SearchSearch

聖職者か、それとも稀代の犯罪者か–読後感強烈ミステリー!!

2014.10.13Vol.628【TOKYO HEADLINEの本棚】
 第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。選考委員の満場一致で受賞が決まったという同書の著者は、元お笑い芸人ということで、深刻な事件を語る文章の中に、思わずクスッと笑ってしまうユーモアがある。オープニングはお葬式の場面。68歳で突然亡くなった坪井誠造は、教育者としてその人生のすべてを捧げた人物。生徒や同僚の先生ばかりか、近所の人や退職後、経営していたアパートの店子にまで“神様のような人”と慕われていた。それを象徴するように、葬儀には大勢の弔問客が訪れ、故人の死を心の底から悼んでいた。葬儀には喪主である娘の晴美、坪井と喧嘩ばかりしていた次女の友美、後輩教師で教育方針をめぐって対立していたものの内心では坪井を慕っていた根岸、元教え子の斉木、不登校の過去を持つ元教え子の茉希、近所に住む広子、アパートの住人でお笑い芸人の寺島らが参列。それぞれが坪井との思い出を懐かしみながら、涙を流している。しかし、寺島のあるつぶやきがきっかけで、お互いが話を始めると、話は段々妙な方向へ転がっていく。針の穴ほどの疑問が、皆の告白で拡大していき、坪井の隠された犯罪の数々が暴かれ…。神様みたいな坪井の恐ろしい「裏の顔」とは!? 参列者の告白がつながっていくハラハラ感と、笑いと謎がほどよく散りばめられたテンポよく読める文章が、一気にラストまで読ませる新感覚ミステリーだ。その驚愕のラストには、想像もつかない結末が!

江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE あくび指南(あくびしなん)

2014.10.13Vol.628COLUMN
 町内の空家に最近、あくびの仕方を教える「あくび指南所」なるものがオープン。それまでいくつもの習い事に行くものの、不器用なのと飽きっぽい性格で何一つ身についていない男が、興味をしめす。1人では不安だと友人を誘うも冷静な友人はあくびは自然に出るもので、わざわざ教わりに行くものじゃないとそっけない。だが男は「それをわざわざ月謝を取って教えようというのだから、余程奥が深いに違いない」と渋る友人を強引に連れてあくび指南所へ。そこにいたのは、いかにも師匠然とした通人風の老人。いわく、「そなたたちがやっているのは、駄あくびというやつ。あくびを風流にやるところに趣がある」らしい。付き添いの男は、稽古をせずに玄関先に座り、稽古の様子を見ていることに。師匠はまず、四季のあくびの中から、一番やさしい夏のあくびを伝授するという。舞台は隅田川の首尾の松付近で、船に乗っている設定。「船の揺れに体を預け、煙草なぞ吸いながら『おい、船頭さん、船を上手へやっておくれ。日が暮れたら、堀から上がって一杯やって…』話している間は、船の動きに合わせて体を前後に揺らしますよ。『そして晩になったら、吉原にでも行って新造でも買って、粋な遊びをしようじゃないか。船もいいけど、一日も乗っていると…退屈で……退屈で…(フワァとあくびをしつつ)ならねぇ』と、こうやるんだ」。「へー、うまいもんだね」と関心する男がやってみるが、これがなかなか難しい。「体を揺らすの?こうかい?」と船がひっくり返りそうな勢いで体を揺する。「そうじゃない、もっとゆっくりと」「おい船頭、上へやってくれ!でもって、吉原で行って…へへへ、吉原ではいつもの店に行く前に、ちょいとあそこを冷やかして…」と話は脱線。しかも「退屈で、退屈で…ハークション!」とあくびではなく、くしゃみをする始末。それを見ていた連れの男「まったく、習うほうも習うほうだけど、教えるほうも教えるほうだね。やってるほうはいいけど、こんなくだらないことを見せられているこっちのほうが、退屈で…退屈で…(フワーッとあくびをする)ならねえ」。すると師匠「お連れさんのほうがご器用だ。見ていて覚えた」。

今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵
東京ドームホテル”北海道フェア 2014″(水道橋)

2014.10.13Vol.628今日の東京イベント
おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?

第27回 東京国際映画祭がいよいよ開幕
秋の東京で映画祭三昧!

