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インフィニティT優勝の大尊が3・16後楽園で王者・佐々木に挑戦

2013.12.16Vol.606未分類
 プロフェッショナル修斗の公式戦が15日、新宿フェイスで開催された。この日はウェルター級の「インフィニティトーナメント2013」の決勝が行われ、大尊伸光が西岡攻児を1R2分23秒、KOで破り優勝。来年3月16日の後楽園ホール大会で、佐々木信治が持つ環太平洋同級王座への挑戦権を獲得した。  得意のタックルからテイクダウンしてポイントを取るというスタイルの西岡は1回戦、準決勝と安定したスタイルで判定勝ちを収め決勝に。対する大尊はこのトーナメントこそ判定勝ちが続いているが、本来はメルヴィン・マヌーフのようなパワーファイトを身上とするファイター。好対照なスタイルに加え、同トーナメントはクラスBの選手を対象としたもので、クラスAの西岡は格上の選手。過去の戦績からも西岡有利とみられていた。しかし大尊はタックルの離れ際に右フックを放ち、失神した西岡に鉄槌を落とし、勝負を決めた。  リング上で歓喜の雄叫びを上げる大尊の前に現れた現王者の佐々木は「もうちょっと長く(試合を)見たかった。でも大尊選手の一発の凄さを見ることができて良かった。大尊選手は個性が強くて素晴らしい選手。試合も面白い。でも自分も面白い試合をするほうだと思っているので、2人がやるともっと面白い試合になると思います。自分はここできっちり防衛してまだまだ上を目指してます」と語った。  大尊は「(ベルト)欲しいっすね。佐々木選手の腕十字をアームカールにして、持ち上げてパンプアップしてKOします」とKO宣言した。  この日は年末恒例の各階級の新人王決定トーナメントの決勝が行われ、フライ級の飛鳥拳、フェザー級の竹中大地、ライト級の渡辺紘司、ウェルター級の川名雄生、バンタム級の征矢貴が優勝した。敢闘賞は渡辺、技能賞は川名、そしてMVPはトーナメント3戦をすべてKO勝ちした征矢に送られた。

15周年イブの嵐、オリコン年間ランキングで6部門でトップに!

2013.12.16Vol.606エンタメ
「第46回オリコン年間ランキング2013」の表彰式が15日、都内で行われ、6部門で1位の最多受賞となった嵐が登壇した。リーダーの大野智は「嵐だけではなく、ファンとスタッフのみなさんのおかげ。これからも新しい音楽をどんどん歌っていきたい」と、今後の意気込みを語った。 嵐がトップだったのは、「アーティスト別トータルセールス」、アルバム『LOVE』で「作品別アルバム売上枚数ランキング」と「作品別アルバム売上金額ランキング」、DVD『ARASHI アラフェス』で「作品別ミュージックDVD売上ランキング」と「作品別ミュージックDVD売上ランキング」、そして「アーティスト別ミュージックDVD売り上げ金額ランキング」の6部門。「アーティスト別トータルセールス」は通算3度目、また年間アルバムランキングも4度目、さらにミュージックDVDセールスでは5年連続トップと、それぞれ史上初となる記録を打ち立てた。 2014年はデビュー15周年のアニバーサリーイヤー。相葉雅紀は「15周年とはいえ、まだ振り返る時期ではない。突っ走って行きたい」と意気込んだ。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第16回「「DANCE is a LANGUAGE…」この言葉は僕にとって今年1番の宝物です。」

