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今週の一言 & KEYWORD 2013.8.16〜2013.8.29

2013.08.30Vol.599未分類
今週の一言  小泉純一郎元首相「原発ゼロしかないよ」「総理が決断すりゃできる」(8月26日、毎日新聞の政治コラムより) →これは…。自民党とか安倍首相はどう出るのだろうか……。  潘基文事務総長が安倍政権の歴史認識や憲法改正の動きに関連して「日本の政治指導者は極めて深く自らを省みて、国際的な未来を見通すビジョンが必要だ」(26日、ソウルでの記者会見で) →一応、国連事務総長なんで中立とか公平とかじゃないとね〜。  谷亮子氏が日本のIJF理事不在について「日本の柔道界のことを国際的に発信していく役割を果たしたい」(25日、IJF殿堂入りを祝う表彰式が行われたリオデジャネイロで) →全柔連会長よりは脈ありなのでは!?  兵庫県内の県立高校に通う男子生徒が地下鉄の駅の線路に下り撮影「人身事故なう」(ツイッターに投稿) →もうそろそろ飽きた。モラルから外れたことなら何でもできる。もっと頭使って面白いことやってちょうだい。  橋下徹大阪市長「僕がしゃべる内容の著作権は僕にある」(26日、政治資金パーティーを原則非公開とする方針を表明した時に) →著作権とな。こりゃ面倒くさい話になってきたの。  出川哲朗が人差し指で自身のこめかみをつつきながら「すいません、この人(堀内)、頭がおかしいんですよ」(24日深夜、24時間テレビの番組中に) →不適切発言ということで、即座に謝罪。まあ24時間テレビですから。動作がなかったらスルーされていたのではないでしょうか。お笑いの世界ではよく使う言葉ですからね。

NEWS HEADLINE 2013.8.16〜8.29

2013.08.30Vol.599未分類
“人”— PEOPLE 泉田裕彦(新潟県知事)  新潟県の泉田裕彦知事は8月21日の定例会見で、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を容認する自治体と認めない自治体が拮抗している状況について「再稼働議論の土俵に乗るのは、福島第1原発事故の原因究明と対策ができてから」と述べた。 その上で、泉田知事は、福島第1原発事故について「なぜ起きたのか原因究明と対策を検討させてほしい」と情報の公開を求め、「(事故の)リスクだけ取れというのか」と疑問も呈した。  原子力規制委員会への安全審査申請を求める東電については、「経営を優先して、安全をないがしろにした」と批判。政府の対応についても「規制基準をクリアしても事故が起きたらどうするのか。補償の枠組みもできていない」などと述べた。  28日には、東京の日本外国特派員協会と日本記者クラブで記者会見。東電が柏崎刈羽原発で進めている安全対策について、「目先のお金を優先して安全対策を怠るならば、一度破綻処理するのも選択肢の一つ」と述べ、その姿勢を厳しく批判した。  また福島第1原発の汚染水処理でのずさんな対応も問題視。「東電の信頼性を判断する要素だ」と、汚染水問題は今後の柏崎刈羽原発の対応に影響する可能性があるとの認識を示した。

NEWS HEADLINE 2013.8.16〜8.29

2013.08.30Vol.599未分類
 目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!

華原朋美、圧巻の歌声と頑張る笑顔でファンを魅了!

2013.08.30Vol.599未分類
 メルセデス・ベンツが開発した『smart』と、アンファーのまつ毛美容液『スカルプD ボーテ ピュアフリーアイラッシュ』のコラボレートで企画された『smart BEAUTE PROJECT』のスペシャルイベントが26日、六本木のメルセデス・ベンツ コネクションにて開催され、歌手の華原朋美がゲストとして登場した。 『smart BEAUTE PROJECT』は、頑張る女性たちを応援し、さらに輝いてもらおうというテーマでさまざまな企画を実施しており、頑張る姿が輝いている女性の代表として選ばれた華原が、抽選で選ばれたファンと、駆け付けた報道陣を前に、トークと生ライブを行った。  会場のファンから盛大な拍手で迎えられた華原。「1年前までは、本当に輝きたくて、そのためにはどうすればいいのかをいつも考えていました。ボイストレーニングやジムに通いながら、願いが叶うよう頑張ってきました」と振り返った。  そんな華原の“頑張り”の源はリラックスできる時間を持つこと。「車に乗っている時間は、私にとって大切な時間ですね。自分で運転してドライブを楽しむこともよくありますよ。あとは、自分でため込まないで友達に話してスッキリすることかな(笑)」。そのチャーミングさの秘訣を尋ねられると「アンファーのまつ毛美容液とマスクにハマってます!」と明かし“さぁ立ち上がれ〜”と、おなじみのスカルプDのCMソングを歌いあげ、会場を盛り上げた。  ミニライブでは代表曲『I BELIEVE』と、復帰後初のリリース曲『夢やぶれて—I DREAMED A DREAM—』の2曲を披露。圧巻の歌声で会場を魅了した。  さらにこの日は、サプライズで8月17日に39歳の誕生日を迎えた華原に『まつ毛スマート1/100スケールのケーキ』と『アンファー輝く女性応援セット』が贈られ、華原は感激の面持ちで「本当に、皆さんに支えられていることに感謝しています。自分としてはまだ100%の復活ではなく、まだまだこれから頑張ろうと思います」と感謝と意欲を語り、大きな拍手に包まれた。 

