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実写化『秒速5センチメートル』に松村北斗「恐ろしかった」高畑充希「恐怖が8~9割」

2025.08.27 Vol.web original

 

 映画『秒速5センチメートル』(10月10日公開)の完成報告会が27日、都内にて行われ、俳優の松村北斗、高畑充希、森七菜らキャスト陣と奥山由之監督が登壇。松村と高畑が国内外で熱烈なファンを持つアニメの実写化へのプレッシャーを語りつつ、原作者の新海誠監督からの絶賛を喜んだ。

『君の名は。』など数々の大ヒット作を生み出してきた新海誠の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』(2007年)の実写映画。主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を、幼少期、高校生、社会人の3つの時代で描く。

 新海ワールドの原点とも言われ、公開から18年経った今も熱烈なファンを持つ原作の実写化に、主人公・遠野貴樹を演じた松村が「恐ろしいなという感情がいの一番に湧き上がってきましたね。生身の人間になるんだというワクワク感と得体のしれない恐ろしさ、あこがれていた遠野貴樹を僕なんかがやるんだという恐怖が同時に襲ってきた」と振り返ると、ヒロイン・篠原明里を演じた高畑も「原作では大人になった明里はほとんど登場しないんですよね。私も原作を拝見していて貴樹目線で見ていたキャラクターで、マドンナ的存在。自分に話が来たときは何かの間違いだろうと思いました。恐怖が8~9割くらいでした」。

 大きなプレッシャーを感じながらも、奥山監督や共演陣との信頼とともに挑戦を振り返った一同。

 原作アニメを手がけた新海監督も「自分でも驚いたことに泣きながら見ていた。作っておいてよかったと心から思えた」と大絶賛のコメントを寄せており、新海監督と一緒に完成作を見たという松村は「僕も新海さんも何か分からないけど涙が出てきて。この映画に入る前に“北斗くんの貴樹を見たいですね”と言ってくださったことでチャレンジできた。でも見たかった貴樹になっていただろうか、と。でも新海さんが“北斗くんが貴樹でよかった”と。怖かったハードルを飛び越えさせてくださった」と新海監督に感謝。

 そんな松村に映画オリジナルキャラとなる科学館の館長・小川龍一役を演じた吉岡秀隆は「北斗くんと貴樹くんが一緒になる瞬間を見て泣けてきた」と感嘆し「だから北斗くん自身のことは知りたいのに知りたくないというか…僕の中で大事にしたい人」。吉岡の言葉に松村は「ちょっとピンとこない(笑)」と首をかしげつつ「いろんな姿を見ていてくださったんだなとうれしい」と感激していた。

 この日の登壇者は松村北斗、高畑充希、森七菜、上田悠斗、白山乃愛、宮﨑あおい、吉岡秀隆、奥山由之監督。

「アカデミー賞って賞金ある?」佐々木蔵之介、山崎貴監督に直球質問

2024.03.20 Vol.web original

 

 公開中の映画『ゴジラ-1.0』のアカデミー賞受賞記念舞台挨拶が20日、都内にて行われ、俳優の神木隆之介、浜辺美波、青木崇高、吉岡秀隆、佐々木蔵之介と山崎貴監督が登壇。キャスト陣がTVリポーターになり切って山崎監督を質問攻めにした。

 1954年に登場したゴジラの70周年記念作品、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目となる最新作。3月11日(日本時間)に行われた第96回アカデミー賞授賞式でアジア映画初となる視覚効果賞を受賞した。

 キャストに続いて山崎監督がオスカー像を手に登壇すると、観客も拍手喝さいと大歓声でアカデミー賞受賞を祝福。

 キャストたちも受賞の瞬間や反響を振り返り、順番にオスカー像を持たせてもらい感激しきり。

 この日は、そんなキャスト陣が山崎監督を“直撃取材”。浜辺が「“東宝芸能”の浜辺です。オスカー像はどちらに飾られるんですか?」、「“三丁目芸能”の吉岡です。受賞した日はどんな夢をご覧に?」などTVリポーターになり切ったキャストたちに会場も大笑い。

 そこに佐々木が「いろんな人から聞かれたんですけど…アカデミー賞って賞金ってあるんですか」と素朴な疑問を直撃。すると山崎監督は「賞をとらなかった人たちは、数百万円くらいのお土産をもらえるらしいんですけど、僕たちは“とったので無いです”と言われました。ちょっと楽しみにしてたんですけどね(笑)」。

