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「ドックヤードガーデン」で180度体感型プロジェクションマッピング登場!

2013.07.22Vol.596今日の東京イベント
 近年、人気スポットなどで催され、多くの人を魅了している空間映像演出“3Dプロジェクションマッピング”。平面スクリーンでなく、凹凸のある壁面にも映像を投影できるため、東京駅や東京国立博物館といった既存の建築物の壁面に投影するイベントなども数多く行われ、大きな話題を呼んだ。  そんな中、なんと屋外では日本初となる“180度”のプロジェクションマッピングが登場した。それが、横浜ランドマークタワーの開業20周年企画に合わせて登場する「ドックヤード・プロジェクションマッピング」。ドックヤードガーデンは、かつて造船所のドックだった場所を広場にしたもので、国の重要文化財にもなっている。今回のプロジェクションマッピングは、ドックヤードの船型の形状を生かし、高さ10メートル・横幅約29メートルの石壁に沿って、180度に映像を投影するという、かつてない催しとなる。通常は正面のスクリーンや壁面を眺めるものが多い中、正面と左右に映像が投影されると、まるで映像世界の中に入り込んだかのような、非日常的な体験が味わえると、先月16日のスタートから大きな注目を集めている。  第1弾は『YOKOHAMA ODYSSEY』と題して、横浜開港から現代、そして未来のみなとみらいまでを表現する横浜ならではのストーリーで、歴史感あふれる冒険を楽しめるプログラムを上映。今後も順次、新たなコンテンツを入れ替えて、さまざまな映像演出を180度の迫力で楽しませてくれるとのこと。  夏休みの思い出作りにもおススメなプロジェクションマッピングのスポットになりそうだ。

「いつも流れていたのはチェット・ベイカーだった」 マット・ダスク

2013.07.22Vol.596未分類
 2007年のアルバム『バック・イン・タウン』で注目を集めた、マット・ダスク。21世紀のシナトラとも呼ばれる彼の最新作は『マイ・ファニー・バレンタイン チェット・ベイカー・ソング・ブック』。没後25周年を迎えた伝説的なジャズマン、チェット・ベイカーに捧げる作品だ。 「チェット・ベイカーは、セックス、ドラッグ、ロックンロールみたいなバッドボーイイメージで語られがちではあるけれど、彼のパフォーマンスは最高そのもの。もともと僕は、フランク・シナトラやナット・キングコールを聞いていたけれど、彼と出会ってからは、宿題をやるときも、ガールフレンドを部屋に招いた時でも、流れていたのはいつもチェットだった」  制作にあたって、最も苦労したのは「(チェット・ベイカーの)情熱をつかんで表現すること」だったという。 「彼のパフォーマンスっていつもハイに聞こえる。なんていうのかな、歌うということをシンプルに追求しているようにも思えるんです。シンガーとしての僕は、フレーズはどうしたらいいのかとかいろいろ考えがちだから歌う以外のことができないような状況を作ってみたりしました。レコーディングを夜中や朝早くにするとか、スコッチをなめてから歌ってみたり(笑)。その方法でいいレコードができたから、次は、ワインを引っかけてからレコーディングしようかな(笑)」  これまでの作品のなかでも特別なものになったという。マットは「聞いてくれた人が、(チェットの活躍した)当時に戻って、彼の音楽の魅力に再び触れてくれたらうれしいですね」と話す。  9月開催の東京JAZZ で再来日も決定。ステージでは八代亜紀とのデュエットも披露する。「みんなに喜んでもらえるステージにしたいと思っています」。