各国の映画祭で絶賛された作品を上映(係名:「もうひとりの息子」)

2013.08.30Vol.599未分類
 今年で10年目を迎える「東京国際映画祭プレイベント上映会」が今年も開催。昨年の東京国際映画祭をはじめ、各国の映画祭で絶賛された作品と、今秋ロードショーの新作映画を上映する。上映作品のひとつ『もうひとりの息子』は、昨年の東京国際映画祭 コンペティション部門 東京サクラグランプリ&最優秀監督賞を受賞。出生時に取り違えられた2人の息子。紛争により引き裂かれた2つの家族と彼らは最後にどんな選択をするのだろうか。開催を記念し、同作品の招待券を読者5組10名にプレゼント(係名:「もうひとりの息子」)。

スカイツリーで野菜 31日に「やさいの日」イベント

長澤&武井がチョコびらき「この季節が来た」

すみれ、渡部豪太、浅尾美和がカラーレザーをPR

2013.08.29Vol.598未分類
「レザーニスト2013」の発表会が28日、都内で開かれ、新しいレザーの魅力を発信するプロジェクト「カラーレザープロジェクト」をサポートするレザーニストとして、歌手のすみれ、俳優の渡部豪太、元プロビーチバレー選手の浅尾美和が出席した。 「レザーが大好き」(すみれ)、「着て革が育っていく姿を楽しんでいくのが楽しみ」(渡部)と、すみれと渡部は、レザーをファッションに積極的に取り入れているよう。その一方で、浅尾は「現役時代は水着がユニフォームで試合が終わってもジャージが多かったのですが、引退をして、これからどんどファッションを楽しみたいと思っています。そのファッションの一つとして、レザーはとても注目しているので、レザーを自分のものにしてファッションを楽しんで行きたいと思っています」と、意気込んだ。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

5色のみこしでオリパラ東京招致! 担ぎ手も募集

2013.08.28Vol.598今日の東京イベント
 2020年のオリンピック・パラリンピックの東京招致への気運を盛り上げるプロジェクト 「V Colors - Go to 2020」を締めくくるイベントが31日、上野恩賜公園で開催される。現代美術家の日比野克彦氏監修で制作された、5つの大陸をイメージした5色のみこしを担いで、公園内を練り歩くというもの。100名規模のみこしの列が、パレード楽団のバッキバの演奏とともに、歩き回る。 練り歩きは、31日の14~15時30分に行われる。現在、担ぎ手を募集中で、参加希望者は同日14時に上野公園内の動物園前交番向かいの広場に集合する。申し込みは不要で、参加費は無料。 5色のみこしは、今月、日比野氏が教授を務める東京藝術大学の学生有志と、約2300人が参加したワークショップで制作された。 プロジェクトや練り歩きイベントの詳細は、東京文化発信プロジェクトのウェブサイト(http://www.bh-project.jp/)で。