 さらに佐々木から「そのオスカー像は日本円にしたらいくらくらい?」と聞かれると山崎監督は「プライスレス」とニヤリ。

「たくさんの人にいじられた」という受賞後の英語スピーチについて青木から聞かれると、山崎監督は「五分五分だと思っていたので、直前に通訳の人に書いてもらったが、前もって読んでいなかったので焦っていたのと、字が汚くて壇上で読めなかった」と明かし、会場も大笑い。吉岡から「せっかくシュワルツェネッガーさんがプレゼンターだったんだから“I’ll be back”って言ってほしかった」と言われると監督は「そんなシャレたこと言える状況じゃなかった」と苦笑。

 山崎監督は、スピルバーグ監督とも対面。「ゴジラのフィギュアを2体持っていったら“それどこで買えるの?”と聞かれたんですが、一番くじ(キャラクターくじ)の非売品で。そう言ったら“そうか…”みたいな顔をしているから、どちらかあげますと言ったら“いいの!?”って、すごい悩んで。今スピルバーグの家には一番くじA賞のゴジラがあります」と明かし「何がうれしかったって、スピルバーグの心の中にまだ少年が残っているということ」と巨匠との邂逅を振り返っていた。

 

神木隆之介、浜辺美波らが黄金のオスカー像を手渡しリレー

2024.03.20 Vol.web original

 

 公開中の映画『ゴジラ-1.0』のアカデミー賞受賞記念舞台挨拶が20日、都内にて行われ、俳優の神木隆之介、浜辺美波、青木崇高、吉岡秀隆、佐々木蔵之介と山崎貴監督が登壇。山崎監督がアメリカから持ち帰ったオスカー像をキャストたちが順番に手に持ち感激をあらわにした。

 1954年に登場したゴジラの70周年記念作品、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目となる最新作。3月11日(日本時間)に行われた第96回アカデミー賞授賞式でアジア映画初となる視覚効果賞を受賞した。

 オスカーを手に登壇した山崎監督に、キャスト、会場が拍手喝さい。神木は観客を巻き込んで「世界のタカシー!」

 キャスト陣が興奮の面持ちで受賞の瞬間と反響を振り返った一方、1人吉岡は「僕、知らなくて。いつも行くコンビニの店員さんから“やりましたね、オスカー”と言われて“取ったんですか!?”って」と明かし会場を笑わせた。

 そんなキャストたちもオスカー像を持ってみることに。山崎監督から手渡された佐々木は「皆さん、よくこう(握るように)持っているけど、確かにこう持つのが一番持ちやすい」と感心。浜辺は「(帰国会見で)私は持たせてもらったので」と言い、次は神木の手に。神木は「重い!この重さにいろんな思いがつまっているんだな」と感嘆。吉岡も「こんな幸せな経験をさせていただけるとは」、青木は「15歳でスカウトされてから…」と受賞スピーチを気取り笑いをさらった。

 さらにこの日は、キャスト陣が芸能リポーターになり切って山崎監督を“取材”。神木から「“世界のタカシ”から“宇宙のタカシ”を目指されるということで。今後『スター・ウォーズ』を撮りたいという夢は?」と聞かれた山崎監督は頬を緩ませつつ「撮りたいと言って撮れるものじゃない」と苦笑していた。

「ハリウッドにフロムジャパンの力を見せつける」『ゴジラ-1.0』異例の全米公開 日本では『シン・ゴジラ』対比265%の超ヒット

2023.11.03 Vol.web original

 

 映画『ゴジラ-1.0』の初日舞台挨拶が3日、都内にて行われ、俳優の神木隆之介、浜辺美波らキャストと山崎貴監督が登壇。主演の神木と山崎監督が北米公開に向けて意気込みを語った。

 1954年に登場したゴジラの70周年記念作品、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目となる最新作。

 作品鑑賞後の観客の大喝采に感激しきりの一同。山崎監督は「子どものころからゴジラが好きで、50年来の夢が叶った」と感慨深げに語りつつ初日を迎えた感想を聞かれ「長いこと“ゴジラを撮りたい人”で来たのが、もう“ゴジラを撮った人”になっちゃってさみしくなってしまった。嫁に出しちゃった気分。もう1本くらい撮らせてほしい」とアピールし観客も賛同の大拍手。

