできるのにな”って頭の中で分かっています。分かっていなくてやろうとしてる奴と分かってやろうとする奴とは違うじゃないですか。だからどんどんどんどん、もっと俺はレベルアップできる。通過点でいいパフォーマンスが出せてよかったです。練習通りに出せただけです。練習通りのストレートだったし」などと試合を振り返った。  試合前から大きな反響があった復帰戦だったのだが「全部俺が言った通りですよ。運命は決まってるとか、みんな手のひら返すとか、俺の言ったようになるので、笑えるっす。もっと今から俺の言ったことが現実になっていくので楽しみにしていてください」と語る。

ゴンナパーが今後の防衛ロード語る「2~3回防衛するのは確か」【K-1】

2020.12.14Vol.Web Original格闘技
2本のベルトを両肩にかけて登場 「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1冬の大一番~」(12月13日、東京・両国国技館)の一夜明け会見が12月14日、東京都内で開催された。  メインで行われたライト級タイトルマッチで王者・林健太(FLYSKY GYM)を破り、悲願のK-1王座を獲得したゴンナパー・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)が出席した。  ゴンナパーは前日に獲得したK-1のベルトとかねてから保持していたKrushのベルトの2本を両肩にかけて会見場に現れた。  ゴンナパーは前日の林戦について「パンチと蹴りを両方使えるという意味で、自分は林より上回っていたと思う」と勝因を語った。林にはこれで2連勝となったが「これからも林は同じ階級にいるので、今後も対戦するチャンスがないということは決してないと思う。自分としてもK-1ルールでの技術を向上して、さらに強くなって、もし機会があれば林と対戦することもありえると思う」と林との再戦についての可能性にも言及した。  これまでKrushの王者はK-1の王座を獲得すると多くの選手がKrush王座を返上していたのだが、ゴンナパーは「もしKrushのベルトを返上ということになったら返上すると思う」と話したものの「返上しなくてもいいのなら、年に6~7試合して両方の王座を防衛していくのも大丈夫」とK-1ジャパングループのライト級の絶対王者として君臨する意欲を見せた。

ケンドーコバヤシ主演ドラマ『桃色探訪』に続編! ミルクボーイも出演

2020.12.14Vol.Web Originalドラマ
 ケンコバことケンドーコバヤシが主演するオリジナル風俗ドラマの第2弾『桃色探訪~伝説の風俗~【渋谷編】』が2021年1月1日に放送される。ケンコバは「第2弾の決定は、第1弾がある程度好評だったという事ですが、「不思議な世の中だな」と思いました」とコメントしている。

MIYAVI出演!ラジオ公開収録イベントにご招待

朝久泰央「当たらなければ子供のパンチと一緒」とヘビー級狩りに本気【K-1】

佐々木洵樹が武居由樹が返上したベルトの獲得を誓う【K-1】

2020.12.14Vol.Web Original格闘技
璃明武に判定勝ちも内容には満足せず「危機感持っている」 「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1冬の大一番~」(12月13日、東京・両国国技館)の一夜明け会見が12月14日、東京都内で開催された。  K-1初参戦で璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)との無敗対決を制した佐々木洵樹(POWER OF DREAM)が出席した。  佐々木は1Rに左フックでダウンを奪ったうえで判定勝ちを収めたのだが、試合内容については「良かったのは最初の左のオーバーハンドフックぐらい。あとは…うまくいかなかった」と不満げ。デビュー以来の無敗はキープしたものの「勝つと負けるのとでは全然違うと思うが、自分が思い描いている戦い方と会長が思い描いている戦い方が全然比例していない。結果だけ見ればうまく行っていると思うが、さらに上を目指さないといけないと今は危機感を持っている」と勝利にも笑顔はなかった。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

アンジャッシュ児嶋、サンタになってクリぼっちを救済も、一番救いたいのは「渡部!」

2020.12.14Vol.Web Originalエンタメ
 アンジャッシュの児嶋一哉が14日、ショートムービープラットフォーム「TikTok (ティックトック」のクリスマス企画「#クリぼっち 発表会」に出席した。児嶋は、クリスマスを1人で過ごす“クリぼっち”を救うことを目的に結成された「TikTokサンタ隊」の隊長に就任。「クリぼっちのみんなも集まれば“ぼっち”ではなくなる。今年はリアルで会うことは難しいけど、TikTokを通してつながって盛り上がっていきましょう」と、呼びかけた。