長島昭久のリアリズム「ポスト参院選の争点–憲法改正について」

2013.07.22Vol.596COLUMN
 前回から在外邦人の安全確保のための法制度をめぐる内閣法制局の憲法解釈の問題点について短期連載を始めたばかりですが、今回は、参院選直後ということもあり、いよいよこの秋にも政治日程に上がって来る憲法改正について私見を明らかにしておきたいと思います。  私は初当選以来、自らの重点公約として憲法改正を主張して参りました。もちろん、現行憲法は評価すべき点も沢山あります。しかし、いかんせん戦後の混乱期につくられたこともあり、60年余を経て当時の憲法制定者の予測をはるかに超えた新しい社会状況に対応しきれなくなって来たことは誰の目にも明らかです。したがって、新しい社会状況に鑑み、プライヴァシーの権利や環境権、知る権利、さらには犯罪被害者の人権など、「新しい人権」を憲法の明文規定に加えることにより、憲法の第一原理である基本的人権の保障をさらに深化させて行く憲法改正を否定する方はいないと思います。この点は護憲派の方々にも真剣に考えていただきたいと思います。  一方、第9条に象徴されるように、憲法条文と現実のギャップがますます拡大し内閣法制局を中心とする辻褄合わせの解釈改憲によって、かえって憲法が空洞化することに危機感を覚えます。他にも、特に統治機構をめぐる憲法規定には数多くの改善点があると思います。まず、二院制です。現行のように選ばれ方(選挙制度)も役割も同じ衆議院と参議院では、そもそも二院制の意味はなく、審議の停滞を招くばかりです。しかも、衆議院の多数によって内閣を構成する「議院内閣制」は、本来は政治を安定化させる仕組みであるにも拘らず、参議院が強すぎるため、衆議院に対する事実上の拒否権を行使することによりかえって政治が不安定化する事態を招いています。衆参の役割をガラリと変えるか、一院制にしなければ「ねじれ国会」の弊害は永遠に続くと思います。  また、地方分権も長らく叫ばれてきましたが、憲法92条以下の規定により自治体の組織も運営も財政もすべて国の法律によってがんじがらめの現状では、分権改革は掛け声倒れに終わってしまいます。今こそ「公共部門が負うべき責務は原則として最も市民に身近な公共団体が優先的に執行するものとする」との欧州自治憲章(欧州30カ国余が批准)に謳われた「補完性の原理」に基づいて憲法改正すべきです。すなわち、自助・共助を補完する公助はまず身近な自治体によって、それでも解決されない問題を広域自治体(たとえば、道州制)で、国は外交安全保障や通貨、教育水準の確保など限定的な役割を担うような真の分権社会を実現させるのです。(つづく) (衆議院議員 長島昭久)

宮崎駿、5年ぶりの監督作は大人を揺さぶる青春物語!

2013.07.22Vol.596映画
“戦闘機が大好きで、戦争は大嫌い”。これまでも『紅の豚』などで“飛行機愛”を表現してきた宮崎駿監督が、後に伝説となったゼロ戦の設計士・堀越二郎の半生をもとに、1920年代の青春を描く感動作。  今年は、50年来の友人でありライバルでもある高畑勲、宮崎駿両監督の最新作が、1988年に高畑作品『火垂るの墓』と宮崎作品『となりのトトロ』が2本立てで公開されて以来、25年ぶりに同年公開されるだけに、注目度も高い。  本作のもとになっているのは、数年前から宮崎監督が“自分の趣味”として描いていた、堀越二郎とゼロ戦誕生のエピソード。大正から昭和へ、生きるのに辛い時代を当時の若者たちはどう生きたのか。実在した堀越二郎と同時代の文学者・堀辰雄をモデルにして1人の主人公を生み出し、後に神話と化したゼロ戦の誕生を縦糸に、青年技師二郎と美しい薄幸の少女・菜穂子との出会いと別れを横糸に、完全なフィクションとして描く。主人公・二郎の声は新世紀エヴァンゲリオン』シリーズを手掛けた監督・庵野秀明が担当。ヒロイン・菜穂子役には瀧本美織。宮崎作品に欠かせない久石譲の音楽に加え、荒井由実の歌う『ひこうき雲』が映像とともにいつまでも心に残る。  二郎と菜穂子が愛と夢を握りしめ懸命に生き抜く姿は、閉塞感漂う現代を漠然と生きる大人たちの心を、強く揺さぶるはず。