 公開までほとんどの情報が伏せられていたため、取材にも苦労したと振り返るキャストたちも、この日は鑑賞後の観客に向け撮影の苦労話や裏話を次々と披露。

 佐々木蔵之介が「本当にゴジラの音がすごい。あれは球場を貸切って十数カ所から音を流して、それを録音したと聞いた。だから響きがめちゃくちゃいいんです。今CMで“グア~”って言ってるあれ、こうやって撮ったんだぞと自慢してます」と明かすと、浜辺美波も「今までのゴジラは手がこう(下)で、『シン・ゴジラ』(2016)はゴッドだから手が上に向いていて、今回は横を向いてるんだと聞いて、ちょっと誇らしげに“らしいよ”って自慢してます」と言い、山崎監督が「今回は神と獣の中間だから」と解説。

 全国522館で封切られ、公開初日15時時点で、興行収入は『シン・ゴジラ』(興行収入82.5億円)の265%を記録する大ヒットスタート。北米でも、邦画実写では異例の数となる1500館以上での公開が決定しており、日本だけでなく海外でも注目度急上昇ランキングで1位を獲得。山崎監督と神木は来週の北米プレミアに参加するとのことで、山崎監督は「大分、ハリウッドに荒らされてますからね、ゴジラ。フロムジャパンの力を見せつけてきますよ」と意気込みつつ「アメリカの人たちの反応が楽しみ。本家ですから堂々と行ってこようと思います」。神木も「日本の文化やゴジラがどういう存在なのか、どう見えているのか肌で感じるのが楽しみ」と期待を寄せつつ、監督から「全部英語であいさつを」と言われると「できないできない(笑)」と苦笑していた。

 この日の登壇者は神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介、山崎貴監督。

 

 

「浜辺美波さんをエスコートしてと言われたのに」神木隆之介 ゴジラに見守られ和気あいあい

2023.10.18 Vol.web original

 

 映画『ゴジラ-1.0』のワールドプレミアイベントが18日、新宿歌舞伎町・ゴジラロードにて行われ、俳優の神木隆之介、浜辺美波ら豪華キャストと山崎貴監督が登壇。ゴジラに見守られながら和気あいあいとイベントを行った。

 1954年に登場したゴジラの70周年記念作品、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目となる最新作。

 神木は車からカーペットに降り立つ際に「浜辺さんをエスコートしてくださいと言われたのに、この人さっと降りちゃって。後で怒られるの僕なんですけど(笑)」と、朝ドラコンビでもおなじみのヒロイン役・浜辺美波に苦笑。浜辺は涼しい顔で「降りやすい車だったんです(笑)」と返し、会場の笑いをさそった。

 一方、子役時代の神木と共演経験のある吉岡秀隆は「神木くんが本当にしっかりしたな、と思って。こうしてレッドカーペットを一緒に歩けるなんて。こんなにうれしい日はない。最初に会った時は4年生だった」と感慨深げ。神木も「“Dr.コトー”のときはコトー先生だったけどこの作品から秀さんと呼ばせていただきました」と今回の共演に感激しきり。

 ゴジラの脅威を圧巻の映像で描く本作とは一転、ゴジラに見守られたレッドカーペットは終始、和気あいあいとした雰囲気。初お披露目となる巨大ゴジラトラックも登場し、一同は仲良く自撮りで盛り上がっていた。

 この日の登壇者は神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介、山崎貴監督。

『ゴジラ-1.0』は11月3日より公開。

神木隆之介「唯一見える絶望、それがゴジラ」浜辺美波は笑顔で「やっと会えた!」

2023.10.18 Vol.web original

 

 映画『ゴジラ-1.0』のワールドプレミアイベントが18日、新宿歌舞伎町・ゴジラロードにて行われ、俳優の神木隆之介、浜辺美波ら豪華キャストと山崎貴監督が登壇。ゴジラづくしのイベントで歌舞伎町を沸かせた。

 1954年に登場したゴジラの70周年記念作品、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目となる最新作。

 ゴジラロードに敷かれたのは今作のゴジラと同サイズである50.1mのレッドカーペット。巨大ゴジラヘッドに見守られたレッドカーペットに、主演・神木は「どこを見てもゴジラづくし」と感激。