2013.12.15Vol.DANCEの道EXILE TETSUYA「DANCEの道」<更新終了>
 2013年10月某日、僕はアメリカのCHICAGOに降り立った。空気を思いっきり吸い込み、日本よりも数倍の肌寒さを感じ、これから3日間のスケジュールに緊張とワクワクを同時に抱きながらホテルへ向かう。  成田空港から約12時間。CHICAGOのあるイリノイ州は、アメリカの中でも少し北に位置し、ミシガン湖という湖がある。初めて見たときは海と間違えたくらいデカい湖で、水平線が見えるほど。CHICAGOの街にはミシガン湖に向かって川が流れていて、その川に架かる橋は時間になると真ん中から真っ二つに割れて船を通すために豪快に動き出す。その光景がなんだかかっこ良く見えて日本ではない国に来たんだなぁと実感させてくれた。  今回のDANCEの旅は先日放送されたBSプレミアムの番組で、スタッフさんがメンバーのUSAさんのDANCE EARTHというプロジェクトを観てぜひ番組にしたいと熱望し企画が実現しました。USAさんがその旅のパートナーに僕を選んでくれ、同行できたので、本当に感謝しております。  旅の目的は3年前にUSAさんが出会った「CHICAGO FOOTWORK」という世界最速ステップのDANCEに再チャレンジすること。しかし、こんなに勝ち目のないバトルをするのは初めて。「JUKE」という音楽で踊ったこともないし、「FOOTWORK」というDANCEの基礎すら知らない。僕は、映像を見ながら見よう見まねで踊ってみた。5分も踊れば汗だくになり心拍もかなり上がってしまうくらいの高速なビートで、今までのDANCE人生の中で一度も経験したことのない感覚に、焦りと不安だけが走る。しかもバトルの相手はFootworKINGZというこのジャンルのシーンでは世界最強のクルー。リーダーのKINGCHARLESとPRINCE JRONはマドンナのワールドツアーにも出演していた。そんな2人を筆頭に9人ものメンバーが集まった。久しぶりのDANCEバトルに、震えるほどの緊張とワクワクがバトルが終わるまで続いた。  結果は言うまでもなく。正直悔しさもありますが、何よりあの時のメンバーであの瞬間にしかできないDANCEを誰一人手を抜くことなく全力で踊れたことが、とにかくうれしかったし、心から楽しかった。  FootworKINGZのメンバーはCHICAGOという土地でギャングになるかDANCEチームに入るか、そんな厳しい環境の中でDANCEを選び、自分を表現している。とにかくDANCEを愛しDANCEと共に生きていることが、英語が分からない僕にも分かった。言葉のない表現、心も体もオープンにできるDANCEだからこそ、理解できることがたくさんありました。  最後にKINGCHARLESが言っていた「DANCE is a LANGUAGE…」。この言葉を体感できたことが2013年の僕の宝物です。FootworKINGZの皆さん、スタッフの皆さん、BOBBYさん、TAKUMA君、そしてUSAさん素敵な旅をありがとうございました。

ふなっしー 顔歪め「うれしいなっし~♪」

2013.12.12Vol.606未分類
  着うたなどのレコチョクによる「DIGITAL MUSIC AWARDS 2013」の授賞式が11日、都内で行われ、ビジュアル系エアバンドの金爆ことゴールデンボンバーがレコチョクランキング1位を獲得した。この日は、「着ボイス」部門で1位のふなっしーも登場。そろっての写真撮影では、金爆の樽美酒研二とふなっしーが健闘を讃えあうハグを交わし、ふなっしーも顔を歪めて喜んだ。 2年連続での授賞となった金爆。ボーカルの鬼龍院翔を始めメンバーそろってこの受賞に驚いて、「一発屋だと思われれいたけど、そろそろ2発目に行ってると思うんですよね。これからは二発屋と行って行きたい」と、トロフィーを手に今後の意気込みを語った。 ふなっしーは、いつも以上のテンションで大喜び。今年は、CDデビューを果たすなど、大ブレーク。ただ、「やってみて、音楽は大変だなって思ったなっし~♪......プロモーションとかガンガンいれられるなっし~♪」。来年はゆっくりしたいそうで、「ご当地キャラの活動をちゃんとやっていきたいなっし~♪」と話していた。年末年始の予定は「南の島に行くなっし~♪」だそう。 受賞式には、新人アーティストランキング(ダウンロードシングル部門)で、男女混成ユニットのケラケラ。アルバムランキングでのEXILEを代表してMAKIDAIも出席した。