吉川晃司 SAMURAI ROCK 「思いを込めて、全力投球」

2013.07.22Vol.596COLUMN
「暑い!」。スタジオに到着するなり飛び出したのは、クレイジーなまでの暑さへの怒りだった。「聞いた話だけど、南の海にしかいない魚が駿河湾まで来てるらしい……この暑さはおかしいよ、本当に。それなのに、やることはいっぱいで、パンパン、というよりもパンパカパーンだよっ!」と、苦笑いだ。  音楽、大河で、てんてこ舞い。前回のコラムで伝えたように、8月6日に広島・マツダスタジアムで行われるピースナイターでマウンドに立つ。始球式で投げ、『イマジン』を歌う。 「フォームはずいぶん改善されてきたんだけど、楽に投げるところまでは行ってないなあ。だって、まだ肩が痛い(笑)。本番でボロボロになっていないようにとは思ってるけど、今日も収録が終わったら練習。フォームが良くなった分、球威が落ちてるからさ。……120キロ出したいなあなんて、その前に失敗したりして。それはそれで笑ってもらえればいいか(笑)」  そこまで本気になる必要があるのかとは思うが、やると決めたら本気で臨むのが吉川。音楽活動も、俳優業も、そしてラジオのパーソナリティーも、震災にも原発問題にも政治にも、真摯に向き合う。その姿や生き方に多くの人が刺激を受けたり、元気をもらう。それを裏付けるメールがこの日も届いた。吉川の音楽が42.195キロを走り抜かせたという。 「この話もそうだけど、歌がきっかけで元気になったとか、つらいことを乗り越えられたとか、ファン同志で結婚しましたとか(笑)、そういう話を聞くと、歌ってきて良かったと思うし、冥利につきる。自分を表現するために始めた音楽だけど、ある程度の年になってくると、自分は勝手に育ったわけじゃないし、生かされてるってことが分かってきて、折につけ恩返しをしたくなるわけですよ」  今度の始球式にしても同じこと。 「8月6日だしね、そこで投げさせてもらう意味は大きい。俺は広島で育ったし、じいさんやばあさんからひどい話も聞いたりして、他の地方の人よりも知識はあると思う。けど、それくらいのことでさ。震災があって、福島のことがあったから、また考えるようになったけど、それまでは毎年8月6日が近づいてくると、被ばくだとか平和について考えるけど、終わったらまた来年って感じだった。だから、俺が、ピースナイターに参加することで、平和について考えることが少しでも広がるなら……多少、役に立ってるのかなって思うんだよ」  子どものころ、おじさんに焼きそばとコーラを買ってもらうのがうれしくて通った広島市民球場ではないが、当時は自らが立つことも考えられなかったマウンドで、吉川は思いを込めた一球を投げる。

『ムービー43』試写会に25組50名 

『エンド・オブ・ウォッチ』試写会に15組30名 

『最愛の大地』試写会に15組30名 

2013.07.22Vol.596映画
 ハリウッドのトップ女優として注目を集めるアンジェリーナ・ジョリーが、長編初監督に挑んだ注目作『最愛の大地』が、ついに日本で公開。オスカー女優という肩書きを持ちながらも、長年、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使として各地を訪れ、平和を訴える活動を続けている。そんな彼女が、今回プロデュースではなく自ら脚本を書き監督した本作品は、彼女だからこそ描くことができた、究極の愛の物語となっている。  セルビア系ボスニア人の警官・ダニエルと、ムスリム系ボスニア人の画家・アイラは、ごく普通の幸せな恋人同士だった。ところがあるデートの夜、爆発テロが起こり、その日から2人の運命は一変する。ムスリム系住民は次々とセルビア兵士に連行され命や尊厳を奪われるようになる。アイラもまた捕虜となるが、セルビア系ボスニア軍の将校になっていたダニエルに保護される。恐怖と愛の間で揺れるアイラ。周囲に知られないようアイラを守ろうとするダニエル。しかし激化する戦いに2人もまた飲み込まれていく…。  8月10日より新宿ピカデリー他にて公開。 『最愛の大地』試写会に15組30名   

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

オルフェーヴル凱旋門賞に再挑戦 ジェンティルは回避

2013.07.20Vol.596未分類
 競馬のGI5勝馬のオルフェーヴル(牡5・池江泰)が、昨年2着に敗れたフランス凱旋門賞(10月6日)に再挑戦することが11日、正式に決まった。オーナーのサンデーレーシングがホームページで発表した。  オルフェーヴルは6月13日に運動誘発性肺出血を発症して宝塚記念を回避。しかし、順調に回復したため、予定通りに凱旋門賞に参戦することになった。  凱旋門賞にはオルフェーブルのほかにもエイシンフラッシュ(牡6・藤原)、キズナ(牡3・佐々木晶)、ジェンティルドンナ(牝4・石坂正)、デニムアンドルビー(牝3・角居)、ナカヤマナイト(牡5・二ノ宮)の6頭が登録していたが、ジェンティルドンナは9日、参戦を回避したことが分かった。キズナは参戦の予定。