木村ミノルvsメイウェザーについて中村プロデューサーが言及【K-1】

2020.12.14Vol.Web Original格闘技
「昨日初めて聞いた。これから考えていこうかなと思っている」 「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1冬の大一番~」(12月13日、東京・両国国技館)の一夜明け会見が12月14日、東京都内で開催された。  セミファイナルで行われたスーパー・ウェルター級のスーパーファイトで王座戴冠後の初戦を戦った同級王者の木村“フィリップ”ミノル(PURGE TOKYO)はケガのため会見を欠席した。  木村は前日、アビラル・ヒマラヤン・チーター(志村道場)に2R2分50秒、TKO勝ちを収めた後のリング上で、格闘技イベント「MEGA2021」(2021年2月28日、東京ドーム)に出場が発表されているプロボクシングの世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーの対戦相手に名乗りをあげたのだが、この日、会見に出席したK-1の中村拓己プロデュ―サーは「試合後に木村選手がメイウェザー選手との対戦に興味を示す発言があったが、僕たちも昨日、リング上で初めて聞いたところもあるので、木村選手の希望に関してはこれから考えていこうかなと思っている」と語った。  メイウェザーの対戦相手についてはMEGA製作委員会の代表取締役兼職務執行責任者の徳弘浩平氏は11月16日に行われた開催発表会見で「日本人選手を考えている」と発言。一部メディアやSNS上でRIZINの朝倉未来の名が挙がったが、先日の「RIZIN.25」で朝倉が斎藤裕に敗れた後に行われた会見で徳弘氏は「日本人に限らない。外国人になる可能性もある」と語るなど若干の方針転換があったよう。その後もメイウェザーの対戦相手についてはさまざまな選手の名前が飛び交っている。

年末年始もステージ三昧で!「両国花錦闘士」

2020.12.14Vol.736演劇・ミュージカル
 やせ型で美形の昇龍(しょうりゅう)とぽっちゃり型で愛すべきキャラクターの雪之童(ゆきのわらべ)宿命のライバル。その2人がいよいよ対決の時を迎えて……。 『両国花錦闘士』は岡野玲子による同名の漫画を原作に舞台化した作品。昇龍と雪之童が力士として成長していく様子を、土俵の上と下、若い力士、ベテランなどさまざまな力士たちやタニマチとの関係なども取り入れて描く。大きな体を揺すりながらのキレのあるダンスや歌は圧巻で、成長の過程での悲喜こもごもも、がっぷり四つに組んだり、笑い飛ばしたりしながら、力強く前進していく。もちろん、力士の心をかき乱す女性たちの存在も圧倒的。見ているほうは、いろんな感情で土俵際まで追い込まれる。  新型コロナウイルスの影響はもちろん、上演までいろいろなことがあった舞台。それゆえに、キャスト陣の結束も強い。熱くなるエピソードにほろりと来るドラマ、そして何よりも見終わったあとの「たくさん笑ったな」という思いは最高のお土産。いま最も清々しい気分で劇場を後にできる舞台だ。

【インタビュー】ジェーン・スー、新刊で悩める女性にエール「悶々と悩むのもその人にとって必要な時間」

2020.12.14Vol.736インタビュー
 等身大かつ独自の視点で同世代の女性から圧倒的な支持を得るコラムニストのジェーン・スーさん。雑誌「Oggi」の人気連載を書籍化した最新刊『女のお悩み動物園』(小学館)では、「王子様の登場を待ちわびるラクダ」から「美しくしなやかに群れるイルカ」まで、悩んでいる人のタイプを16種類の動物に分類して実践的なアドバイスをまとめている。日々、自身のもとに寄せられる〈悩みごと〉への向き合い方とは?
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

【インタビュー】ジェーン・スー、新刊で悩める女性にエール「悶々と悩むのもその人にとって必要な時間」

2020.12.14Vol.736インタビュー
 等身大かつ独自の視点で同世代の女性から圧倒的な支持を得るコラムニストのジェーン・スーさん。雑誌「Oggi」の人気連載を書籍化した最新刊『女のお悩み動物園』(小学館)では、「王子様の登場を待ちわびるラクダ」から「美しくしなやかに群れるイルカ」まで、悩んでいる人のタイプを16種類の動物に分類して実践的なアドバイスをまとめている。日々、自身のもとに寄せられる〈悩みごと〉への向き合い方とは?