長与千種が来年3月『That’s 女子プロレス』でリング復帰

2013.12.11Vol.606未分類
 長与千種プロデュースによる女子プロレスのイベント『That’s 女子プロレス』(2014年3月22日、東京・大田区総合体育館)の開催発表記者会見が11日、東京都内で開催された。  同イベントは長与と同じ長崎県出身の後輩レスラー・KAORUの復帰戦をきっかけに企画されたもの。  KAORUは3年前に試合中に右かかとを負傷。救急搬送で手術を受けたが、その手術時に感染症になり骨髄炎を併発。一時は再起が危ぶまれたが、不屈の精神でケガと病を克服。今回の復帰となった。  メーンで井上貴子(LLPW-X)、浜田文子(ZABUN)と組んで、神取忍(LLPW-X)、里村明衣子(仙台ガールズ)、X 組と対戦する。  今大会には長与の世代から現在活躍中の世代まで全部で28人の女子レスラーが参戦する。長与自身は選手としてはリングに上がらず、歌で大会を盛り上げようとしていたのだが、第1試合の6人タッグマッチに出場するダンプ松本が対戦相手のXに長与を指名。「何プロデューサー気取ってんだ。お前が出ろ」と渋る長与を竹刀でメッタ打ちにすると長与もついに観念。「分かった。お前の相手務めてやる」とリング復帰を決断した。

“そうだったのか、現代スパイ”!? 池上彰、映画字幕初監修に挑戦

原宿でこだわりの水を体感できるカフェ

楽天田中、イチロー、長嶋&松井がレゴに!

2013.12.11Vol.606今日の東京イベント
 台場のレゴランド・ディスカバリー・センター東京では、「レゴ アート展~2013年を彩ったスポーツニュース~」を開催中だ。  2014年、スポーツ紙の1面を飾ったニュースをレゴブロックで再現した巨大アートを展示するもの。東北楽天ゴールデンイーグルスの球団史上初の日本シリーズ優勝、イチロー選手の日米通算4000本安打達成、そして長嶋茂雄氏と松井秀喜氏の国民栄誉賞を、日刊スポーツ新聞の記事をもとに、マスター・ビルダーの大澤よしひろが1カ月の制作期間を経て制作した。 2014年1月5日まで。詳細は公式サイト(http://www.legolanddiscoverycenter.jp/tokyo/)で。

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

中川翔子 パズドラ9連鎖で「すてきなクリスマス」

2013.12.10Vol.606未分類
  中川翔子が10日、都内で行われた、ニンテンドー3DS用ゲーム『パズドラZ』の発売記念点灯式に出席した。クリスマスにあわせて「しょこたんサンタで光臨」した中川は、「人生で一番キラキラしたすてきなクリスマス。夢みたいです」と挨拶。イベントに駆け付けた子供とゲームをプレーすると、見事な9連鎖を達成し、さらにすてきなクリスマスを演出した。 中川はゲームの主題歌『さかさま世界』を担当。ゲームの主題歌は「念願だった」そうで、「夢と希望が詰まったゲームの主題歌を歌わさせていただくなんて最高!」と、コメント。生パフォーマンスを披露して盛り上げた。 元気いっぱいの中川だったが、クリスマスの予定を聞かれると、「去年はぼっちでチョコレートを作っていた」としんみり。「今年は難しい料理を作りたい」と意気込みも語った。この日の会場に隣接する東京ドームシティアトラクションズは、子供のころから「結婚する人とデートをしたいと思っている」場所だといい、「スカイフラワーで熱いベーゼを交わしたい」と熱望していた。『パズドラZ』は、12日発売。

クリスマスイルミネーションを走って満喫! 

2013.12.10Vol.606今日の東京イベント
 クリスマス気分を盛り上げるクリスマスイルミネーション。今シーズンは新しいアングルで堪能してみては? 一般社団法人日本スポーツ&ボディ・マイスター協会では、クリスマスイルミネーションを巡るランニングイベント『クリスマスイルミネーションJOYRUN』を12月14、17、21日に開催。テーマをもって走るランニングイベント「ジョイラン」の一環で行われるもので、ガイドと一緒にゆっくり楽しく走るというもの。 14日のイベントでは、東京タワーや汐留、銀座方面をランニング。21日は、東京タワーを軸に、ミッドタウン、六本木、恵比寿、表参道などを走る。17日はミステリージョイランと題して六本木をスタートし、さまざまなエリアを巡るという。  参加料はすべて、保険料込みで2900円。参加応募や詳細は公式ウェブサイト(http://www.body-meister.co.jp/)から。14日のイベントの申し込みは10日まで。

