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格闘家イケメンファイル Vol.59 火の玉伝説継承者 平川智也(ひらかわ・ともや)

2016.10.24Vol.677格闘家イケメンファイル
 今回の取材は平川智也が務める格闘技ショップ「フィットネスショップ水道橋」にお邪魔する形で行った。ショップのユニフォームを着ての撮影では柔和な表情を見せてくれた平川だが、練習着に着替えてからは表情が一変。格闘家の顔となる。 「週5日はここで朝10時から夜9時くらいまでは働いています。仕事が終わって9時くらいから上の階にある道場(MASTER JAPAN)で11時くらいまで練習させていただいています。場合によっては朝仕事の前に練習してから10時に出勤したりとか、そういうふうにうまくコントロールしながらなんとか時間を作って、いろいろな方の力を借りながら練習しています」  週2日ある休みはなにを? 「五味さんに相手をしていただけるのがその時間しかないので、その2日を大事に使って久我山で練習しています」  五味というのはもちろん五味隆典。平川は大学生の時に五味のジム「久我山ラスカルジム」の門を叩いた。そもそも格闘家になろうと思ったきっかけは? 「昔、K-1やPRIDEが地上波で放送していたときに好きでよく見ていました。僕は横浜生まれなんですが、宇野薫さんが横須賀出身で横浜を拠点としていると聞いたこともあって、修斗はもちろん、UFCに参戦してからも宇野さんの試合はよく見ていました。そうやって格闘技を見ていく中で一番影響を受けたのが今の師匠の五味さん。僕が高校生の時ですかね。その時は格闘技をやるという気持ちはなかったんです。もともと小学生から高校までずっとサッカーをやっていて、選手ではないにしても何かしらサッカーに携わって生きていこうと思っていました。でも大学入学で東京に出てきたのをきっかけに、まだ自分が選手としてやれるものはないかということを考え始めて、ぱっと思いついたのが格闘技。本来バックボーンがないとやっていけない世界だということは薄々感じていたんですけど、そんなことは関係なく1選手としてどれだけやれるか試してみたいと思いました」  やるなら五味さんのところしかないだろうと。 「始めるなら五味さんのところ、という思いがありました。試合や雑誌などで話していることを読んでいて自分の中に響くものがあった。感覚的に、この人についていきたいなっていう気持ちがあって、真っ先に五味さんのところに行きました」  修斗の魅力とは? 「修斗の独特の雰囲気が好きなんです。新宿FACEもそうですが、やはりなんといっても聖地・後楽園ホールの雰囲気は他の団体じゃ出せないんじゃないかと思います。それは入場式の時から感じている。会場のお客さん、プロモーターの方、選手自身もそういう気持ちでいるんじゃないかと思うので、それがバシっとはまった時は興行自体が最高に盛り上がるじゃないですか」  家と職場とジムを行ったり来たりの生活。 「僕は1試合1試合、そこで夢がついえるか続くか、というような気持ちでやっているので、その先なんて一切見ていない。負けたら引退、くらいの気持ちで毎試合闘っています。ケージに入る前にしっかりと準備できるかできないか、自分との勝負だと思っているので、そういうことを思っていつも試合に臨んでいます」  そして11月12日の後楽園大会では高橋遼伍と環太平洋ライト級チャンピオン決定戦を戦う。 「相手は打撃が得意なので、多分バチバチにぶつかり合う試合をみんなイメージしていると思うんですが、僕は一方的に自分のやりたいことをやるスタイルで行こうと思っているんです。バチバチにやっても負ける気はしない。そこで負けると思ったら選手としてダメだと思います。今回は正面衝突でぶつかり合うような展開にはならないようにいろいろ考えています。高橋選手とはひとつステージが違うところを見せつけてやりたいです」  自分の試合はもちろん、修斗を初めて見るような人に観戦のアドバイスを。 「あのキックが良かったとかタックルが良かったというような細かい技術の話よりも、大会全体の雰囲気を会場で感じてほしい。盛り上がるところは盛り上がって、泣けるところは泣く。会場って喜怒哀楽とかいろいろな感情が詰まっているんです。だから細かい技術論よりは思い切り泣いてわめいて叫んでくらいの勢いで試合を見て、感じ取ってもらえたら選手はうれしいんじゃないかなと思います」