2014.10.13Vol.628映画
今年もやってきました、秋の映画祭シーズン! 今年で27回目を迎える東京国際映画祭をはじめ、多彩な映画祭や特集上映が東京に集結。フィルムメーカーと語りあったり、音楽や食と合わせて盛り上がったり。映画館とはまた一味違う、映画祭の楽しみを満喫して。

鈴木寛の「2020年への篤行録」 第13回 東京オリンピックのソフトレガシー

2014.10.13Vol.628鈴木寛の連載コラム
 先日、神戸新聞から「関西で東京オリンピック・パラリンピックについてできることとは?」というテーマのコラムをオファーされました。私は神戸の出身で、その地元紙からのたっての願いということで喜んでお引き受けしました。しかし反面、そういった種類の原稿を書く依頼が来た背景を考えると、2020年東京オリンピック・パラリンピックに期待を寄せる「温度差」「地域差」を感じてしまいました。  どうしても東京との距離が心理的にあるのでしょう。加えて、私も半分は関西人の気質があるので、よく分かるのですが(笑)東京に対する関西独特の対抗意識も影響しているのかもしれません。しかし、改めて言うまでもなく2020年の大会は、東京だけでなく、日本を挙げてのプロジェクトです。都民だけでなく、全国民が一体となった機運が生まれなければ、世界中に大会の熱を伝えることはできません。  心の距離を埋めて、オリンピック・パラリンピックを「自分事」にしてもらうには、どうすればいいのか、私なりに思案しコラムを書いてみました。東京の読者の皆さんが、神戸新聞を読む機会はほとんどないでしょうから、概略を説明しましょう。関西の方々が今一つ乗り気になれない要因として、国際的なスポーツ大会開催の意義を、インフラや経済効果のような「ハードレガシー」でしか位置付けられないような、高度成長期の価値観にとらわれているのではないかと指摘しました。そこで私は、大会がもたらす「ソフトレガシー」にもっと目を向けるように提案しました。ソフトレガシーとはスポーツを通じた社会教育基盤や、心身の健康を保つためのコミュニティのことです。  1964年の東京オリンピックに際し、日本中に誕生したのが日本スポーツ少年団でした。野外活動やレクリエーションを通じて、子どもたちの健全育成をしてきました。あれから半世紀が経ち、Jリーグ創設があって地域の総合型スポーツクラブが各地に誕生し、スポーツ基本法制定による後押しも加わって、スポーツのコミュニティが着々と増えてきました。今度は2020年大会を機に、ライブでリアルタイムに各国選手団の活躍を見ることができますから、そうしたソフトレガシーの基盤はさらに整う流れになります。キャンプ地は、全国1700の自治体どこにでも可能性はあります。2002年のサッカー日韓W杯では、カメルーン代表のキャンプ地となった大分・旧中津江村が話題になりました。 「見る」だけでなく、「する」レガシーもあります。コラムでは関西の事例として、元ラグビー日本代表の平尾誠二さんが理事長を務めるNPO法人「スポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構」(神戸市)を紹介しました。この法人は名門・神戸製鋼ラグビー部の人材や地域のリソースを総動員して、ラグビーの指導から指導論・人材育成の座学まで幅広い層の人たちに展開しています。  開催地である東京でもソフトレガシーの意義を見落としています。多摩地区ではしばしば「オリンピックの効果が実感できない」という声を聞きますが、キャンプ地に関していえば地方よりも立地条件は恵まれています。選手団との交流は街の歴史に誇るべき出来事になり、触発された子どもたちの視野を大きく広げるきっかけになるのです。 (東大・慶大教授、元文部科学副大臣、前参議院議員)

スペシャル対談 山口ヒロキ(監督)× 前田希美(主演)

猫専門医による、猫に嫌われない飼い方本『ネコにウケる飼い方』

現金25億円。悪党25人。誰が生き残る

2014.10.13Vol.628未分類
 東宝Vシネマの25周年記念作『25 NIJYU-GO』が全国で公開される。主人公の悪徳刑事を、“Vシネの帝王”こと、哀川翔が演じるほか、寺島進、温水洋一、小沢仁志らVシネで活躍したキャストが数多く出演。高岡早紀、岩佐真悠子、鈴木砂羽といった魅惑の女優陣が作品に華を添える。欲望剥き出しで繰り広げられる現金争奪戦は、一発の銃弾から全面抗争へ。壮絶なバトルロワイヤルの果て、誰が生き残り、誰が現金を手に入れるのか!? 公開を記念し、VシネックTシャツを読者3名にプレゼント(係名:「25」)。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

世界初!ヒトコラーゲン配合スキンケア

2014.10.13Vol.628未分類
 ヒト由来の本物のコラーゲンを配合して作られた基礎化粧品「フィルソワ保湿」シリーズが発売された。同シリーズの特徴は“保湿力”と“低アレルギー”。ヒトコラーテンは保湿力が高く、肌細胞の一つひとつを活性化。ハリと弾力を与え、強く美しい肌に近づけてくれる。また、ヒトコラーゲンは肌構成成分とほぼ同じなので、アレルギーを起こす心配が低く、安心して使うことができる。発売を記念し、化粧水、美容液、クリームをセットにし、読者3名にプレゼント(係名:「フィルソワ」)。

熱血ダンスコメディー!