 ゴジラの旗を手に盛り上がる観客にゲストたちも大喜び。安藤サクラは「新しいゴジラへの皆さんの期待を感じます」と目を輝かせたが、青木崇高は「ゴジラヘッドもそうですけど、ゴジラの旗を振ってるなんて正気の沙汰とは思えない。史上最強のゴジラですからね」と、本作のゴジラの脅威をアピール。

 神木も完成作に「ひと言では言い表せない。ああ、これが絶望と言うんだと思った。絶望って目に見えないものですけど、唯一見える絶望、それがゴジラ」と圧倒された様子。一方、ヒロイン役の浜辺は「本当にいる、やっと会えたと思いました」と目を輝かせ、2人のギャップに会場も大笑い。

 佐々木蔵之介は「不覚にも涙を流して最後、立てなかった。それくらいの絶望と、でも希望も見せていただいた。このときに、世界に向けて破戒の恐ろしさを発信する作品」と胸を張り、吉岡秀隆も「山崎監督の集大成と言っても過言ではない」。

 安藤サクラは「見ながら絶叫していました」と絶叫上映を提案。山田裕貴は「このゴジラは体感するゴジラ。本当にそこに存在するんじゃないかというゴジラになっています」とキャスト陣もかつてないゴジラ映画の誕生に興奮しきり。

 初お披露目となる巨大ゴジラトラックも登場し、一同大喜びだった。

 この日の登壇者は神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介、山崎貴監督。

『ゴジラ-1.0』は11月3日より公開。

『Dr.コトー』俳優引退していた剛洋役俳優16年ぶり今作限りの復帰に吉岡秀隆も感激

2022.12.16 Vol.web original

 

 映画『Dr.コトー診療所』の初日舞台挨拶が16日、都内にて行われ、吉岡秀隆、柴咲コウら豪華キャスト陣と中江功監督が登壇。16年ぶりにDr.コトーを演じた吉岡が、本作限りで俳優に復帰した原剛洋役・富岡涼との共演を喜んだ。

 山田貴敏の同名漫画を元に2003年にドラマ化し、国民的人気を博した名作ドラマ待望の映画化。僻地の離島に赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助と、島の人々との交流を通して命の尊さを描く。

 主演・吉岡は「僕が五島健助として白衣を着るのはこれが最後」と公開初日に感慨深げな表情。シリーズの魅力を聞かれると「“継承”だと思います。剛洋くんだったり、(髙橋海人が演じた)判斗先生だったり」と健助の志を受け継ぐ若手キャラクターたちの存在をあげたが「次は海人に任せて…。だって剛洋くんがね…」。

 ドラマシリーズで健助に救われた剛洋少年を演じていた富岡涼は、2006年に俳優業を引退。中江監督のオファーを受け本作限りということで、16年ぶりに俳優復帰を果たした。

 16年ぶりの共演に富岡も「Dr.コトーという作品自体が第二の故郷」と語り、父親役・時任三郎との再会について「立派になったな、と。大きくなったねと言われました」とうれしげ。

 そんな富岡の出演に吉岡も「うれしかったです。涼くんが一番コトーのファン。あのときはこういうシーンを撮りましたよ、とか本当によく覚えていて、それで助けられたことが多かった」と感謝。

“剛洋がそのまま大きくなったよう”という声が上がっていると伝えられると、吉岡が「ちゃんとやせたんだもんね(笑)」と暴露し、富岡が「15キロくらい。でもちょっと戻ってますね(笑)」と16年ぶりの役作りを笑いを交えて振り返っていた。

 この日の登壇者は吉岡秀隆、柴咲コウ、大塚寧々、髙橋海人(King & Prince)、生田絵梨花、富岡涼、泉谷しげる、筧利夫、小林薫、中江功監督。

 映画『Dr.コトー診療所』は公開中。

キンプリ髙橋海人「芸能界ってまだこんなに素敵なところが」吉岡秀隆からの“バトン”に感激

2022.12.16 Vol.web original

 

 映画『Dr.コトー診療所』の初日舞台挨拶が16日、都内にて行われ、吉岡秀隆、柴咲コウら豪華キャスト陣と中江功監督が登壇。16年ぶりにDr.コトーを演じた吉岡が新米医師役の髙橋海人(King & Prince)に、作品への思いを託した。
 