黒谷友香「友香の素」vol.168 私は「チューリップの秋」

2016.10.24Vol.667黒谷友香「友香の素」
 すっかり秋ですね?。このところの気温の変化に、毎日何を着て行ったら良いやらとクローゼットの前で服を取っ替え引っ替え、夜の冷え込みに念のためのストールをカバンに突っ込みバタバタっと出掛ける日々ですが、ファッションの面では、秋冬のほうがオシャレを楽しめて好きっという方も多いのではないでしょうか。  あ、食の面でもそうでした! 「食欲の秋」。何もかもが美味しい季節になってきましたが、これは油断していると太る?! 女子にとっては食後のデザートをいくかいかないか、特に悩む季節でもあります(笑)。  秋の旅行も空気が気持ちが良くて良いですよね。どこかの紅葉を見に行きたいな?。四季があるおかげでさまざまなことが楽しめて、自然に感謝です。ちなみに今年の見ごろは全国的には平年並み、近畿地方は少し早いらしいですよ。  っとその前に、私の秋のイベントといえば、チューリップの植え込みです! 来年の春に綺麗に咲かせるために、本格的な寒さが来る前の、11月上旬までに球根を植えないといけません。去年はいろんな種類のチューリップの球根を347個植えました。その記念に、さまざまな色のチューリップの花びらをドライフラワーにして、お部屋に飾っていますが、それは今でも色あせず、洋菓子のようにとっても綺麗です。  今年はチューリップだけではなく、ムスカリやヒヤシンスの球根も植えたいと思っています。紫色のムスカリは群生していると可愛らしいし、ヒヤシンスの花は水栽培のものが雑貨屋さんなどで売られていたりするように、色とりどりで見た目も美しいですが、その香りが本当に素晴らしいです。ガーデンを歩いている時に、フワっと風に乗って薫ってくるヒヤシンスのあの重厚な香りに包まれると、本当にウットリとしてしまいます。今まで地植えで楽しんでいましたが、今年は水栽培のヒヤシンスも買って楽しんでみようかな!

【読プレ】高梨臨×斎藤工が描く、農業と夢と青春

2016.10.24Vol.677映画
 高梨臨や斎藤工が出演する映画『種まく旅人?夢のつぎ木?』(佐々部清監督)がいよいよ公開。日本の第一次産業を描いてきた『種まく旅人』シリーズの最新作で、岡山県赤磐市の桃農家を舞台に兄の遺志を受けつぎ新しい桃「赤磐の夢」の新種登録を目指す女性と周辺の人々との絆を丁寧に描く。女優になる夢をあきらめて地元に戻ってきたヒロイン・彩音を高橋臨、日本の農業政策を変えるという夢を持ちながらもその理想を見失いかけているエリート官僚を斎藤工が熱演する。公開を記念し、同作品の鑑賞券を5組10名様にプレゼント(係名:「種まく旅人」)。 『種まく旅人?夢のつぎ木?』11月5日 有楽町スバル座ほか全国ロードショー!【配給】アークエンタテインメント【公式HP】 www.tanemaku.jp

『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』試写会に10組20名

2016.10.24Vol.677映画
“イギリスのシンドラー”と呼ばれ、ノーベル平和賞候補にもたびたび名を挙げられた愛と勇気の人ニコラス・ウィントンの驚くべき活動の足跡と、彼に救われた人々の人生をたどり、命の大切さを世界に伝える感動のドキュメンタリー。  第2次大戦開戦前夜のヨーロッパでは、ナチス・ドイツの迫害を受け多くのユダヤ人が難民となるなか、その子供たちを安全な国に疎開させる活動〈キンダートランスポート〉が行われていた。ニコラス・ウィントンは、公的支援を受けずにチェコスロヴァキアでその活動を行い、669人の子どもたちを救っていたが、彼はそのことを家族にさえ一切、語らずにいた。それから50年。ある場所から発見された一冊のスクラップブックが、彼の偉業を明らかにしたことで、ニコラスと彼に救われた人々が奇跡の再会を果たすことになる。しかし、本当の奇跡は、ここからが始まりだった…!  今も世界中で広がり続ける“恩送り”の記録。ニコラスからの善意のバトンを、本作を通して受け取って。  11月26日、YEBISU GARDEN CINEMA他にて全国順次公開。