Jリーグ 来季から12チームでJ3発足決定

2013.07.20Vol.596未分類
 サッカーのJリーグは9日、都内でJ1、J2合同実行委員会を開き、2ステージ制やポストシーズンの導入を含むJ1リーグ戦の大会方式について協議した。結論が出なかったため、40クラブを地域別に4つに分け分科会のような形で議論を進め、9月の実行委で再び協議する。  クラブ側からは「大会方式変更後のメリットが分かりにくい」「サポーターへの説明が不十分」などの意見が出され、「拙速に進めるべきではない」との見解で一致した。実行委が行われた会場の外では、2ステージ制に反対するサポーターらの姿も見受けられた。  また16日に開始された理事会では、J2の下部リーグとなるJ3を来季から12チームで発足させることを正式決定した。総当たり3回戦の全33節で行い、シーズン後のJ2との入れ替え方法などは今後協議する。12チームの中にはJ1、J2の22歳以下の若手で構成する「特別参加枠(仮称)」を設けることも検討している。  J3は現在、J2との入れ替え戦がある日本フットボールリーグ(JFL)内にJリーグ入りを目指すクラブと、プロ志向のないアマチュアクラブが混在する不具合解消のため設立。すでにJリーグ準加盟を承認されたJFLの6クラブと、6月末の期限までに申請したJFL6、地域リーグ7の計19チームが参加を希望しており、今後はJ3ライセンス取得など条件を満たした中から参加チームが決まる。

サッカー東アジアカップが20日開幕

2013.07.19Vol.596未分類
 サッカーの東アジアカップが20日開幕した。女子のなでしこジャパンは20日の開幕戦で中国と対戦。25日に北朝鮮、27日に韓国と対戦する。男子のザックジャパンは2日目の21日に中国と対戦した後は、25日にオーストラリア、28日に韓国と対戦する。  今大会は国際Aマッチデーではないため男子は海外組の招集はなく、国内組での編成。柿谷曜一朗(C大阪)や豊田陽平(鳥栖)ら10人が初選出された。森重真人(FC東京)と大迫勇也(鹿島)はザッケローニ監督就任後、代表初招集となる。  3連覇を狙う女子は昨年のロンドン五輪で銀メダル獲得に貢献した14選手を含む現状のベストメンバーで臨む。澤穂希(INAC神戸)は左脚付け根の故障で外れた。

ゲイ、パウエルが薬物違反 世界陸上欠場

2013.07.19Vol.596未分類
 8月にモスクワで開催される世界陸上での活躍が期待されていたタイソン・ゲイ(米国)とアサファ・パウエル(ジャマイカ)が、ドーピング検査で陽性反応を示した。  ゲイは男子100メートルで世界歴代2位タイの9秒96を持つ。パウエルは全世界記録保持者。ともにウサイン・ボルト(ジャマイカ)のライバルとして注目を集めていただけに、世界陸上ファンにはがっかりな結果となってしまった。  大物選手に相次いで発覚したドーピング違反。しかし事態は世界選手権でボルトと競うべきスプリンターが不在になるだけではない。今後、明らかになる詳細によっては、短距離界全体の権威が失墜しかねない。  ゲイはドーピングに関してはクリーンな選手というイメージがある。  今回の件では「わたしは基本的に誰かを信頼しているが、それは裏切られた」というゲイのコメントが出ている。故意の接種を否定する発言だ。パウエルも「ルールを破るような物質を故意に摂取していない。不正の意図はなかった」という声明を出している。  しかしパウエルが陽性反応を示したとされるオキシロフリンについては、日本アンチ・ドーピング機構の浅川伸専務理事は「集中力を高める作用がある」と説明し「風邪薬でうっかり摂取した例は聞いたことがない物質。トップ選手はドーピング防止に非常に慎重なはずだが…」と首をかしげた。  反ドーピングの動きは世界的な広がりを見せており、日本でも今年度から抜き打ち検査を全体の60%に増やす目標を掲げたばかり。日本陸連の土江寛裕短距離副部長は「健康食品やサプリに混ざっている違反物質が表示されていないことがある。信頼の置けないものは安易にとってはいけない」と警鐘を鳴らす。  日本陸連では、中高生や代表選手の合宿の際に注意を喚起。禁止薬物の情報を更新しながら毎年、冊子にまとめ指導者らに配布している。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