「HUNTER × HUNTER」の世界観に浸れるイベント

2013.12.09Vol.606今日の東京イベント
 期間限定イベント「HUNTER × HUNTER in J-WORLD TOKYO」が13日にスタートする。映画『劇場版 HUNTER × HUNTER―The LAST MISSION―』の公開を記念して行われるもので、「ヒソカのバンジーガムピザ」「クラピカの律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)ケーキ」など作品の世界観を味わえるオリジナルデザートやフード、常設のミニアトラクション「カード×ヲ×イレロ」に劇場版デザインの新景品が登場する。また、人気キャラクターのゴン(30日)とキルア(31日)も来場する。「J-WORLD TOKYO」はマンガ雑誌『ジャンプ』の世界観のなかで遊べるテーマパーク。詳細は、公式サイト(http://www.namco.co.jp/tp/j-world/)で。©POT(冨樫義博)1998年-2011年 ©VAP・日本テレビ・マッドハウス©POT(冨樫義博)1998年-2013年 ©ハンター協会2013

鈴木寛の「2020年への篤行録」  第2回 高校生がソーシャルプロデュース

2013.12.09Vol.606COLUMN
 都心部はイルミネーションがきらめき、いよいよ年末モードに入ってきました。皆さんもそろそろ来年に向けた展望を描き始めていることでしょうが、ソーシャルプロデュースで新しい息吹を感じさせるイベントがあります。NPO法人カタリバ(杉並区)が12月14日、『全国高校生MY PROJECT AWARD 2013』を日本橋で開催します(http://www.katariba.or.jp/news/2013/11/22/2427/)。  この催しは、全国各地の地域社会が抱える課題を解決しようと奮闘している高校生の取り組みを評価し、特に優れた実績のある生徒には表彰します。米国では80年代から学校での学びを生かした社会貢献活動が普及していましたが、日本でも近年、松蔭高校(兵庫県神戸市)が「ブルーアースプロジェクト」と銘打ち、ウォームビズや食品ロス削減の推進といった環境保護活動をするなどソーシャルプロデュースを行う高校生が着実に増えております。メディアに注目されるような事例は私立校が多く、公立校にももっと広げていくことが課題ですが、今回のアワードを機に高校生世代のソーシャルプロデュース活動がさらに注目されてほしいものです。  それにしても、私が慶応SFCで教えていた90年代を振り返ると、高校生の社会起業志向が広がりを見せていることには隔世の感があります。当時は、阪神大震災を機にNPOの存在が注目され始めたものの、社会貢献活動の大半はボランティアベース。ビジネス的な持続可能性を追求した動きは本当に少なく、私の教え子を始めとする大学生たちがパイオニアでした。アワードを主催するカタリバは教育格差の解消に取り組んでいますが、代表理事である今村久美さんはまさにそうした学生たちのリーダー的存在。同世代である駒崎弘樹君(NPO法人フローレンス代表理事)は、今や子育て問題の「論客」として活躍中です。  高校生や大学生の間にソーシャルプロデュースを経験することで、利害や矛盾といった社会の複雑な構造を肌で感じることができ、問題解決のために自分の頭で思考する貴重な機会になります。卒業後の進路が、社会起業家にはならなかったとしても、正解や前例のないプロジェクトに挑む地力が身に着きます。 (元文部科学副大臣・前参議院議員)
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