『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』試写会に15組30名 

2016.10.24Vol.677映画
 絶世のオンチが音楽の殿堂・カーネギーホールを満席にする!? 『クィーン』 『あなたを抱きしめる日まで』のスティーヴン・フリアーズ監督が、超大物俳優を揃えて描く、実話をもとにした感動作。  NY社交界のトップ、マダム・フローレンスの夢。それはソプラノ歌手になること。しかし彼女は自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気付いていない。愛する妻に夢を見続けさせるため夫のシンクレアはマスコミを買収したり、信奉者だけを集めたリサイタルを開催するなどして立ち回っていた。しかしある日、フローレンスがカーネギーホールで歌うと言い出した。持病を抱えながらも音楽に生きる彼女の命がけの挑戦に、シンクレアも決意を固めた。かくして、稀代のオンチが音楽の殿堂を目指す、とんでもない挑戦が幕を開ける…!  12月1日(木)よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開。

『マックス・スティール』試写会に10組20名 

大阪の新名所「空気の看板 大ぴちょんくん」

耳を澄ましちゃうアーティスト『TOSS』 トクマルシューゴ

2016.10.23Vol.677CD/MUSIC
 おもちゃ箱、童話、実験室……トクマルシューゴの音楽を表現するのには、むくむくとワクワクが“湧いてくる”ようなフレーズが使われる。が、実際に彼の音を聞くと一瞬で陳腐なものになってしまう。前作から4年のインターバルでリリースされる本作についても、同じ。いろいろな楽器、いろいろな音が連なって音符が飛び跳ね踊る彼のサウンドの特徴はキープしつつ、リスナーをじりじりとさせるほどのにぎやかさが加わった印象だ。本作では宅録中心だった前作までとは違って、さまざまなアーティストとコラボやフリーセッション素材や自らがこれまで作ってきた音をもとに再構築と破壊を繰り返したという。野心作。

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

共生社会の実現を目指して「ヒューマンライツ・フェスタ東京2016」

2016.10.23Vol.677今日の東京イベント
 人権の大切さについて考えるイベント「ヒューマンライツ・フェスタ東京2016」が開催。気軽に参加できる障害者スポーツ体験(5日ブラインドサッカー、6日車椅子バスケットボール)を行う。その他、車いすダンスチームやアイヌの民族舞踊、ブラジル国技カポエイラの演舞等さまざまなチームが出場する「ヒューマン・ダンス・フェスタ2016」(5日)、NHK Eテレ「バリバラ」のSHOW?1芸人によるステージ「ヒューマン“お笑い”フェスタ」(6日)などを展開。東京が“人権の輪”になる3日間を体験しよう。 【開催日】11月4日(金)~6日(日)【会場】東京国際フォーラム【問い合わせ】東京都総務局人権部人権施策推進課 TEL:03-5388-2588【URL】 http://www.hrf-tokyo-2016.com/