ゲイ、パウエルが薬物違反 世界陸上欠場

2013.07.19Vol.596未分類
 8月にモスクワで開催される世界陸上での活躍が期待されていたタイソン・ゲイ(米国)とアサファ・パウエル(ジャマイカ)が、ドーピング検査で陽性反応を示した。  ゲイは男子100メートルで世界歴代2位タイの9秒96を持つ。パウエルは全世界記録保持者。ともにウサイン・ボルト(ジャマイカ)のライバルとして注目を集めていただけに、世界陸上ファンにはがっかりな結果となってしまった。  大物選手に相次いで発覚したドーピング違反。しかし事態は世界選手権でボルトと競うべきスプリンターが不在になるだけではない。今後、明らかになる詳細によっては、短距離界全体の権威が失墜しかねない。  ゲイはドーピングに関してはクリーンな選手というイメージがある。  今回の件では「わたしは基本的に誰かを信頼しているが、それは裏切られた」というゲイのコメントが出ている。故意の接種を否定する発言だ。パウエルも「ルールを破るような物質を故意に摂取していない。不正の意図はなかった」という声明を出している。  しかしパウエルが陽性反応を示したとされるオキシロフリンについては、日本アンチ・ドーピング機構の浅川伸専務理事は「集中力を高める作用がある」と説明し「風邪薬でうっかり摂取した例は聞いたことがない物質。トップ選手はドーピング防止に非常に慎重なはずだが…」と首をかしげた。  反ドーピングの動きは世界的な広がりを見せており、日本でも今年度から抜き打ち検査を全体の60%に増やす目標を掲げたばかり。日本陸連の土江寛裕短距離副部長は「健康食品やサプリに混ざっている違反物質が表示されていないことがある。信頼の置けないものは安易にとってはいけない」と警鐘を鳴らす。  日本陸連では、中高生や代表選手の合宿の際に注意を喚起。禁止薬物の情報を更新しながら毎年、冊子にまとめ指導者らに配布している。

KEYWORD 2013.7.5〜2013.7.18

2013.07.19Vol.596未分類
ビッグデータ  国内の企業が活用した個人の購入履歴などの膨大なデータを指す言葉。これらの情報を最大限利用できた場合、年間7兆7000億円に達するという試算が16日、総務省が公表した平成25年版「情報通信白書」で明らかになった。また小売業では販売促進や発注の最適化などで年間約1兆1500億円、渋滞予測による燃料費削減などでは約1兆4300億円の効果があると見込まれている。 影の銀行(シャドーバンキング)  政府の監督の目が届きにくいところで、金融商品を作り、お金を集め、民間企業などに貸す仕組み。麻生財務相は16日、中国での不透明な金融取引「影の銀行(シャドーバンキング)」問題について触れ、「(中国当局も含め)誰も実態は把握できていない状況が不安心理をあおっている」と警戒感を示した。さらに債務不履行が相次ぐなどの金融不安を懸念。先日の米中戦略・経済対話では、中国は事態の沈静化を強調していたが、米国は改革の継続を要請している。 被後見人選挙権訴訟  成年後見人が付くと選挙権を失うとした旧公職選挙法の規定をめぐる訴訟。17日、1審で敗訴した国が、被後見人の女性に選挙権があると確認する内容で原告側と和解した。訴訟では3月、1審東京地裁が「成年被後見人も主権者たる国民で、選挙権を一律に剥奪する規定を設けることは許容できない」として規定を「違憲」と判断。規定を削除した改正法が今月21日投開票の参院選から適用されたが、国側は「不正投票を防止するため、規定には合理性があった」との主張を維持、控訴を取り下げていなかった。 アレクサンドル・リトビネンコ  2006年前にロンドンで何者かに毒殺されたロシア連邦保安局(FSB)元幹部。リトビネンコ氏の暗殺に、ロシア政府が関与しているか否かを調査する死因審問が再開される予定だったのだが、12日の予備審問開廷の45分前に英政府が出廷拒否を突然通告。ロシアの国家的関与の有無が最大の焦点となっている審問だけに、ロシアとの関係改善に積極的に動いている英国のキャメロン政権の高度な政治判断が働いたものとみられている。 東証・大証統合  日本取引所グループ(JPX)は16日、傘下の大阪証券取引所の現物株市場を東京証券取引所に統合した。東証の上場企業数はこれまでの約1.5倍の3423社に膨らみ、世界3位に浮上。来年3月にはデリバティブ(金融派生商品)市場を大証に集約、両市場の商品力を強化して国際競争力を高める。  もっとも世界3位となった上場企業数は、必ずしも取引所の力量を示すとはいえず、取引所の規模を比べる際に一般的な上場企業の時価総額の合計でみると、東証は、世界最大のNYSEユーロネクスト傘下のニューヨーク証券取引所の4分の1程度。大証のデリバティブ取引も世界17位にとどまっている。 ホットライン  2カ国の首脳が緊急時に連絡が取れるように設けられている電話回線の名称。米中は第5回戦略・経済対話が11日閉幕したことを受けて、翌12日にオバマ大統領と習近平国家主席の特別代表との間にホットラインを開設するなどの合意文章を発表した。