「悩むなら買いなさい」次長課長・井上らがモンハン最新作PR

2013.08.27Vol.598未分類
 人気ハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズの最新作、『モンスターハンター4』(ニンテンドー3DS専用)の完成披露発表会が27日、都内で開かれ、新CMに出演するお笑い芸人の井上聡(次長課長)、川島明(麒麟)、藤田憲右(トータルテンボス)、そして人気タレントの水沢アリーが出席した。 シリーズ通算で7700時間超プレイしており、『モンスターハンター』の代表的ハンターとして知られる井上は、最新作について、「今まで通りにはいかないですね」と、したり顔。メインとなるモンスターのゴア・マガラについては「途中で変化するんですが、そのスピード感についていけない。皮膚の感じはおさいふにしたらいいなと思いますけど」と、笑わせた。 この日出席したメンバーのなかで、水沢だけが通算プレイ時間が2桁で初心者だというが、他メンバーによれば「初心者とは思えない」腕前だそう。この日のトークで水沢は、「高低差」「協力プレイ」など、本ゲームの魅力の軸となるキーワードを立て続けに使って語り、他メンバーから「それだけ覚えてきたんだろ!」と突っ込まれていた。9月14日発売。 

芹那がリアル受験生に喝っ!

2013.08.26Vol.598未分類
 人気タレントの芹那が23日、受験勉強に勤しむ受験生たちに喝を入れた。 自身がCM出演するドリンク剤「眠眠打破」のキャンペーンの一環で、代々木ゼミナールでPRイベントを開催。サプライズゲストとして登場した。 授業を終えた教室で大歓声に迎えられて登場した芹那は「こんなにいらっしゃると思わなかったのでちゃんとコメントを考えてこなかったんですが......」と、照れ笑いしつつも、「この夏勝負で頑張って!」とエールを送った。

五輪招致運動 最終候補都市に人文字でグッドラック!

2013.08.26Vol.598今日の東京イベント
 2020年のオリンピック・パラリンピックの招致活動の一環として、25日、羽田空港整備場内で、イベント「~ぼくらと空港が、夢をつなぐ~オリンピック・パラリンピックを日本で!」が行われた。約1200人で人文字を作り、「ISTANBUL TOKYO MADRID GOOD LUCK TO ALL!」と、東京、そしてイスタンブールとマドリードの最終候補都市にエールを送った。 この日はまた、もっとも多くの人が一斉に帽子を投げ上げるというギネス世界記録(TM)にも挑戦。1173人で挑戦し、前記録の656人を大幅に上回る形で記録を達成した。 イベントには、水泳の入江陵介選手、体操の白井健三選手も参加。入江選手は、開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会が行われる、ブエノスアイレスにも行くことが決まっており、「この勢いのままアルゼンチン(ブエノスアイレス)に行きたい」と、意気込んでいた。
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

五輪招致運動 最終候補都市に人文字でグッドラック!

2013.08.26Vol.598今日の東京イベント
 2020年のオリンピック・パラリンピックの招致活動の一環として、25日、羽田空港整備場内で、イベント「~ぼくらと空港が、夢をつなぐ~オリンピック・パラリンピックを日本で!」が行われた。約1200人で人文字を作り、「ISTANBUL TOKYO MADRID GOOD LUCK TO ALL!」と、東京、そしてイスタンブールとマドリードの最終候補都市にエールを送った。 この日はまた、もっとも多くの人が一斉に帽子を投げ上げるというギネス世界記録(TM)にも挑戦。1173人で挑戦し、前記録の656人を大幅に上回る形で記録を達成した。 イベントには、水泳の入江陵介選手、体操の白井健三選手も参加。入江選手は、開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会が行われる、ブエノスアイレスにも行くことが決まっており、「この勢いのままアルゼンチン(ブエノスアイレス)に行きたい」と、意気込んでいた。

北川景子、初写真集&初握手会でファンからの”プレゼント”に涙!

2013.08.26Vol.598未分類
 デビュー10周年を迎えた女優・北川景子の1st写真集『27』発売記念握手会が24日に大阪、25日に都内で行われ、北川が4400人のファンと触れ合った。  北川にとって、握手会を開催するのは今回が初めて。チケットはすぐに完売し、追加販売も売り切れという反響があった。北川は、およそ8時間にわたって、ファン1人ひとりと握手を交わし、交流を楽しんでいた。  さらに東京の会場では握手会終了後、22日に27歳の誕生日を迎えた北川のバースデーイベントがサプライズで行われた。集まったファン500人からバースデーソングとメッセージを贈られた北川は「驚きました! 感動して涙がでちゃいました。500人ものファンの方に祝っていただいたのは初めてです。本当に胸がいっぱいです。すてきな誕生日をありがとうございました!」と大感激。デビューからの10周年を「あっという間でした。ファンの方があって今、ここに立っていると思う。愛をずっと感じていた10年間でした」と振り返った。さらに、一番うれしかった誕生日プレゼントはと質問されると「今回の握手会でファンのみなさんから集めていただいた4000人の寄せ書きが、この27年間で1番うれしかったです」と答え、感激の涙の後に満面の笑みを見せた。

新スーパーマンが”赤パンツ”をはかない理由とは…!?