ビジュアル系 jealkb武道館を目指し再起動

2016.10.23Vol.677エンタメ
 ビジュアル系バンドのjealkb(ジュアルケービー)が新しくスタートを切る。11月2日に渾身のニューシングル『reboot』を発売し、ACT2としてバンドを「再起動」する。  「再始動」のきっかけは「2020年に日本武道館でライブ」宣言だ。 「2015年から2020年までの6年間で日本武道館に行く目標を立てて、ツイッターに書いたんです。そしたら、今のスピードではダメだって真剣に反応してくれた人がいたんです。それがきっかけになってみんながそれぞれエンジンを加速しました(haderu)  もともとロンドンブーツ1号2号の田村淳、もといhaderuを中心に芸人で構成されたバンド。2006年に活動をスタートするも、芸人、まともに楽器が弾けないといったことから彼らの真剣さは世の中はもちろん、周囲の芸人にも伝わりにくかった。ただキャリアを重ねるなかでバンドの名前も浸透、ファンも拡大。なにより楽曲やライブのレベルもアップ。作品やライブを通じて、彼らの本気度や熱はゆっくりだが確実に伝わり始めている。 「リブートを決めたけど準備期間は短かった。でもこんなにバンドのことを考えたのは初めてかもしれない」(haderu) 「バンド以外の活動もあるから集まるのは夜で、気づいたらもう朝4時になってたりした」(hideki)   濃密な時間を経て完成したのが最新シングル『reboot』。自らを奮い立たせる作品だ。エネルギッシュでスケールが大きいと楽曲だが、これまでの彼らの楽曲群と並べると違いが感じられる。 「タイトルを決めてから曲を書くって、これまでなかった曲の作り方なんじゃないかな」(haderu) 「曲を作るうえでは、とにかくエモい曲っていうテーマもあった(笑)。リブートだし、これまでのjealkbにこだわる必要もないと、やってみた。それぞれ出来上がったものを持ち寄ったら全員一致でこれだったんですよ(笑)」(elsa)  一方リリックは、耽美的なフレーズやデコラティブなワードは姿を消し、シンプルで共感しやすい世界観を描き出す。 「バンドのヴィジュアルと同じように脱ゴシック。前は歌詞を書き出してから辞書を引いて、より難しい言葉と置き換えたりしていたんだけど、今回はまったくしなかった。それよりも分かってもらえる、聞きやすいってことを考えて書いています」(haderu)  バンドの活動期間も10年を超えた今だからこそ気合を入れ直す。これまでの作品を愛してきたファンにはかなりのサプライズになるかもしれない。ただ、ステージの前やスマホや画面の向こうにいるオーディエンスを楽しませたいという気持ちには変わりはない。  12月には単独ライブも控えている。「再起動」し、リアルに武道館のステージを目指す彼らの今、最新シングルとライブで確かめたい。その価値はある。

井上芳雄がトニー賞楽曲歌う! 米トップ俳優とコンサート開催

2016.10.23Vol.677インタビュー
 日本を代表するミュージカル俳優の井上芳雄が、米俳優たちとともに、名作ミュージカルのナンバーを歌う。来春開催のプレミアムなコンサート『トニー賞 コンサート in TOKYO』に出演する。ミュージカルの名曲を歌うコンサートはこれまでにもいろいろ行われているが、米演劇界で最高の権威を誇るトニー賞の名を冠したトニー賞公認のものが日本で行われるのは初めて。  出演するのは、日米が誇るトップスター。『王様と私』で渡辺謙と共演したケリー・オハラ、米ドラマ『グリー』で世界規模の人気者になったマシュー・モリソン、そして日本からは日本のミュージカル界を率いていく存在としてオーラを放つ井上芳雄だ。  米トニー賞には以前から、WOWOWの生中継番組で、スぺシャル・サポーターとして関わってきた。 「賞の存在は子供の頃から知っていますし、そのすごさは前から分かってはいるんですが、番組に関わるようになって、もっといろいろな“すごさ”が分かってきました。トニー賞は演劇の普及を目指した団体が運営しているだとか、今年(の賞レース)はこの流れがあるからあの作品が制したとかパワーゲーム的なこと、ここでは話せないですけどあの受賞者のあの人とあの人の関係とか…、話しにくい(ゴシップ的な)ことも含めて、とっても面白い(笑)」  今年は、ニューヨークで行われる授賞式前に渡米した。 「アワードの時期だからといって、大盛り上がりしているという雰囲気はなくて、神様のようなトニー賞っていうのは違うのかなって。開催日が1週間遅れたりもするし(笑)、ユルさもあるんです。そんなことを言っても、評価基準であるし、影響力はすごい。新作はトニー賞を目指してやってきますし、授賞式のステージでの気合の入れ方なんてものすごい。あのパフォーマンスは各作品が自前でやるらしいんですけど、マチネの舞台に立っていた俳優たちがいたり、閉幕している作品なのにすごいセットを組んだりしますからね」  トニー賞が公認する本コンサートでもそれが味わえる? 「あの雰囲気を少しでも伝えられたらと思っています。趣向を凝らした授賞式のオープニング! 僕はあれがとても好きなので、そのまんまトニー賞の授賞式をやっちゃう、作品のパロディーであるとか、トニー賞っぽいことができたらいいなって思います。ケリーさん、マシューさんとのコラボもできたらいいですね。ブロードウェイもののデュエットもありますけど、李香蘭とかベルばらとかもいいじゃないですか……ただね、お2人の横に僕がいて大丈夫なのか心配でもあります。日本人(ミュージカル俳優たち)の間では大きな顔してますけど、本物が(笑)、本場の人が来ちゃったらそういうわけにはいかない」  ミュージカルの魅力をより広く伝えられたらと話す。以前から井上はその方法のひとつとして「日本のトニー賞を作りたい!」とぶち上げている。「このコンサートが1回だけでなく、毎年やるようなものになったら…」。このコンサート、日本版トニー賞設置に向けた第一歩になる? 「トニー賞 コンサート in TOKYO」 【日時】2017年3月18日(土)17時開場/18時演【会場】東京国際フォーラム ホールA【チケット料金】S席1万2500円、A席9500円(全席指定・税込)【出演】ケリー・オハラ、マシュー・モリソン、井上芳雄【一般発売日】11月19日(土)