2014.10.13Vol.628未分類
 コメディー映画に欠かせないニック・フロストが製作総指揮・原案・主役の3役をこなす最新作『カムバック!』が全国公開する。同作はニック・フロストが3年間温めていた企画で、およそ7カ月に及ぶ訓練をした彼のダンスシーンは必見。“相棒”サイモン・ペグもカメオ出演するうれしいサプライズも。トラウマを抱えながら、25年封印していたサルサダンスの扉を再びたたこうとする主人公・ブルースの運命は!? 公開を記念し、ビッグサイズ専門ショップ「GMPD」とコラボした“デブで何が悪い”Tシャツを読者1名にプレゼント(係名:「カムバック」)。

大人のボリュームヘアケアシリーズ誕生

2014.10.13Vol.628未分類
 ダメージケアのエキスパートブランド、パンテーンから、大人の女性のための新シリーズ“エクストラボリューム”が誕生した。ハリとコシのある、ふんわりとしたボリューム感と、あふれるようなツヤを叶える50代女性のためのヘアケアシリーズ。いつものケアで髪への自信を取り戻し、「大人キレイ髪」を応援する。同シリーズのシャンプーとコンディショナー(ボトルタイプ)をセットで読者3名にプレゼント(係名:「パンテーン」)。

100年保存の高画質フォトブック

2014.10.13Vol.628未分類
 写真デリバリーサービス「vivipri(ビビプリ)」は、人気のフォトブック作成サービスにB5サイズの展開をスタート。デザインやレイアウトを楽しみながら、世界にひとつだけの宝物の一冊を作ることができる。また、10月17日(金)までの期間限定でフォトブック全サイズを30%割り引き価格で注文できるキャンペーンも展開中。キャンペーンを記念し、B5サイズのフォトブック1冊分(16ページ)が作成できる無料券(送料込)を読者5名にプレゼント(係名:「フォトブック」)。
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

100年保存の高画質フォトブック

2014.10.13Vol.628未分類
 写真デリバリーサービス「vivipri(ビビプリ)」は、人気のフォトブック作成サービスにB5サイズの展開をスタート。デザインやレイアウトを楽しみながら、世界にひとつだけの宝物の一冊を作ることができる。また、10月17日(金)までの期間限定でフォトブック全サイズを30%割り引き価格で注文できるキャンペーンも展開中。キャンペーンを記念し、B5サイズのフォトブック1冊分(16ページ)が作成できる無料券(送料込)を読者5名にプレゼント(係名:「フォトブック」)。

笑って、泣いて、お腹が空く!?

2014.10.13Vol.628未分類
 台湾映画界のヒットメーカー、チェン・ユーシュン監督の16年ぶりの新作『祝宴!シェフ』が公開される。美食の街・台南を舞台に、独創的な世界観で描かれた“人々を幸せにする究極の料理”をめぐり、個性的で愛すべき登場人物たちが繰り広げる幸福な物語。見た目も美しく、食べたくなること必至の絶品料理も数々登場。心もお腹も大満腹のおもてなしエンターテインメント。公開を記念し、おいしい台南料理のレシピつきプレスシートを読者5名にプレゼント(係名:「シェフ」)。

『ザ・レイド GOKUDO』試写会に15組30名 

2014.10.13Vol.628映画
 2011年、世界中で話題を呼んだ革新的アクション『ザ・レイド』が、アジアを舞台にした国際的クライムアクションとして復活。前作に続き、ギャレス・エヴァンス監督が、主人公・ラマ役のイコ・ウワイスに加え、松田龍平、遠藤憲一、北村一輝ら豪華日本人キャストを起用し、前作をしのぐスケールで描く。  悪の巣窟と化したマンションでの死闘から生き延びた新人警官・ラマ。ところが今度は、警察上部にはびこる汚職を摘発すべく、上層部に命じられ潜入捜査官となることに。偽名で刑務所に入ったラマは、マフィアのボスの息子・ウチョの信頼を得るが、父親に反抗心を起こしたウチョの陰謀に巻き込まれてしまう。対立する日本人ヤクザ、暗躍する殺し屋、終わりなき死闘がラマを待ち受ける…!  11月22日より新宿ミラノ他にて公開。

『デビルズ・ノット』試写会に15組30名 

All the Best!! EXPG Report
vol.19「決起集会」でパワーもらってます!!

2014.10.13Vol.628EXILE TRIBE
今回は、全国各地で行ってるEXILE TRIBEの「決起集会」について書きたいと思います!! 「決起集会」は、日頃からいつも支えていただいてるファンの皆様に少しでも喜んでいただきたいと、EXILE TRIBEメンバーみんなで会議をして、開催に至ったものです!! 決起集会には、小さいお子様からお年寄りの方まで幅広い方々に来ていただいています。EXILE TRIBEが愛されているのを肌で感じ、心から感動してます!!  このような機会が増える度に、皆様の温かい応援に感謝の気持ちしかありません!! 三代目J Soul Brothers、そしてEXILE TRIBEのエンターテインメントを楽しみにしてくださってる皆様に少しでも恩返しできるよう、残りの全国ツアーもフルアウトしてパフォーマンスしたいです!! また新しいエンターテインメントを切り開いて、皆様に喜んでいただけるようにこれからも上を目指して突き進みたいと思います!!  これからも末長い応援のほどよろしくお願い致します!!

Copyrighted Image