鈴木寛の「2020年への篤行録」  第2回 高校生がソーシャルプロデュース

2013.12.09Vol.606COLUMN
 都心部はイルミネーションがきらめき、いよいよ年末モードに入ってきました。皆さんもそろそろ来年に向けた展望を描き始めていることでしょうが、ソーシャルプロデュースで新しい息吹を感じさせるイベントがあります。NPO法人カタリバ(杉並区)が12月14日、『全国高校生MY PROJECT AWARD 2013』を日本橋で開催します(http://www.katariba.or.jp/news/2013/11/22/2427/)。  この催しは、全国各地の地域社会が抱える課題を解決しようと奮闘している高校生の取り組みを評価し、特に優れた実績のある生徒には表彰します。米国では80年代から学校での学びを生かした社会貢献活動が普及していましたが、日本でも近年、松蔭高校(兵庫県神戸市)が「ブルーアースプロジェクト」と銘打ち、ウォームビズや食品ロス削減の推進といった環境保護活動をするなどソーシャルプロデュースを行う高校生が着実に増えております。メディアに注目されるような事例は私立校が多く、公立校にももっと広げていくことが課題ですが、今回のアワードを機に高校生世代のソーシャルプロデュース活動がさらに注目されてほしいものです。  それにしても、私が慶応SFCで教えていた90年代を振り返ると、高校生の社会起業志向が広がりを見せていることには隔世の感があります。当時は、阪神大震災を機にNPOの存在が注目され始めたものの、社会貢献活動の大半はボランティアベース。ビジネス的な持続可能性を追求した動きは本当に少なく、私の教え子を始めとする大学生たちがパイオニアでした。アワードを主催するカタリバは教育格差の解消に取り組んでいますが、代表理事である今村久美さんはまさにそうした学生たちのリーダー的存在。同世代である駒崎弘樹君(NPO法人フローレンス代表理事)は、今や子育て問題の「論客」として活躍中です。  高校生や大学生の間にソーシャルプロデュースを経験することで、利害や矛盾といった社会の複雑な構造を肌で感じることができ、問題解決のために自分の頭で思考する貴重な機会になります。卒業後の進路が、社会起業家にはならなかったとしても、正解や前例のないプロジェクトに挑む地力が身に着きます。 (元文部科学副大臣・前参議院議員)

腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ! しまね観光大使 後藤希さん、藤田麻紀子さん

2013.12.09Vol.606未分類
 今年は出雲大社で60年ぶりの「平成の大遷宮」が行われたこともあり、島根県が盛り上がっている。そこで、より多くの人に観光に訪れてもらおうと、来年の3月31日まで、「ご縁の国しまね」キャンペーンを実施。しまね観光大使が島根の魅力を語る。 「出雲大社は八百万の神が集まり、人の縁を結ぶと言われています。そこで島根県を“ご縁の国”として、キャンペーンサイトと公式facebookで観光情報発信などを行っています。サイトでは、ご縁スポットやご縁ランチなど、島根県内の“ご縁”に関する情報をお届けしています」(藤田) 「また、島根県とご縁のあるDAIGOさんをイメージキャラクターに“運は一瞬、縁は一生。”をキャッチコピーに、オリジナルPV“ご縁ムービー”を配信しています」(後藤)  県内で楽しめる“ご縁”にまつわるものは? 「県内の約60店舗で、創意工夫を重ねた和・洋・中、バラエティーに富んだ“ご縁ランチ”を提供しています」(藤田) 「一畑電車の車体に島根県観光キャラクター“しまねっこ”をはじめ、しめ縄、水引き、勾玉など島根にちなんだ8つのモチーフが描かれた“ご縁電車”しまねっこ号を運行中です。車内の床には“ご縁あみだくじ”や“隠れしまねっこ”などの仕掛けも。“隠れしまねっこ”をすべて見つけたら、素敵なご縁が見つかるかもしれませんよ(笑)」(後藤)  読者へプレゼントがあるとか。 「はい。キャンペーンを記念して、“ご縁の国しまね 朝ごはんセット”(宍道湖産しじみスープ、奥出雲産仁多米、山陰名産 素焼板わかめ、出雲海苔佃煮、島根県×鷹の爪 スーパーデラックス自虐カレンダー2014)を読者3名にプレゼントします。係名は「しまね」。たくさんのご応募お待ちしてます!」