THL編集部オススメMOVIE『スター・トレック BEYOND』

2016.10.23Vol.677映画
 未知の星に不時着した宇宙船救出ミッションに出発したエンタープライズ号。しかし到着直前、無数の飛行物体によって急襲を受けエンタープライズ号の仲間たちは散り散りになってしまう。たった一人見知らぬ土地に投げ出されたカーク船長を待ち受けるのは…? 監督:ジャスティン・リン 出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント他/2時間3分/東和ピクチャーズ配給/TOHOシネマズスカラ座他にて公開中  http://startrek-movie.jp/
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

THL編集部オススメMOVIE『スター・トレック BEYOND』

2016.10.23Vol.677映画
 未知の星に不時着した宇宙船救出ミッションに出発したエンタープライズ号。しかし到着直前、無数の飛行物体によって急襲を受けエンタープライズ号の仲間たちは散り散りになってしまう。たった一人見知らぬ土地に投げ出されたカーク船長を待ち受けるのは…? 監督:ジャスティン・リン 出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント他/2時間3分/東和ピクチャーズ配給/TOHOシネマズスカラ座他にて公開中  http://startrek-movie.jp/

人気シリーズの第3弾『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』

2016.10.23Vol.677STAGE
 劇作家・演出家の前川知大と世田谷パブリックシアターによる『奇ッ怪』シリーズの第3弾。  このシリーズは古典を現代の感覚で読み解こうという狙いのもと生まれたもので、1作目では小泉八雲の怪談を材に取り、「古典の怪談」を現代に置き換え、世田谷パブリックシアターの「現代能楽集シリーズ」のひとつとして上演された2作目では、死者が生者に語るという夢幻能の形式に狂言のユーモアを併せた作品を作り上げた。  ちなみにこの2作目の『奇ッ怪 其ノ弐』で前川は第19回読売演劇大賞の大賞と最優秀演出家賞を受賞している。  今回は民俗学者・柳田国男の「遠野物語」がベース。柳田国男はなぜ「伝承」を「事実」として書き記したのか??遠野物語を語りつつ、遠野物語を解明しようとする者たちの姿を描く。 『奇ッ怪』シリーズには欠かせない存在である仲村トオルが今回も核となる役を演じる。  頭に「前川知大と世田谷パブリックシアターによる」と書いたが、そこに仲村の名前も並べなければいけないほど、このシリーズにはなくてはならない存在だ。