 山田貴敏の同名漫画を元に2003年にドラマ化し、国民的人気を博した名作ドラマ待望の映画化。僻地の離島に赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助と、島の人々との交流を通して命の尊さを描く。

 ついに劇場版の公開を迎えた気持ちを聞かれた主演・吉岡は「僕の気持ちなんかより皆さんの気持ちが大事です」と観客を見渡し「僕が五島健助として白衣を着るのはこれが最後なので、こうして皆さんに見ていただいて幸せです」と晴れやかな笑顔。

 吉岡はDr.コトーとの“別れ”を明言しつつ、新米医師・織田判斗役でシリーズに初参加した髙橋海人に「僕は次は海人くんに任せて『Dr.ハント』を、一お客さんとして見たいなと思ってます」と夢を膨らませた。

 吉岡からの“バトン”に髙橋も「今は荷が重いなという感覚ですけど“継承”ということで、頂いたたすきを堂々と掲げて作品のトップに立てるような俳優さんになりたいと思っているのでこれからも頑張りたいです」と頼もしい言葉。

 さらに髙橋の演技について、吉岡が「判斗先生のシャウトで涙があふれました。本当に素晴らしかった。あとはお任せします(笑)」と言えば、ドラマシリーズから演出を手掛ける中江監督も「変に皆さんに印象を与えても…と思って一切触れてなかったんですけど、素晴らしかったです。海人ブラボー! 髙橋海人じゃないと織田判斗はできなかった」と手放しでたたえた。

 髙橋は「え、ドッキリとかじゃないですよね(笑)」と戸惑いつつ「アイドルをずっとやってきて、やっと映像作品に出させていただけて。芸能界ってまだこんなに素敵なところがあるんだと知れて、そこから頑張ってやっていきたいと思ったので。その言葉を頂けて手が震えるかぎりです」と大感激。「生きててよかった。この作品に出れたことだけでも幸せなのに」と感無量の髙橋に、会場もほっこりしていた。

 この日の登壇者は吉岡秀隆、柴咲コウ、大塚寧々、髙橋海人(King & Prince)、生田絵梨花、富岡涼、泉谷しげる、筧利夫、小林薫、中江功監督。

 映画『Dr.コトー診療所』は公開中。

 

吉岡秀隆“16年ぶり”柴咲コウの印象は「目を見開いた観音様」映画『Dr.コトー』で夫婦役

2022.10.26 Vol.web original

 映画『Dr.コトー診療所』製作報告会見が26日、都内にて行われ、吉岡秀隆をはじめ柴咲コウら豪華ゲストと中江功監督が登壇。夫婦となったコトーと看護師・彩佳を演じた吉岡と柴咲が16年ぶりの続編で再会した互いの印象を語った。

 山田貴敏の同名漫画を元に2003年にドラマ化し、国民的人気を博した名作ドラマ待望の映画化。僻地の離島に赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助と、島の人々との交流を通して命の尊さを描く。

 主人公・コトーを16年ぶりに演じる吉岡秀隆は「また(コトー役を)やろうという気持ちがずっと心の中にあったのか」と聞かれると「ありません」とにべない回答で会場を笑わせつつ「ただ中江監督と会うたびに“コトーは今どうしてるだろうね”という話をしてくるので、監督の中では火が消えてなかったんだな、と。僕の火も焚きつけてくれた」と語り、中江監督も本作はシリーズの「集大成でもあり完結編。僕の中では最初で最後の続編だと思う」と胸を張った。

 一方、16年ぶりの続編に柴咲は「そこに対する不安はなかったですね。自分自身は久しぶりなんだけど、あの島は本当にどこかに存在していて、彩佳さんもずっと島にいて自然とコトー先生と一緒になったんだろうなと思えた」。

 本作では夫婦役として再会した吉岡と柴咲。吉岡は「柴咲さんはまったく変わってないと思います。凛としていて何というか、観音様みたいな優しさもあるんだけど…目を見開いた観音様みたいなちょっと怖い感じもあって」と独特な表現。柴咲も「ということは、最初のころは20代でしたけど、ふてぶてしかったでしょうね」と苦笑していた。