長島昭久のリアリズム
緊急提言!「あるべき秘密保護法制とは何か」

2013.12.09Vol.606COLUMN
 およそ主権国家である以上、国家の存立と国民の安全を保障するため一定の秘密は必要であり、一定期間秘匿しておく必要性も認めます。実際、そういった認識に基づいて、民主党政権下で秘密保護法制の立法作業に着手しました。しかし、私は今回提出された政府原案を見たとき、残念ながら私たちが策定しようとした秘密保護法制とは根本的に認識が異なると感じました。基本的な制度の「設計思想」が異なるのです。  議論の大前提として、「行政の情報は、主権者たる国民のものである」という民主主義の根幹に関わる認識を今一度強調せねばなりません。だからこそ、私たちは、情報公開法と公文書管理法の改正案も併せて提案しました。民主主義社会において、「情報公開」と「秘密保護」という二つの公益のいずれも重要なのです。時間をかけて二つの重大な公益を満たす「一致点」を見出すというのが筋だと考えたからです。  その意味で、法案の致命的欠陥は、秘密の指定や運用について、他の先進民主主義国が持つような政府を監察する「第三者機関」の設置を想定していなかったことです。野党の指摘を受けまとめられた修正案では「付則」に秘密の指定や解除の基準等を検証し、監察できる新たな機関の検討が書き込まれましたが、いつまでにどのように検討するのか、本当に設置されるのか、まったく保証の限りではありません。これでは、実際に行政が決めた秘密が適正に運用・管理されているのか、国民の側から客観的に確認する方法がないままに「見切り発車」することになりかねません。  民主党は、独立行政委員会である「情報適正管理委員会」を設置して、政府が秘密を適正に管理するように監視するために、秘密の指定や解除、秘密を扱う公務員の適格性確認など運用基準の決定、調査・勧告、苦情の申出への対応、国会への報告など、その任務や権限なども具体的に規定した法律案を提出しました。秘密を取り扱う公務員が、不当な秘密指定の存在を知った場合、委員会に通報する義務も定めています。さらに、この委員会の独立性を担保するために、委員は国会が指名することとなっています。  政府は拙速を避け、秘密の指定、管理、解除、公開の適正性を担保する仕組みの充実に真摯に取り組み、国民の間に広がる不安や懸念を払拭すべきです。(衆議院議員 長島昭久) (お断り:今回は、「集団的自衛権」についてのシリーズを中断して、緊急提言とさせていただきました。)  

『黒執事』試写会に15組30名 

STAGE 12月はスズナリ三昧!?

2013.12.09Vol.606演劇・ミュージカル
モダンスイマーズ『死ンデ、イル。』  作・演出を担当する蓬莱竜太の作る作品は人が生きていく中で避けることのできない機微、宿命、時代性にあふれている。  その物語は時に重々しく、時に切ない。登場人物たちの背負わされた業の深さに、思わず前のめりになってその世界に引きずり込まれる感覚だ。  今回は消えてしまった「彼女」をめぐる物語。その「彼女」を演じるのは新劇団員となった坂田麻衣。劇団としては“無骨な男たちの集団”というイメージがあった彼らだが、今回初めて新劇団員として女優を迎えた。  これまで大規模なプロデュース公演や映像の世界での経験をホームである劇団公演にフィードバックしてきた蓬莱。劇団員としての女優の誕生で、製作過程に置いてより幅広い選択が可能になるに違いない。  また今回の公演から「より多くの方々にモダンスイマーズを、演劇を、知ってもらいたい」という思いからチケット代を一律3000円とするという大きなチャレンジを始めた。「一度演劇を見て見たかった」なんて人はもちろん、チケット代高騰でついつい演劇から足が遠のいている人にも朗報だ。  古山と小椋がWキャストでの出演となるので両バージョンを楽しんでもらいたい。 【日時】12月12日(木)〜22日(日)(開演は平日19時30分、土日15時。18日(水)と20日(金)は15時の回あり。21日(土)は19時30分の回あり。開場は開演30分前。当日券は開演の45分前)【会場】ザ・スズナリ(下北沢)【料金】全席指定 3000円【問い合わせ】モダンスイマーズ公演事務局(TEL:070-5556-2722[HP]http://www.modernswimmers.com/)【作・演出】蓬莱竜太【出演】古山憲太郎、津村知与支、小椋毅 西條義将、坂田麻衣【客演】松本まりか、西井幸人、宮崎敏行/高田聖子

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