今日の香港は明日の台湾、そして明後日の日本(上)【長島昭久のリアリズム】

2020.12.14Vol.736長島昭久のリアリズム
 私は、国政を志して以来、我が国の外交・安全保障を担う政治家たらんとの気概で仕事に取り組んでまいりました。そのためには、第一に我が国自身の国防努力、第二に米国との同盟関係の強化、さらには価値観や利益を共有する「同志国」との連携促進に力を注いできました。第三の外交的努力の一環として、私は、国政15年の間、とくに豪州、インド、韓国、台湾との交流に努めてきました。昨今、豪州や台湾との戦略対話の重要性が高まっています。  両国との戦略対話における最大のテーマは、中国の台頭です。その裏返しとして、オバマ・トランプ政権で顕著となった米国の相対的な退潮傾向についても真剣に話し合ってきました。後者のソリューションとしては、自力(地力)をつけることと、相互連携による米国繋ぎ止めの努力(孤立主義的な潮流が強まる米国は、域内の同盟国や友好国の協力なしに安全保障のコミットメントを持続することは困難)を重ねるしかないという結論です。日豪の安全保障協力関係は、2007年に初めて2+2(外務・防衛閣僚会議)が開催されて以来、ACSAの締結、クワッド(日米豪印)協調関係の構築、そして先日来日したモリソン首相との間で合意した日豪安全保障円滑化協定により、準同盟関係に発展しました。  一方、台湾とは国交がないため表立った安全保障協力は困難ですが、それでも、我が国の南西諸島と約100キロで接する(両国の防空識別圏は与那国島で重なっている)台湾とは、戦略的に運命共同体の関係にあると同時に、インド太平洋地域における自由と民主主義の紐帯としての日台関係は極めて重要です。  その自由と民主主義をめぐって、重大な事態が香港で起こっています。発端は、中国において今年6月に「香港国家安全維持法」が制定・施行されたことです。この法律は、1997年に香港がイギリスから返還される前に英中連合声明によって国際公約された「一国二制度」の下で返還後50年間は香港に「高度な自治」を認めるとの合意を一方的に破棄するものでした。さらに、香港基本法にも反するものです。  これは、中国台頭における「ゲーム・チェンジャー」ともいうべき暴挙にほかなりません。国際社会から一斉に中国に対する非難の声が上がったことはもちろん、17か国からなる先進民主主義国の議会人たちが「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」を結成し、香港の人権と民主主義を守るために立ち上がったのです。その動きに呼応して、私たち国会議員有志は同僚議員たちに呼びかけ、「対中政策に関する国会議員連連盟(JPAC)」を設立し、7月29日に国会内で設立総会を開催しました。(次回は、JPACの目的や活動について報告します。) (衆議院議員 長島昭久)

歌手・斉藤由貴と過ごす貴重な一夜横浜でクリスマス・ライブ

2020.12.14Vol.736エンタメ
 80年代からトップアイドルとして活躍し、国民的女優、歌手としても「卒業」「夢の中へ」などで確固たる地位を築く斉藤由貴。近年も数々のドラマや映画に出演するなど注目を集める斉藤が、クリスマス・シーズンの横浜に降臨。ヒット曲からクリスマス・ソングまで網羅したスペシャル・ステージを贈る。

コロナ禍に負けるな!飲食店を応援しよう

難問に向き合い続ける時代の人づくり【鈴木寛の「2020年への篤行録」最終回】

2020.12.14Vol.736コラム
 この度、国立福島大学の学長特別顧問に就任しました。福島大学は、国が現在計画している福島県沿岸部の「国際教育研究拠点」づくりに際して、国内外の知恵と人脈を集結し、地域を結びつけるハブとなります。この構想の実現・発展に向けても、三浦浩喜学長のお力になりたいと思います。  東日本大震災の時、私は文部科学副大臣でした。震災後、OECDが子どもたちの教育を通じた復興サポートとして「OECD東北スクール」プログラムを構想した際、私が日本側の窓口として後押しをいたしました。このプログラムは、地域の復興を担う人材とグローバルで活躍する人材を育成することが目的で、福島大学が事務局を担っていただき、この時、三浦先生をはじめ、大学のみなさまから多大なご尽力をいただきました。  OECD東北スクールは2012年3月、約100人の中学生・高校生が東北各地から集結。2014年8月、OECD本部のあるパリにて、東北の復興を世界にアピールするイベントを開催・成功させるという空前のプロジェクト学習でした。そして「復幸祭」と銘打ったイベントは2日間で15万人が来場する大成功でした。  このときの日本の高校生の各国の大使や大臣へのプレゼンテーションが共感を呼び、「OECD教育2030プロジェクト」につながります。国内でも「地方創生イノベーションスクール」構想に引き継がれ、福島県立ふたば未来学園も創立され、未来創造探求の先進校になっています。  子どもたちにとって学びの核心となるのは、緊張とジレンマを克服すべく苦闘して身につけた経験と自信です。これが、まさに大人になって、「正解」も「前例」もない、難問ばかりのいまの世の中に巣立っていった時、それぞれの強みになります。  東北、福島は震災のあと、高齢化や医療過疎といった問題が顕在化してきました。そして今年のコロナ禍にあって、東京、日本全体も高齢化、デジタル化の遅れといった難問が噴出しました。  いまの大学生の世代は、令和の時代を担い、22世紀への道を作っていくことが使命である一方で、そうした難問から逃げずに粘り強く向き合い、「解」を考えねばなりません。教職員も、当事者の一人として背中を見せ、若い人たちに何かを感じ取ってもらう必要があります。福島で学びのカタチをつくり、東京、日本、世界へ発信する…。私もその一翼を担う覚悟です。 (東大・慶応大教授) ■本連載「鈴木寛の2020年への篤行録」は今回で終わりです。7年の長きに渡り、ありがとうございました。1月からは連載名を新たに「鈴木寛のREIWA飛耳長目録」と題してお送りします。

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