2013.08.23Vol.598映画
 新たなキャスト、スタッフでスーパーマンの活躍を描く映画『マン・オブ・スティール』の来日記者会見が22日、都内で行われ、"新スーパーマン"役のヘンリー・カヴィルらが登壇した。 本作は『ダークナイト』3部作のクリストファー・ノーランが製作、『300〈スリーハンドレッド〉』のザック・スナイダーが監督を務め、クラーク・ケントがスーパーマンとして成長していく姿を、斬新な視点と圧巻の映像で描いた超大作。『インモータルズ ‐神々の戦い‐』などで注目を集めたイケメン、カヴィルが、苦悩しながらもヒーローとしての運命を受け入れる青年像を好演。カヴィル本人も「自分の出演作でこれほど感動するとは予想していなかった」と出来栄えに自信を見せた。 会見では、本作のスーパーマンが、トレードマークともいうべき"赤いブリーフ"をはいていないことも話題に上り、監督は「一応パンツ有りバージョンも考えて、試したんだけど、パンツの起源をたどったらビクトリア王朝時代のサーカスの屈強な男にたどり着いて、今は21世紀だからもういいだろうということになったんだ」と明かした。 また、すでに決定している続編に"バットマン"が登場することについて「本作の製作中から、他のDCコミックのキャラクターが登場できる世界観を作りたいと思っていた。この2人がともに登場する映画はこれが初めてになるので、すばらしい経験になるはず」と、熱く語った監督。しかしバットマン役の候補にオーランド・ブルームが挙がっているという噂については「まだ何も言えない状態なんだ」と言葉を濁していた。 映画『マン・オブ・スティール』は8月30日より新宿ピカデリーほか全国公開

野田秀樹の新作『MIWA』で宮沢りえが美輪明宏を!?