巨匠スコセッシ「日本の“家族”を集めた」遠藤周作の名作を映画化『沈黙〜サイレンス〜』

2016.10.23Vol.677映画
 日本でも映画ファンから絶大な支持を得るマーティン・スコセッシ監督が、遠藤周作の小説を映画化。19日、都内にて記者会見を行い、その一部映像を全世界に先駆けて披露した。  最新作『沈黙〜サイレンス〜』は、キリスト教が弾圧されていた江戸時代を舞台に、日本にやってきたポルトガル人宣教師が迫害に苦悩しながらも、信仰とは何かを求道する姿を描く。  約15分間、4つのシーンのフッテージ映像を披露した後、万雷の拍手で迎えられたスコセッシ監督と、隠れキリシタン・キチジロー役の窪塚洋介、通辞役・浅野忠信の3人。  監督が原作と出会ったのは1988年のこと。「黒澤明監督の『夢』に出演したのですが、ちょうど日本で撮影を行っていたときに本を読み終わりまして、映画化したいと思いましたがどうアプローチすべきか分からず、数年後に脚本を書きはじめ、2006年に書き終わりました。しかしその後、権利関係が複雑になったりして、なかなか撮影にこぎつけられなかった」と振り返った監督。「私自身がカトリックの家に育ったことも映画化したいというモチベーションの一つだったが、異なる文化の衝突というテーマに引かれた。とにかくこの作品については語り尽くせない。まずは早く皆さんに作品を見てもらわないと(笑)」と笑顔を見せた。  オーディションを経て、それぞれの役を勝ち取ったという2人。窪塚は「役が決まったときはドッキリかと思った」、浅野も「オーディションでは本当に撮影しているかのように楽しかった」と、スコセッシ監督との仕事を終え感激の面持ち。監督も「オーディション用の映像で、窪塚さんがキチジローを力強く、正直に演じているのを見てこの人しかいないと思った。浅野さんは『アカルイミライ』や『殺し屋1』を見ていたので通辞の役にぴったりだと思った」と2人の役者を絶賛。また同作には、映画監督でもある塚本晋也やイッセー尾形らも出演しており「14歳で溝口健二の『雨月物語』をテレビで見て以来、黒澤作品はもちろん、多くの日本映画を見てきた私にとって彼らは家族のような、なじみの顔だった」と日本の俳優陣にも大満足。  前日には第28回世界文化賞の映像・演劇部門を受賞。日本映画もまたイタリアやアメリカ映画とともに、映画監督としての基礎を作ってくれたと語る世界的巨匠が、また一つ、日本との絆を結んだ。 『沈黙〜サイレンス〜』は2017年年1月21日公開。

休日は料理で後輩をおもてなし 卜部功也さん(K-1ファイター)

【夢の課外授業】YAMAGUCHI MOVE UP! 下柳剛先生が熱血指導!

2016.10.23Vol.677【夢の課外授業】
 未来に向け、子どもに夢をあたえ“生きる力”を考えさせるきっかけや、勇気を持って物事に立ち向かう大切さを知ってもらうため、2000年度より活動をスタートさせた〈夢の課外授業〉(主催:二十一世紀倶楽部)。  そのスペシャル版として山口から日本を元気にする活動YAMAGUCHI MOVE UP!の一貫として「〈西京銀行PRESENTS夢の課外授業SPECIAL〉が10月2日、山口県周南市にある山口県立華陵高校にて野球経験のある小学生約40名を対象に行われた。今回の講師は元プロ野球選手の下柳剛さん。  下柳先生の自己紹介を聞いている子供たちは下柳先生の大きな体に圧倒されたのか、やや緊張気味の様子。  実技が始まると、元ピッチャーならではの指導で、キャッチボールの重要性を子供たちに指導。スローイングの際の体の向きや軸足の置き方などを子供たち一人一人に熱心に教えていた。  最後は先生とのお話の時間。このころには緊張もほぐれたようで子供たちも積極的になり、次々と下柳先生に質問を投げかける。「現役時代に打たれた時にグローブを投げつけていましたが、あれはしてもいいんですか!?」など下柳先生もタジタジになる質問も飛び出した。 最後に下柳先生は「しっかり努力をして夢を叶えてください。」と熱く語った。

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