『ガッチャマン』剛力彩芽「ミニスカ衣装じゃなくてホッ」

2013.07.19Vol.596エンタメ
 映画『ガッチャマン』の完成披露記者会見&舞台あいさつが16日、都内にて行われ、キャストの松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽、濱田龍臣、鈴木亮平と佐藤東弥監督が登壇した。  同作は、タツノコプロ制作の人気SFアニメを初めて実写映画化したもので、侵略者から世界を守るべく集められたある能力を持つ5人がガッチャマンとして戦う姿を描くSFアクション大作。  その見どころの1つがなんと総額2000万円というコスチューム“Gスーツ”。そのカッコよさは必見だが、難点は「着るのも脱ぐのも時間がかかって、1回トイレに行くと撮影が止まってしまう」ことだったと綾野が明かすと、松坂も「トイレはみんなで同時に行こうと、アクションしながら、メンバー同士で“トイレ、そろそろ?”と目で合図していました(笑)」と笑いながら振り返った。一方、紅一点の剛力は衣装が原作通りのミニスカートではなかったことに「正直、ホッとしました。でもガッチャマン世代の父親は悲しそうな表情でした(笑)」と明かした。また舞台あいさつでは、男性キャストが高さ5mから飛び降りるワイヤーアクションを観客の前で披露。「怖かった」ともらした松坂に、剛力は「私も飛びたかった」とうらやましがっていた。映画は8月24日より全国公開。

今週の一言 2013.7.5〜2013.7.18

“人”– 吉田昌郎 東京電力福島第1原発元所長

2013.07.19Vol.596未分類
 東京電力福島第1原発で、事故の復旧作業を陣頭指揮した元所長で東電執行役員の吉田昌郎(よしだ・まさお)氏が9日午前11時32分、食道がんのため都内の病院で死去した。58歳。健康診断で食道がんが見つかり、23年12月に所長を退任。24年3月に手術のため入院し6月に退院したが、7月に脳出血で倒れ、自宅療養を続けていた。  事故後の被曝(ひばく)放射線量は約70ミリシーベルト。東電は放射線医学総合研究所の見解として「事故による被曝が(がん発症に)影響した可能性は極めて低い」としている。  東工大大学院修了後、昭和54年に東電に入社。原子力技術畑を歩み、平成22年6月、福島第1原発所長に就任した。事故直後から、収束作業を原発敷地内の免震重要棟で指揮した。  首相官邸の意向を気にする東電本店から原子炉冷却のための海水注入の中止を命じられた際、独断で続行を指示、事態の悪化を防いだ決断が評価された。一方、政府の事故調査・検証委員会は震災前の原子力設備管理部長時代、防潮堤など津波対策を先送りしたと指摘している。  事故発生から病気療養で退任するまでの約250日間、寝る間も惜しんで未曽有の原発事故に対応。厚い人望で作業員をまとめただけでなく、事故の「生き証人」でもあった吉田氏。各方面から、その死を悼む声が聞かれた。

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