舞台『激動 -GEKIDO-』俳優・別所哲也 インタビュー

2013.08.22Vol.598未分類
「すごくシュールで、アーティスティックで、ドラマティックな舞台になりそうですよ。実際、僕もどんな舞台になるのか分からなくて楽しみなんです(笑)」。 俳優・別所哲也がそう語るのは、8月23日から新国立劇場で上演される舞台『激動 -GEKIDO-』。清朝の王女として生まれながら日本人の養女となり、男装の麗人としてもてはやされるが最後にはスパイとして処刑された、まさに激動の運命を背負った川島芳子の人生を描く物語。「歴史的事実をベースにしながらも、とてもミステリアスでドラマティックな要素にあふれています。芳子の人生そのものがミステリアスでドラマティックでしたからね。実は中国の奥地でおばあさんになるまで生きていたとか、養父・浪速と恋愛関係にあったんじゃないかとか、事実かどうか分からない伝説的なエピソードも実際、多く残されている。そんな題材なので本当にドラマティックな舞台になると思うんですよ」 川島芳子役を演じるのは今回が舞台初主演となる水川あさみ。その養父となった日本人・川島浪速を別所が演じる。「水川さんは芝居ではすごく集中力があって、いつも場を明るくしてくれる人。彼女を取り巻く何人もの男たちとの関係をそれぞれ表現しなければならないので、すごく作業の多いハードな役どころだと思いますけど、主演としてみんなを引っ張ってくれています。物語では、ある事件をきっかけに芳子が変貌するんですが、その前後の変わりようは大きな見どころです」  浪花と芳子との間に渦巻く複雑な感情を、別所と水川がどう演じるかも楽しみだ。「浪花という男は、当時の国際人で、外交の最前線にいたエリート。当時、海外に留学したり働いていた人の多くが国から派遣されていました。森鴎外や夏目漱石も、官費でヨーロッパに行ったエリートでしょう。今と浪速の時代の国際性とは明らかに違いますよね。今のように個人の夢を追って海外に行ってみたというのではなくて、ベースに国を背負っている部分がある。そんな覚悟を持って生きていた浪速をどう演じるか、演出家のダニエルとも話しながら作り上げています」 この舞台を演出するのは『マンマ・ミーア』の全米ツアーなどを手掛けたブロードウェイ期待の演出家、ダニエル・ゴールドスタインだ。「僕がこの舞台に興味を持った理由の一つがダニエルの存在です。彼はブロードウェイでミュージカルからストレートプレイまでをこなす、アメリカでも注目の演出家ですからね。一緒に舞台をやってみたいという思いがあった。どんな演技論を持っているのか、どんな演出をするのか、すごく興味があったんです」 実際、彼の演出にはとても刺激を受けているという。「舞台背景は、どちらかというと抽象的で全体的にアーティスティックな感じです。物語の演出も、単に歴史の流れを追っていくというより、人物の思いに重ねて時空を飛び越えていくような...ちょっと口では説明しにくいですけど(笑)。ダニエルいわく、状況を分かりやすく伝える演出よりも、そうしたほうが作品の本質が逆に際立つ、と。なるほどと思いましたね。確かに背景をしっかり作りこむと、情報を補完してくれるので、役者の芝居を助けてくれるし見ている観客も分かりやすい。でもイメージが限定されるというデメリットもあるんです。今回は、靴を脱ぐか脱がないかで屋外か屋内かを表現したり、人物の立っている位置の距離感とか体の向きで関係性を表したり。そうすると見ている側は理屈ではなく直感的に状況を理解する。そんな舞台なんですよね。こういう感覚を欧米の演出家はとても大事にしますね。僕もそういうの、けっこう好きなんですよ。それが見事に決まって観客にも伝わると、一体感が出て役者も観客も気持ちいいというか、演劇的カタルシスを感じることができるんですよね」 数々の舞台に立ってきた別所だが、彼が舞台を愛する理由とはどこにあるのか。「もともと僕は舞台役者として俳優デビューしたんです。今では映画やドラマもやらせて頂くようになりましたけど、舞台の面白さにはずっと魅せられ続けています。一番の魅力はやはり、舞台がお客さんと一緒に作るものだというところでしょうか。どんなに稽古で作り上げても本番をやるまでは、その作品は未完成なんです。舞台とは、観客の前で演じて初めて完成するものなんですよね。理論立てて計算して、稽古して作り上げたものを、本番で超越することがあるんですよ。しかも毎回どんなふうに完成するか必ず違います。その日の観客と、幕が開いて降りるまで、一緒に演劇的な旅をする。それが舞台の醍醐味の1つだと思っています。あと、若いころより芝居の引き出しが増えたというか、テクニック的な面白さもだんだん分かってきた感があります。若いときは、ほとばしる自分の感情をぶつける楽しさが先行しがちなんですけど、ほんのわずかなそぶりで観客を"ドキッ"とさせる、そういう技術を経験豊かな役者さんたちはたくさんお持ちですね」 俳優として活躍する一方で、国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア』を主宰する別所。芳子や浪速の時代とは違う、楽しさに満ちた異文化交流を、ショートフィルムを通して行っている。「近年特に、来日する海外の人たちは、日本で何がしたいのかはっきりしている人が多いですね。映画祭で来日する監督たちもそうですけど、目的意識をしっかり持って、すごく細かくリサーチして来る。一方で、行き当たりばったりでいろいろな体験がしてみたいという場合は、本当にノープランでとにかく歩き回る。目的を果たすことと、想定外の発見や刺激を受ける面白さ、どちらの楽しみ方も知っている人が多い。ダニエルもそうなんですよ。ダニエルは単純に日本が好きみたいで、寿司を食べに行ったとか、巨人戦を見に行ったとか、日本を満喫してますよ(笑)。すごいラーメン好きで、日本滞在中に目的の店を網羅するつもりらしいです。先日もラーメンについて30分くらい話していて、僕らは"ダニエル、そろそろ稽古を..."って(笑)」 最後に読者にメッセージを!「川島芳子という女性の激動のドラマに浸ることもできるし、歴史の一幕に触れることもできる。また、桐山漣くんをはじめとするイケメンも揃っていますので、いろいろな人を"ドキっ"とさせる、見ごたえある舞台になると思います!」(本紙・秋吉布由子)撮影・蔦野裕『激動 -GEKIDO-』演出:ダニエル・ゴールドスタイン 脚本:横田理恵 出演:水川あさみ、別所哲也、桐山漣他【公演日程】8月23日~9月2日【チケット】S席8500円 A席6500円 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット他にて発売中【公式】http://gekido2013.exblog.jp/

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