 この日の登壇者は吉岡秀隆、柴咲コウ、大塚寧々、髙橋海人(King & Prince)、生田絵梨花、泉谷しげる、筧利夫、小林薫、中江功監督。

 映画『Dr.コトー診療所』は12月16日より全国東宝系にて公開。

キンプリ髙橋海人 泉谷しげるに「NG出してもお前が悪いんじゃない」と助けられるも「逆にブーメランとなって僕に」

2022.10.26 Vol.web original

 映画『Dr.コトー診療所』製作報告会見が26日、都内にて行われ、16年ぶりにコトーを演じる主演・吉岡秀隆をはじめ柴咲コウら豪華ゲストと中江功監督が登壇。新米医師役の髙橋海人(King & Prince)が泉谷しげるから“助けられた”エピソードを笑い満載で語った。

 山田貴敏の同名漫画を元に2003年にドラマ化し、国民的人気を博した名作ドラマ待望の映画化。僻地の離島に赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助と、島の人々との交流を通して命の尊さを描く。

 コトー役の吉岡秀隆、その妻となった看護師・五島彩佳役の柴咲コウをはじめ、大塚寧々、泉谷しげる、筧利夫、小林薫も16年ぶりの続編出演に感慨深げ。大塚は「親戚が集まったみたいだった(笑)」と笑顔で再会を振り返った。

 新キャストとなる、新米医師役の髙橋海人は「自分の至らなさに打ちのめされて明日こそはと準備してまた打ちのめされてを繰り返しました。僕の中で限界を超えて120%頑張ったと感じています」。彩佳の後輩看護師役の生田絵梨花も「改めてすごい場所に入らせていただいたと感じて身震いしました」とベテラン陣とともに人気シリーズに挑んだプレッシャーを振り返った。

「全シーン大変だった」と振り返った髙橋は、司会の軽部真一アナウンサーから「30テイク近くやったシーンもあったとか」と聞かれると「バレてますか(笑)」と苦笑し、ベテラン陣と一緒のシーンで何回もテイク重ねたことに「神たちに見守られている感じでしたが生きた心地がしなかったです」。

 すると泉谷が髙橋に「お前ちゃんと言えよ。オレ助けただろ」と言い「何回も30ページのシーンをやるわけよ、そりゃ間違うよ。それはNG出してもお前が悪いんじゃない、台本と監督が悪いんだと、スタッフ全員謝れ!と、言って、謝らせたの。その恩義を忘れて…ちゃんと言えよ」。

 ぼやく泉谷に、髙橋は「うれしかったんですよ、助けていただいて。でもスタッフに謝れとか…その言葉が逆にブーメランとなった僕に帰ってくるという…」と恐縮しつつ本音を吐露し、会場も爆笑していた。

 この日の登壇者は吉岡秀隆、柴咲コウ、大塚寧々、髙橋海人、生田絵梨花、泉谷しげる、筧利夫、小林薫、中江功監督。

 映画『Dr.コトー診療所』は12月16日より全国東宝系にて公開。

佐藤健 生活保護制度の課題を問う最新作に「今の日本に投げかける意義のある作品」

2021.08.15 Vol.Web original

 

 映画『護られなかった者たちへ』の完成披露試写会が15日、都内にて行われ、佐藤健、阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、緒形直人、瀬々敬久監督が登壇。佐藤は「みんなでより良い国に、より良い生活を目指すにはどうするべきか、考えるきっかけとなる作品」と、生活保護制度の課題を見つめた本作への思いを語った。

 東日本大震災から10年目の仙台で相次いで発生した不可解な殺人事件の裏に潜む、切なくも衝撃の真実に迫る第一級のヒューマンミステリー。

 避難所で出会った老女のために生活保護を申請しようとしてトラブルになり放火事件を起こして服役していた容疑者・利根を演じた佐藤健は「東日本大震災がどれほどの被害と悲しみを我々にもたらしたか、今や日本中だけでなく世界中の人々が知るところとなっていますが、実際には震災そのものだけでなく、そこから波及したさまざまな問題が我々の日常を侵食していて、本作ではそのうちの、生活保護という制度に焦点を当て、撮影させていただきました」と語り「今の日本に投げかける意義のある作品になったと思います」と意気込みを見せ、瀬々監督も「『護られなかった者たちへ』というこのタイトルが現実にならないよう、この映画が少しでも力になれたら」。

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